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Revo's Halloween Party 2024(23土)


はじめに


志田を代表し
ご挨拶をさせていただきます

本日はお忙しい中 
ご会葬くださいまして
誠にありがとうございます
故人もさぞかし感謝していることと思います 

生前、死屍累々の皆々様には
ひとかたならぬ親切を
示していただきました
故人に代わり心からの感謝を
述べさせていただきます


(焼香)



志田です


気づけば11月で
志田はRevo音楽と出会って
1年が経っていました

この出会いから
志田の緩やかなる死は
始まっていたのだと思います

今まで何にも
ハマることができなかった志田にとって
何か一つを1年以上も
追いかけ続けられ、、、、
ハマる棺桶を見つけられたのは
短き志田人類史において
非常に稀なことであり
本人も棺内装飾綿のぬくもりと
ドライアイスの冷気を
ひしひしと感じていることと存じます

が、本記事において
「ハロパで何が起こったか」
は全くアテにならない

志田は横浜で死んだ

そういう記事なのである



先の宴で亡くなられた
多くの魂に哀悼の意を表し
此処に寄稿します


まじめに

真面目に

今回も長くなるので
Revoさんの話を😎
音楽他出演者様の話を🎻
志田の話を🐷
でまとめておきましたので飛ばしながら
読んでいただければ幸いです


前日譚


Live2D Revo氏で死😎🐷


背には虫王の羽を
頭には双角を戴く
誰もが知る天才学者の別離の言葉を借りて
黒衣の男は星の煌めきとなり
空の彼方へ颯爽と去っていく

男の電波攻撃を受けた私は
粒餡をその場にぶち撒けた


破損した頭部を交換してくれる者は無く
震える手で床に散らばる粒餡を
薄皮に詰め直した

その麺麩パンは己の短き消費期限で初めて、、、
人生で初めて

生配信を見た


頼む兄弟、ちょっと刮目してくれ

■出演者
Revo(Live2Dでの登場

は?


志田は布教されることに悦を得ているので
Live2Dが如何なるものかくらいは
この志田でも存じ上げている

何故、、、、、、貴方の次元が減ったのだ



何故、、、、


、、、、、何故、、、、、、、、、、??????


全餡を一度ぶちまけてしまったこの頭では
全く意味がわからない

黴が生えそう

でも、、、、気になる


意味がわからなすぎて気になる

しかし
Revo音楽を知って1年も経たない志田が
20周年の特番を見ていいのだろうか とか

シンプルに新卒志田にはこの5000円が重くて
同じお金でCD買ったほうがRevoさんのこと
もっと知れるかな、、、とか

でもLive2DRevoは珍妙だしな、、、
一見にしかず案件だよな

待て
一回しか見られないのに
Revoさんが喋ると
4割しか記憶に残らない志田が
憶えていられるか、、、とか


よくわからないことを考えて


噴水の周りを駆けずり回った


抜かった

かおがぬれて ちからがでない

ジャムおじさんも
紳士もいない



このままでクラドスポリウムの温床
カビルンルンの餌食である


迫る配信時間と
あんパンの消費期限

終わらない労働と止められない噴水旋回


最終的に志田は
音楽の次に彼の言葉が好きなので
何を仰ったか4割しか分からなくても
再び餡子をぶち撒けることになったとしても

お話ししているのを聞きたい と



冷静に考えたら
実写Revoが直視できない
志田にとってはむしろ好都合

実写でバイキンマンされるより
Live 2Dでバイキンマンされる方が
救命率は高いという研究がある

臆するな これは弱毒化したRevo だ

Live 2DRevoなど志田にとって
困難ではない  ハハッ

もう、とっくのむかしに志田は
やけて、、、、かびてるんだよ

まってろ
ばいきんまん

志田は職場前のバス停から
アンパンマン号に飛び乗った



頼むぞ研究所のジャムおじさんたち




なんとか間に合った車内で
画面を開く



志田が想像してた80倍は猛毒で
想像していた1/4倍の頭身で
ドゆるいRevoが現る


思ってた抗原と違う!


荒れ狂う志田のマクロファージ!

少なくとも
学友に見せてもらったLive 2Dの感じではない

ちまいのだ

やなせたかし というより


できたてのポップコーンはいかが的な

いや
すみっこに暮らしている的な

そんな ちまさ なのだ


なんだ、、、、、これは



お話もお声もRevoなのに

絵がドゆるい




Revoはz軸にRevoを置いてきた




待ってくれ
公式にRevoのことを"ドゆるいもの"として
認識しているのか?!


