家事効率化や分担事例の収集と定性分類1
記録方法
事例
雑感
軽減できそうな負荷分類
金銭の作用
家事分担割合への作用
以上の構成で大雑把に分析していく。
家事の労働負荷
肉体負荷 体力筋力の消耗具合。
頭脳負荷 思考時間の必要なもの。
時間負荷 家事に要する時間。家事を雑に捉えるならこれで良い。
感情負荷 我慢。ストレス。何もかもつらくなる。
管理負荷 個数だろうか?
分担負荷 属人性の強さ。
事例に金銭がどう作用しているか。
家事の担い手たる人数をn人としたとき、家事分担割合を、
独裁(個人上限100%) ⇔ 分担(個人上限(100+100/n)/2%) ⇔ 共同(個人上限100/n%)
として考え、事例がどのように作用するか雑に推測する。
引用記事1
1-1
便利な家電で家事コストを減らすという家事効率化の一大ジャンル。特に食事関係は日々の家事の中でも占める割合が大きい。
軽減すると考えられる負荷
管理負荷 火の管理をせずに済む
時間負荷 火元、熱源から離れても良くなる
分担負荷 火力や火の通し方の管理は結構難しい
便利家電の購入。金銭を家事効率に変換。一時的な出費で生きるための経常的コストを減らす。
家事分担度合い(独裁⇔分担⇔共同)を共同側に寄せる。
1-2
ほぼ調理済みな食事の配送サービスは最近だいぶ増えていますよね。記事内で紹介されているものは、おかず1品あたり500円前後でしょうか?食材買い出しや調理などをスキップできる。
他の家事も並行して行わねばならない状況ではコンビニ弁当を買いに行くのすら難しい場合もある。宅配冷凍惣菜は、栄養価等の面からも、カップラーメンより強そうに見える。
軽減すると考えられる負荷
肉体負荷 惣菜を1品作るには、食材の入手、調理、片付けが必要なので。
頭脳負荷 どんな惣菜を作るか考える
時間負荷 熱を通すのってほんと時間かかるんですよね。特に肉の加熱で誤ると食中毒ですし。
管理負荷 作る場合の食材の在庫管理など
分担負荷 温めるだけで食卓に並べられる
調理や食材購入(運搬)のほぼ外部化。金銭収入を調理及びそれに連なる家事に変換。経常的な出費で時間を買う。
家事分担度合いを共同側に寄せる。
1-3
便利家電。とてもわかる。私はお古な470Lを1人で使っているが、急病時などの予備分も置いているので余裕は30%も無い。丁寧に整理整頓して詰めれば容量の小さいものでも大丈夫だろうが、管理負荷や時間負荷が増す。詰めると奥にあるものを忘れてしまってもっと余裕がなくなる。分担負荷も上がる。
軽減すると考えられる負荷
肉体負荷 整頓時の移動が楽になる
頭脳負荷 整頓時のパズルが楽になる
時間負荷 整頓時間も短く済む
管理負荷 在庫に余裕があれば、うっかり補充し忘れても被害が無いか小さい
分担負荷 限界まで物を詰められた冷蔵庫は危険です……
便利家電の購入。金銭を家事効率に変換。一時的な出費で生活の経常的コストを減らす。
家事分担度合いを共同側に寄せる。
1-4
便利家電枠。油汚れを手洗いでしっかり落とすコツ(属人性)とか必要なくなるし、容量の大きいものならそのまま食器棚として使える。
軽減すると考えられる負荷
肉体負荷 食器は意外と重い。手洗いだと肌荒れもある。
時間負荷 流しに置く食器を手洗いしやすいよう整頓するのに要する時間と、食洗機に食器類を並べるのに要する時間はほぼ同じ
分担負荷 食器洗いのコツとか不要。
便利家電の購入。金銭を家事効率に変換。一時的な出費で生活の経常的コストを減らす。
家事分担度合いを共同側に寄せる。
1-5
言及されてるのは手入れの手間ですけど、それ以外にも、脱落した体毛って意外と掃除コスト重いんですよね。直接的な家事ではないけど家事コストを軽減している。
軽減すると考えられる負荷
時間負荷 私的な経験ですけど、腰まであるストレートロングから坊主頭にしたら、乾燥時間が20分から0秒になった。
管理負荷 掃除機のメンテコスト
嗜好や習慣の調整で生きるコストを減らす。本人の心的なバランスを崩さない限り有効。
家事の分担度合いにはたぶん影響しない。
1-6
ロボット掃除機は、掃除がけの一部を担ってくれるだけで全部やってくれるわけじゃないんですよね。床をロボット任せにして高所などをコードレスの軽量な掃除機で、と言った具合。損益分岐点は床面積に強く依存する。
乾燥までしてくれる洗濯機。ソロ生活なら本当に強いのですけど。それより注目すべきは
