「考えない」「読まない」そしてきっと泣きを見る。ChatGPT活用メモ
背景事情(読まなくて良いです)
とにかく、考えず、読まず、最小のコストで最大の成果を得るための試行錯誤。いくら便利だろうと、活用には論理的な国語力を必要とする。私の家族は活用できるか?無理だね。
ChatGPTよ。我を救い給え。
対象の特徴
・論理的国語力が乏しい。短く単純な命令文なら作成、読解、実行できる。
・400文字を超える文章を差し出されると「読ませる気がない」などと主張する。短く簡単な文章なら、虫食い状態ながら読む。
・知能障害があるわけではない。単純に習慣と訓練と報酬の不足。
・「何とかしなきゃ」という焦燥に基づく行動力はある。何をすれば良いのかわからない。
・表層的な問題自体を認識し、言語化することはできる。「部屋が汚い」など。
・問題を整理したり深掘りするような知的作業には耐えられない。
・ステップバイステップのステップは、2歩まで可だが1歩が望ましい。「AにはBが必要。Bの詳細はC」などが、限界。
・ステップを3歩以上踏まねば意義を理解しにくい指示にはまず従わない。
・メモしない。
・選択の最も強い根拠は気分。次点で勘。計算の必要な根拠を出されると、フリーズしてその選択肢を無期限保留する。
かつての私の対応方法
・対話は常に命令形。「AのためにはBをしろ。Bで使うのはCだ」
・思いつく限りの、次善の対応策を挙げる。最適解はだいたい否定される
・数字で示すのは最終計算結果のみ
上記を考慮したプロンプト例
清潔感がない。たすけて。リストでひとこと
問題。要件。箇条書きかつ字数圧縮。
ほかには
問題解決策ガチャ。3回ぐらいやれば十分じゃないかな
どれから
優先順位をつけるのは割と高度な知的作業。これに従うとは限らないが、上位のものを印象に残せるし、気が向いたら下位のものを勝手に参照する。「優先順位をつける」というアイデア自体を思い出させる作用もある。
以上。
えっ、これだけ?と思うかもしれない。
これで十分だと思う。むしろ、これ以上の情報は有害。読解力の低い人にとって文字は大きな害である。読んだ結果の利益は固定だが、害は読むほど増えていく。
残念ながら私が実戦投入して試すことはできない。私の提案は、私が言ったということを根拠として、対象の選択肢から外されてしまう。私に聞くなGGRKSと怒り狂ったのはいつだったか。
ChatGPTを使いこなすには国語力を必要とするかもしれない。しかし、最も大きな恩恵を受けられるのは、国語力の低さゆえに教育から見離された人たちだと思う。
さて、私の家族向けのプロンプトを模索するのは一段落とする。次は、「人間の教師から見離された児童が国語を自主学習」できるプロンプトを模索してみるかな。特に「作文できない中学生」あたり。
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