由々しい

そして何より
誰もがこの事態を当たり前のように
受け入れていることが大問題である



誰ツッコまない


Revoがベロを出すたびに
画面を覆い尽くす「かわいい」の文字



即 非表示にした


挑発に乗るな ローラン

我々の血涙に舌鼓を打っている舌ぞ


騙されるな


これは吸血の予備動作だ

油断すれば即吸血
カピッカピのローランはいかが だ


字幕を消し飛ばして
クリアになった視界で冨田さんと見つめ合う


助けてくれ 冨田さん



だめだ
Revoさんを見てデレデレし始めた
冨田さんは既にRevoに吸血されている


眷属だ

いや、、、、待てよ


ローラン方は ちまいRevoを見ているから
デレるのは仕方がない


あっち側の人間は
Revoの生身を見てデレてんだ


我々と訳が違う



誰も助けてはくれまい!


目の行き場がない

やっぱりLive2D Revo  
意味がわからない


み、、、、、認めんぞ


これもRevoだと言うのか!!!


目を閉じれば Revo


クッッッ認めざるを得ない


別に絵がゆるいのは
もう、、、、もういいのだ

その生命体がRevoの声帯を持っているのが
問題なのだ


頼む、、、、動かないでくれ


薔薇を片づけなさい、、、

虚空を見つめないでくれ、、、、、
何があるんだそこに


ベロを出したら直ぐ仕舞ってくれ

出したままにしないでくれ
乾燥するだろ

そんな困難の中
ローランの好きな楽曲ランキング1位が
朝と夜の物語 であることを知る

そうなのか!

選びがたいが
志田も好きだ


想定外のカラオケパーティーでは
「長いのは嫌だな」とか言い始め  
作曲家Revoの被害者Revo伝説
「ひどい目に遭う、、、」を目の当たりにし
お歌にひとしきり興奮した


見た目のゆるさに
慣れてきたと思えば

そのすみっこ感に
ちいさきいのち感に
なんか、、、本当に、、、
可哀想なことをさせられている
気がして

志田のあんぱんまん号は
エンストしていた

JAFおじさん、、、、助けて


知らない話ばかりでしたが
この時はこんなことがあったよね と
ご本人のお声を聞けただけで
志田は満足であります

もちろん記憶はありません

こうしてまた
6割の記憶と共に空の彼方へ

ハーヒフーヘホーッッッッ

Revo's Halloween Party 2024


どうでもいいことを書く前に
書いておかねばならないのは

未聴楽曲が多数あり
どの記憶がどの曲か 至極曖昧で
セットリストを拝見しても
曲名と記憶が結びつかないことが多々有り
歌っている方が楽曲の本家なのか
Revoの悪戯なのか全く分からない

そういう、、、、
何の参考にもならない記事なのである


0)現着せよ🐷

波を漕ぐ大車輪
誇らしげな塔を陸標に
太平洋の白鳥はその羽を休める

意気揚々とブーツを鳴らし
コートの裾を翻す黒い影


待たせたな、横浜



俺だよ、俺


志田だよ



お姉さんと逸れ 物販に並べずに
ピーピー泣いていたアイツとは違うッ

オケコンを乗り越えた志田は

面構えが違う

見てくれ

自信溢れる2mm増しのアイラインを
この黒衣を


志田の考える最強の対Revo装備

ローラン仮装の志田である

世界は見違えるようだ


あの日
踏み外しそうになった
点字ブロックを辿った志田が
終ぞ四肢に車輪を
賜ることのなかった志田が


今や両足にベルトコンベアを賜り
動く歩道を乗りこなしている


嗚呼、神よ




もはや道ゆく人々が
止まっているようにさえ見える


動く歩道もとい
スーパー志田ロードが終わっても尚

志田の勢いは止まらない


前方に
白いプリプリのブラウス
黒いボレロ黒いリボン


紫青の、、、、、スカート


ローランだ

本物のローランだ
間違いない

本物だ



だが問題ない


志田の鉄の鎧
この黒衣を見よ!!!!


今日の志田は
そっち側なのだ!!!

恐れることは何もない

志田は今
最強なのだ!!!!!


両手を衣袋ポッケ
革靴を鳴らし外套を翻し

志田はペデストリアンデッキを征く


かぼちゃ帽子

問題ない



調査兵団

問題ない


お着物の淑女

問題ない


黒いマントの集団

、、、、問題ない


深紅のドレスの貴婦人

、、、問、、題ない



シルクハットの紳士

、、、、問、、、、題、、、ない



スカイツリーを片腕でへし折る
等身大RevoのTシャツ



も、、、、、、、



勝てない



問題の有無以前に
志田は膝から崩れ落ちた



足裏からベルトコンベアーを
失った己の靴音が
慣れないこの格好が
突然 恥ずかしくなり



志田にそびえる
ランドマークタワーも
Revoの片腕でへし折られた



何なんだ
ローランの間で
Revoの謎コラージュTシャツを作るのが
流行っているのか


Revoの分霊箱を着て
ここまで歩いてきたのか?!


