Märchen von Zählen (VII)
前回「薔薇の塔で眠る姫君」
青き伯爵の城
イントロ
不安定な短いピアノの和音は
メルさんの足音が消えてから
それを引き継ぐように始まって
誰かが歩いているよう
でもやっぱり
ヒールが折れているのか
片っぽだけ裸足みたいな不安定さがある
そこに並ぶ硬質で可愛らしくも物悲しい旋律は
鏡の間でシンキングタイム のよう
メルさんが「越えてしまった」と言った途端
その足音が シンキングタイムが 終わる、、、
なんかゾワゾワする
もう一小節分あると気持ちいい気もする、、
うぉぉぉぉぉぉぉぉ
突然のロック
炸裂するキック 苛立ちの足音
笑う明夫
明夫?!?!?さん??だと?!?
貴方はナレーションというか
語り手の一人だと、、、え?
メルさんの足音→誰かの足音→明夫の足音
朧げな記憶
なんと!
Revo音楽でこんなお声の方もいらっしゃるのか
いやRevoさんはロックもお好きなんだろうなとは
思っていたが
とても新鮮!
いやどのお姉さんも毎回新鮮なんだけれども
この方は 今までにない
なんだろうな
彼女のお声には
確かにオーケストラよりもロックを当てたくなる
あまり他の方のお声で喩えるのも失礼だが
安室奈美恵さん とか浜崎あゆみさんにも感じる
ちょいやさぐれ感?酸いも甘いも経験者感?
女性が一度は憧れたことのあるお姉さんで
圧倒的女の理解者感
難波のお姉さん方とは違う方向で豹柄を着こなせる
高校在学中に運転免許とっているし
どう考えてもマニュアル車に乗っているお声
だけど不思議なのは
黒髪ストレート ピアスなし 敬語 みたいな
素直さ?上品さ?可愛らしさ?も感じて
なんかこっちが勝手にドキドキしてきて
誘惑されてんのかと思うような そんなお声
緋い、、、、痛い赤
こんな悲しい歌い方は、、、似合わない、、
と思いながらも
彼女が彷徨う緋色は美しい
殺されたんだった
この思い出した瞬間の 嗚呼に合わせたドラム!
それを機に全てを思い出すと
彼女にお似合いのロック調が始まる
はぁ、、、音楽としても物語としても 美味
青髭さん、、、
お姉さんを殺した彼かな
優しい眼差し、、、
元々は彼女を殺すような人ではない というよりは
嫁いだ時には
冷徹な青髭伯爵として すでに有名だったけれど
彼女はその眼差しに優しさを見つけられて
彼は冷徹なんかではない温もりもある人なんだと
確かに彼のことを愛してらしたんだな
というのが感じられる、、
偽れぬ愛
伯爵が夫に!
夫、、、なんだか
旦那様とか伯爵様とか呼ばずに
夫 と呼ぶところが 良い
実際には
青髭さんの方が立場は強かったのでしょうが
精神的にはお姉さんも対等であろうとした というか
もしかしたら
青髭さんの心の在りどころであった時期も
あったかもしれない
偽ってた、、、のか
お姉さんは愛していたけれど 偽っていた?
青髭さんに愛がないと分かって
「愛していないけれど愛していると偽っていた」
というのは 物語としてよくあるかもしれないが
このお姉さんは
「愛してるけれど愛していないと偽っていた」
という感じがする
過ぎ去った季節
なんか、、、とてもいい旋律
ロック調にキーボード?ストリングス?の寂しさ
お姉さんの精神は自立していて
背筋がピシッと伸ばして
廊下を歩いている姿が目に浮かぶのに
やっぱりどこか心で泣きながら微笑んでいる強さ
自立してそうで大人な女性だけど
愛情という点ではやっぱり 一人の女性 で
愛している人からの愛が欲しいのは変わらない
「私は青髭さんの愛に依存しているわけではない」となんとか自分に言い訳して
他の殿方と踊ってみたり、、、
お姉さんは
青髭さんに振り向いて欲しいからとかではなくて
ただ本当に 寂しかったんでしょうな
深ぇ
やっぱり青髭さんは大塚さんなのか!
え?役を演じられるのか! 良い!
誓い?!
お嫁さんの条件に何かお約束があったのでしょうか
愛していたからなのかわからない、、、
青髭さんも、、、なんか、、、寂しいのかな
ッッッ耐えた 志田は耐えたぞ
王子のおかげだ!
志田はもう強靭な志田!
どんなアダルティRevoにも屈さぬ!
なんと贅沢な青髭無双、、、、
ムムッ 歌詞本に血、、、、だと
初めてじゃないか 文字でも 絵でもない
文字の上からだな、、、、
血涙か鼻血か分からん液体を流してる
志田みたいな奴がいるな ニヤリ
ロンギヌス!
?????
大塚さんも唄ってくれる、、、、だと????
贅沢すぎる!
が、、、大事件だ
な、、、、、何を、、、、
ヘェイ?
え ロンギヌス、、、、
キリストを突っつく槍だろそれ!
使い方、、、怒られるぞ!
大塚さんに何を言わせておるのだ!
、、、Revoは、、、何を言っているのだ
大人なソングとして耐えていたのに
なんだこれは どしもい!
な、、、え
いや落ち着け志田 お前は強い
王子と出会う前の志田とは違う
耐えろ 王子、、、今だけ手を握っていてくれ
慣れるまで 聴きまくろう、、、、
そして志田も おっきい声でロンギヌスって言おう
ロンギヌスッッッ!
ウ゛ッッ キャパオーバーだ!
