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東京都港区・区民参画組織「まちづくり部会」
2024年度、東京都港区芝支所「まちづくり部会」に参加させて頂きました。初参加メンバーとして1年間活動させて頂き、この機会に多角的ではありますが、感想や多々感じたことを書かせて頂ければと思います。
まちづくり部会について
東京都港区の芝地区総合支所では、地域の特性を生かした魅力ある地域社会を形成するため、3つの部会が運営されています。まちづくり部会はその1つです。
まちづくり部会
地域の課題は、企業・学校を含めて、地域の誰もが参加して区と協働して解決していかなければなりません。海の環境汚染や地球温暖化の抑制などの環境に関する課題は、芝地区のまちづくりに関わるものです。芝地区を誰もが安全で安心して住み続けることができるまちにするために、芝地区のまちづくりについて検討し、実践します。
2024年度の企画と「ピリカ」
まちづくり部会において今期開催された「ピリカと脱プラスチック」~ごみ問題について考える~は、参加することができませんでしたが、大変魅力的な企画だと思いました。ピリカとは、ゴミ拾いSNS・アプリケーションのことです。
実は私自身「ピリカ」アプリを使用しており、街のクリーンアップ活動に参加した際には、拾ったゴミの情報をシェアしています。クリーンアップ活動は、対処療法的かつ効果が限定的であると理解しています。
例えば、green birdのとああチームでは、繁華街を掃除している最中に、たったの数秒でまたゴミが捨てられてしまうことがあり、イタチごっこであるとのお話を伺ったことがあります。もちろん、クリーンアップ活動は大切ですが、対処療法になってしまうことがあると思います。
そこで、私の心がけとしては、捨てられているゴミの傾向性を見ることです。ゴミを捨てさせないための対策を考え、行政に訴えています。さて、ピリカの話に戻りますが、横浜市では、同環境事業局がアカウントを持っており、同市で拾ったゴミの投稿に対してリアクションをしてくれます。
今後ともクリーアップ活動や環境配慮型の活動を進める上で、関係者からお話を伺う機会は重要だと思いました。つきましては、次年度の企画に期待いたします。
3つの部会について
私は、まちづくり部会に参加する際に、他に2つの部会があることを存じていましたが、まちづくり部会に可能を感じて参加させて頂きました。その3つの部会は、いずれの部会においても区民参画組織として、芝地区の地域社会を形成するために、区民が考え、話し合い、行動する場であるといえます。その点が私は3部会共通言語であることを認識しています。
今後の可能性として、3部会の連携により地域の魅力を体験できるイベントや防災・環境に関するワークショップなどを共同で開催することで、より多くの港区民の参加や関係人口増加を促し、地域全体の活性化に繋げることができるものと思いました。
また、地域課題の解決におけるスキームとしては、例えば地域コミュニティ部会が把握した地域課題をまちづくり部会がある特定分野における視点から解決策を検討し、まちの魅力発掘部会がその解決策を魅力的な情報として発信することで、広く港区民の理解と協力を得やすくなると思いました。このスキームは部会デバイドの是正や補完関係に関しての私的提案ですが、目標ないし着地点は港区民に対しての広く公益に寄与するものが大前提であると考えます。
社会的トランスフォーメーション
港区芝支所では「ご近所イノベータ養成講座」の地域での意義と貢献が見られます。
これは、場づくり・地域づくりなどのいわば社会的レイヤーの多重構造と、関係各所を強固に接続した社会的トランスフォーメーションといえ、持続可能性ないしは連続性を持たせることに一定の成果を挙げているものと思います。まちづくり部会においても地域での意義と貢献がより一層度合いを増すことを期待しております。
港区における「ファースト風土」現象
以前、私自身が港区に対して苦言申し上げました通り、今日デベロッパー任せのハード面のあり方について問題が生じているように見えます。これは、安い、早い、旨いの三拍子が揃う一方で、健康面(都市の健全さ)に問題が生じる「ファースト風土」現象であるといえます。地域の健忘症が実は港区のハード面にて先行して顕著に進行している可能性があると考えております。(note関連記事)
各社報道にある港区主導によるいわゆる「高齢者の連れ去り事件」も例外なく「ファースト風土」といえるのではないでしょうか。
さておき、今後のまちづくり部会においては3部会の中で最も活気に溢れ、各部会を牽引するぐらいの意識を持つことが重要だと考え、私も可能な限り寄与していきたいと思います。
さいごに
ここまでお読み頂き、心より感謝申し上げます。名称や横文字が多く難しさを感じられたかもしれません。もし、この投稿が「参考になった」「興味を持った」という方は、フォロー、スキを頂けると嬉しいです。
今後とも幅広く社会活動を展開しているソーシャルフィクサーとして様々な実践と実戦を投稿しますので、お付き合い頂けますと幸いです。