そんな志田の混乱をよそに
御仁は無地Tシャツを着ているかのような
穏やかな表情で志田の左を過ぎ去っていく

待て 待て

この御仁
腹上にRevoが居ることを
忘れていまいか


圧倒的猛者だ




志田の腹上にRevoなど

え?

RevoTでRevoに謁見?!


何なんだその状況
考えただけでも、、、脂汗が出てきた

そ、、、、そんな
そんなことしたら
志田は見てはいけないRevoの記憶を覗いて
半狂乱に鳴りながら譫言を繰り返し

最終的には志田の腹に
Tシャツと同柄の蕁麻疹が出るだろうがッ


そうして志田の腹に
消えないRevoの謎コラが残るんだ、、、




鳩尾をポリポリ掻きながら
ハッを辺りを見回せば歩道橋の上

ローランに溢れていた

黒いだけじゃない
ローランの本気を感じる
あふれ出る王国風土


志田は思い知った

黒くないローランの威力を

黒くないのに
どうしてチラつくんだ
グラサンの面影が

あまりにもRevoの眷属すぎる

怒らないでほしいのは
ローラン方に問題があるのでは無く

己の小心のせいでローラン方を見ると
「来てしまった感」が食道を込み上げて

普段人酔いはしない志田は
多量のローランを見ると
びびりと興奮が波のように押し寄せて
ローラン酔い するのだ

酒精にあてられた様に
ハイになり社交的になったり
胃酸がこみ上げて物陰で立ち尽くしたり、、、、、


ありえないぐらいの動悸が襲う

切れる息を抑えながら
鳩尾を搔きながら
込み上げる酸を押さえて
外階段を下る


志田の難関
物販チャレンジである

志田は高架下の中華屋で
サラリーマンに紛れて
一人酒する謎の度胸を持ち合わせながら

逃げ道のない待ち時間に
ローランに紛れながら
自分の緊張と向き合ってしまうから
志田は物販に並ぶということが苦手だ

蘇るオケコンの記憶
あの日とは比べものにならない人の数

最後尾周辺をふらふらして
何回かチャレンジするうちに
この場に溜まっていてはならないと

声にならぬ悲鳴をあげながら
外階段を駆け上がる

志田の敗走の後
お優しいご夫婦と
ご挨拶した勢いで募金には成功し

このノリで物販に
と思ったときには時既に遅し

敗北が決定

開場が始まっていた

記憶は無いが
流されるが儘にチケットをもぎられ

アリーナへ続く扉を潜る

そびえ立つスタンド
広大なアリーナ
正面に見据えた舞台上には
実物大ほどもある建物のセットの間
色とりどりの提灯が下がる中央通りには
屋台が並んでいる

すごい すごいぞ

志田は甘く見ていた

素舞台にビジョンがある、、、位に
思っていた

此処は松本 浅間温泉だ

この舞台で
一体どんな物語が紡がれるのか
夢見心地でふらふらしていたら
全く自分の座席が見つからない

まさか志田の本籍が松本じゃない、、、、、だと


そんな、、、、





再び
来ちゃいけないところに
来てしまった見たいな不安に襲われる



亡霊のように彷徨う志田


やっと見つけた自分の座席は
そこにちゃんとあった



通路側のお姉さんに
道を譲られて隣席に着いた


左には小学生くらいのお子様と母君が
右にはいろんなフードを大事そうに抱える
道を譲ってくださったお姉さんがいらっしゃった


でもこの方が志田の会釈に
「どうぞ」と返してくださった


志田はそんな些細なことに
ずいぶんと助けられた

自分一人では拭えなかった
「来てしまった感」を払ってくれた



そんなお姉さんに
勇気を出して
お召しになっていたフードの
赤い兎はなにか聞いてみた

2秒の沈黙

お姉さんの目は虚空に
とてつもない演算を書いている


実に面白い


そうして恐らく
赤兎を知らない志田を気遣い
絶妙な情報開示をしてくださる

架空の世界の中で架空の存在
「ばにおんくん」なる架空の生き物だと

なんだそれは

ある年のゆるキャラグランプリ(現実)に
エントリーし(??????)
ローラン達は組織票でゴリ推しし
そこそこいいところまでいった、、、、と

ゆるキャラなの?