1-7
室内干しで済ませている。天気に左右されにくいのはとても強い。
軽減すると考えられる負荷
肉体負荷 運搬距離
管理負荷 天気、砂塵、虫の付着などのチェック
乾燥室+家具。家の建築選択時点から出費が必要。大きめの一時的出費で経常的コストを減らす。住み続けるほどコスパが良くなる。
分担度合いにはたぶん影響しない。
1-8
八つ当たりの対象を選べる場合、最も弱い者を選びがちな気がする。子どもが特に影響を受けやすいため、家事を外部化して八つ当たりを予防するという判断を強く支持したい。親だって人間ですから。記事を読む限り、「放棄」は文字通りの意味ではなく、冷凍惣菜を使ったりと言った具合だろう。私的には外部化するという判断自体も家事なので、放棄していないとみなせる。真の家事放棄とは、例えば、子供の食事を用意せず、勝手に用意したり食べることを許さず、お金も渡さず、長時間飢えさせておきながら自分だけは何か食べたり食べていなかったりするような状態である。
軽減すると考えられる負荷
感情負荷 我慢して頑張れるのは短い期間だけですし
分担負荷 家事外部化=疲労のサインだとわかっていれば援護すべきタイミングを見落としにくい
家事の外部化は、だいたい金銭で成される。
分担度合いを共同側に寄せる。
引用記事2
夫婦間での視点の違いなどを生活水準の向上に活用している。
2-1
私的には「非実務者は、実務者が無意識のうちに認知しているタスクの三分の一以下しか認知していない」であればすんなり同意できる。我が家には性別を逆にしたほうが真な組み合わせがある。いわゆる男性脳女性脳のチェックでは、両親は実際の性別と真逆の結果を出した。なお、私の父はSEで、母は兼業主婦である。この話で重要なのは、知らない家事領域があるということを互いに知ることである。
軽減すると考えられる負荷
感情負荷 誰かに働きを認められているとやり甲斐もある
分担負荷 知らない家事を担うことはできない
対話コストを払うことで家事遂行の冗長性を確保し、生活を安定化。
家事分担度合いを独裁から分担に寄せる。特に、衛生や掃除、整頓の基準についてあまり同質的でない相手と共に生活を向上させるのに有効な気がする。属人的ではあるが、多様性のおかげで共同より豊かになれる場面もあるだろう。
引用記事3
3-1
筆者のワンオペ育児という事情を考慮すると得心しやすい。成長していく子どものいる世帯は、子の成長にあわせて生活空間を逐一見直していくことになる。生活空間にモノが多いと柔軟性が損なわれやすい。
軽減すると考えられる負荷
管理負荷 保管しなくて良い
家事分担度合いを分担から独裁に寄せる。変更する本人には楽でも、ついていく人の順応コストを一時的に大きくする。ただし、もとからモノが少ないのなら大した問題ではない気がする。合理的な独裁。
3-2
これも子の成長にあわせて見直す部分だろう。例えば掃除。赤子が這う時期に掃除を怠れば赤子の服が雑巾の如き有様となる。
軽減すると考えられる負荷
肉体負荷 家事の総量が減る
頭脳負荷 家事の総量が減る
時間負荷 家事の総量が減る
管理負荷 家事の総量が減る
分担負荷 家事の総量が減る
分担以前の話なので度合いを考慮しない
3-3
車輪って素晴らしい発明ですよね。壁を収納に利用するのも良い。壁面には奥行きがないから、常に一覧できる形で物品をぶら下げたりすることになる。
軽減すると考えられる負荷
肉体負荷 転がせるのは本当に楽
頭脳負荷 見やすいなら覚えなくて良い
時間負荷 見やすいのはだいたい取りやすい
管理負荷 転がせるなら再配置も楽。見やすいので管理から漏れる物品が減る
分担負荷 見ればわかる
家事分担度合いを共同側へ寄せる
3-4
前述したが、見やすいのはとても重要。
軽減すると考えられる負荷
肉体負荷 奥から物を掘り出さなくて良い
頭脳負荷 見やすいなら覚えなくて良い
時間負荷 見やすくて取り出しやすい
管理負荷 特に在庫管理は見ればわかる
分担負荷 見ればわかる
家事分担度合いを共同側へ寄せる
3-5
家電などはメーカーから情報引っ張ってくるほうが網羅的で良いかなと思い始めた
とりあえずやってみた感想
これを続けていって辞典みたいにしたいのだけど、実用する際には負荷の種類から逆引きできないと探すのに苦労しそう。どうしよう。全体像すらわかってないのでとりあえず分析件数を増やしてみよう。