やはり志田は耐えられぬい!
もう どうでもいいやーーーい!
これはもはや
Revoと大人なお姉さんと
ダンディな大塚さんにしかできない 芸術 なのでは!
全く最高だね⭐︎
お姉さんと青髭さんの
言葉にはできない 大人なほろ苦い愛を
めちゃんこ絶妙に描いてあるからこその
ロンギヌスッッッ!
このお声も大塚さんじゃなきゃ ダメなんだ
この天才的なお三方の
計算し尽くされたザ•フェニックス 的芸術!
少し何かが欠けると
お下品なギャグになってしまう
志田がいくらロンギヌスッッッて言っても
トンチキなのに
Revoは天才だ
世界最強のロンギヌスデッキを組んでやがるッッッ
Revoはとんでもねぇロンギニストだな!
勝てねぇ
10000000000万点!
音楽?!
そんなんもん耳に入るか!
全てはロンギヌスに帰す!
血反吐ッッッ
いやこのパート
ワルツを踊るように
ストリングスがやけに美しいの何、、、、
お姉さんのお浮気タイムも同じように
ストリングスが歌う、、、、
青髭さんにとっては
それが美しいものに縋るような
心の拠り所だったってことか、、、
ロンギヌすることが?!?!
グホォ
彼の留守
???
次のお嫁さんかしら、、、、
いやお姉さん 台詞!
え、、、!
こんな歌声を持ちながらそんなお声で喋るの?
えぐい "いい女"すぎる
素敵な方なのだな
屍体と衝動
ストリングスの不協和感、、、鬼気迫る和音
なんか、、、
お姉さんにドアの開け方を優しく教えられたら
ドキドキしちゃうじゃん
貴方の喜劇
、、、、、ひぃ
もう何も言えん、、、、凄まじすぎる
中村悠一が多すぎる
教えて!エリーゼさん
メルさん、、、、貴方、、、
え、、、エリーゼさん切り離してるの、、、
Zählen 伯爵と愛
とても大人でした
お子ちゃま志田は ぽへぇ としか言えませんが
二人の歪んだ愛には味深いものがありますね
復讐の罪をも新たに負いながらも
青髭さんの「お嫁さん全部ロンギる」罪が
これ以上増えることがないように
終わらせるお姉さん
青髭のロンギる罪と
お姉さんの不貞と復讐の罪の天秤が
摂理の下に釣り合うことがあるのなら
今やっと何処かで
互いの愛を真っ直ぐに受け止めているのかも
しれませんね
志田の知らない何処かで、、、
クマノミRevoの生態
これ誰が書いているんだっけ、、、、
おい!クマノミRevoだな?!おい
な、、、、、な、、、え
クマノミRevo ハハノデンゴンノコサナイ種?!?!?!
なっ、、、、え
あの人一体どうなってるんだ
志田はそもそもまだ半分くらいはお子ちゃま
こんな愛があることを
知識として知っているだけで
その愛の本質みたいなところに共感したりはするが
愛を描こうと思ったら やっぱり
女の子が夢見るような普通の甘酸っぱい
ラブストーリーで
愛の発酵や腐敗は エンタメ としか受け取れない
愛に疾る大人 というものを
こんなにも上手く描けるのが凄すぎ
Revoさんは精神の脱皮回数が違う
Revoさんと志田を並べて語るのも
烏滸がましいが
自分がもし物語を書いたら
薄っぺらくて 大した経験値もないことがバレる
故に 手を出さない みたいな難しさで
志田は年齢が4桁まで頑張って
愛の発酵を描いても
カルピスにさくらんぼを浮かべたような恋さえ
描けない気がする、、、、
愛に疾る大人の「幼さ」 みたいなのも描かれていて
Revoやばすぎる
志田は所謂大人な恋愛の小説とか
愛の分からない大人たちのお話とか
ドロドロしたのを読んだりお芝居を見て
人物の心情を想像はできても
なんでそうなっちゃうのさ みたいに
自分に置き換えた時の共感はなくて
高校生くらいの時は太宰治の小説とかを読んで
愛や人間の本質に触れども
流石にクズすぎる ありえん と思っていた
流石に志田もこのお唄でそんなことは思わないが
えぐい、、、、伝われこの気持ち
昼ドラ見てても書けないだろ!
え、、、、何あの人、、、、
凄まじすぎる
Revoさん 今は男性だからつい
女性側の描写の精密さに注目してしまいがちだけど
男性面の描写もやっぱり秀逸すぎる
雌雄同体の性転換というか性別関係なく
人間を描くのがうますぎる
彼の世界が広すぎる
微妙な形容し難い
自立したいと願っても
どこか誰かに依存していて 不安定な
愛の歪さ?脆さ?渇水?
「分かってくれ」みたいな独りよがりの愛?
それで自分への扱いが
どんどん雑になっていって
自分でも摩耗を感じながら自滅していく過程?
Revoさんは2000歳超えているから
人生20周目くらいで
そんなところも描けるかもしれないが
それにしてもやばすぎる
なんかムカついてきたな
なんだ ロンギヌスって
グラサン カチ割るぞ
ここまで
読んでくださりありがとうございます
次回
Märchen von...「磔刑の聖女」
余談
毎度のこと長々しい駄文を読んでいただき
誠にダンケシェーンでございます
志田は卒業を記念し 明日から旅に出るため
しばらくお暇いたしますが
無事に戻り次第
残りの童話へ 衝動をぶち撒けたいと思います
志田も受験を超えやっと翼を得たので
鶏のように羽ばたいて参ります キッケリキー
いってまいります!
ドキドキだわ♡
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