冬の上高地
毎年恒例の冬の上高地散策をしてきました。
昨年の内容はこちら(https://note.com/shidaeu/n/n53cbaf042ae4)です。
訪問したのが年初の大寒波の後であり、昨年とは打って変わってふかふかの新雪が大量に待ち構えていました。目にはうれしい限りですが、いざ歩くとなるとスノーシューが必須です。まあそれもいいものです。
今回は当初友人と二人で行こうと計画していたのですが、直前になり友人が行けなくなったということで、例年通り一人での入山です。
冬の上高地に行ったというと、「え?冬でも入れるんですか?」と聞かれるのですが、「入れる」→「バスが営業している」→「何だったら宿や土産屋も絶賛営業中」と思われる方が多く、「バスは走っていないですよ」と返事すると「え?じゃどうやって行くんですか?」と必ず聞かれます。「歩いて」と返すと「それは大変ですね」と返ってくるまでがセットになっているようです。なお、「バスや宿や店は開いていないけど、何か所かトイレは使える」という説明がわかりにくい人が多いようで、「使えるトイレは何か所かあるけど商売している人はいないので、すべて自給自足で」という説明をすることもあります。
さて、そんな冬の上高地ですが、最近はツアーの方が少しづつ増えてきたように感じます。更にはインバウンドの方々もいらっしゃるようで、どうしても声が大きくなってしまう中国語で会話されている方々のツアーを見かけることがここ数年の定番です。そんな昨今の流れを受けてなのか、入山時に環境省と地元の観光協会のアンケートを受けるようになりました。入山届出してくださいねという意図もあるのでしょうが、もしかして冬にもバスを走らせようとか考えているのかなあと思ったりもします。静謐な聖域ともいうべき冬の上高地なので、これ以上俗世間にまみれないようにしてほしいなとは思いますが、それはまあ私のわがままなのかもしれません。
今年から、田代池の先が通行止めになり、田代池から河童橋に向かうには、いったん大正池の近くまで戻って県道に入り込んで進むこととなり、ちょっとだけ遠回りとなりました。そのせいもあって、これまでは体力に余裕があれば明神池まで行っていたのですが、今回は河童橋で引き返すこととなりました。まあ、晴れていたのが午前中だけで、昼過ぎから雪がちらつき始めたので、早めに切り上げようと思ったのも事実です。
このあたりまでは天気も良かったのですが、だんだんと曇ってきて
という具合になり、このあたりから雪が降ってきたので撤収しました。
まあ、こんな年もあります。また来年。