架空なのに?
ゆるキャラグランプリに出たの??

ど、、、、どうやって
押し上げたの、、、、



え?

やってんなグラサン

やってんなローラン


お姉さん、、、、


それを聞けばこのお姉さんも
あのひとも
斜め前のあのひとも
遠くに見えるあの人も
ばにおんくんに頭部を
囓られているようにも見える

そういう、、、、ことか
やってるローランが一杯居るんだな
ここには、、、、、

ローランはこの兎に
脳汁を啜られているんだ

だから
赤いんだな、、、、、口元が

かわいらしいフォルムの
縫い目を解くと本体が出てくるタイプの
そういう生き物なんだな

兎怨、、、、、、、

幾千もの生き血を
啜ってきたRevoならありえる

ばにおんくん、、、、恐るべき

その後も開演まで
このマスターお姉さんが
完全にアガっていた志田に
たくさんお話をしてくださった

会場のセットはいつも
こんなにすごいのか とか
この妖怪ウォッチみたいなのは
どうしたらいいのか とか
志田は緊張を紛らわすために
兎に角、、、お姉さんに縋り付いた

みるみる増えるローランの数

私生活で志田は
ローラン方をお見かけしたこともない

今まで一体何処に潜んでいたんだ

そう零すと

Revoさんは目撃情報は
皆無らしいでは無いか


ハハハハハハハハッッッッッッ!!!!!!



そうこなくては!!!!!



Revo!!!!


あの男ッッRevo過ぎる!!!!


最高だ

Revoが誰よりもRevoで
志田はテンションがブチ上がった


でも長髪グラサン漆黒男性が
そうやって現代社会で生活しているのだろう

と考えているうちにお姉さんが一言
「持論だけど、、、カツラ、、、、、?」と囁く



「どっちがですか」


二人を包む沈黙



志田は生ローランのお姉さんと
お喋りできているだけで
テンションMAXだったので
「見極めます 生え際、任せてください」と
生え際見極めスキルもないのに
意味の分からないことを口走り

開演前の神聖な空気を
ぶち壊してしましました

お姉さん、、、、
申し訳ございませんでした



そうこうしているうちに
妖怪ウォッチの点検がおわり
ジャパネスク体操第一が終わり

子ども達とかわみぃの前口上が始まる


元気な子ども達は
何やらゲーム攻略のご相談

そしてかわみぃは

「小生」と言った、、、



キャラクター性で片付けてもいいが

「小生」という一人称は
どちらかというと口語ではなく文語、、、であり
古い文学にのめり込んだ人間が
自身も文を書く人間が
話し言葉でも「小生」を使うのが
なんとも 不思議でならない

胡散臭い


そんな冷静なことを
考えていられるのは一瞬だった



1)物語🎻


何度も聴いたイントロ

液晶を背景に浮かぶ影


志田、似て非なる者との邂逅である



志田は似て非なる人々を
見たことがない

公式ホームページの
お写真が全てだった


理屈は分かっていても
オケコンで かの人を生で見たら
彼は彼でしか無い
そんな鏡像があるとは信じがたく
都市伝説のように思っていた


本当に居た


居たのだ



信じてほしい

そこにはかの人ではない
彼がいたのだ


Revoが本当に居たときと
同じぐらいの衝撃


御髪はふかふかしていて
しっかりとしたお耳の
重量感のある冬毛のアンゴラウサギが
サングラスを掛けていたのだ

居たのだ

見たこともない着こなしの和装で
心配になるほど大股で歩く

音源で聴いていたよりも
激しく刹那的な歌い方をされるは
何処かで見た違うサングラスの後ろ姿と重なって


私はかわみぃの頭上の星球を見上げる

我々のともす星空をかわみぃが見ている


この会場で成り立つ
彼と我々の星空に気づいたとき


志田の血液は沸騰し
隣の赤兎に囓られずとも
自主的に粒餡を撒き散らした


2)小生の地獄🎻

赤く照らし出されるかわみぃ


聴いていたより復讐に
傾いているではないか

画面の「客の瞳が放つ」が怖すぎて
無様にアガッたときに見る光景
どころではなかった

彼の恐怖を知った途端に
自分が彼の地獄に加担している気がして
かわみぃを凝視したらいけない気がして
目を逸らした



3)あずさ55号🎻



うみさんが居た


本当に居た

夜色のケープがついたコートは
闇に溶けて
鮮やかな黄の手袋は月光を握る

歌詞や彼女の物語から
ずれてしまうかも知れないが

生で聴く彼女の歌声は
晴れ渡るようなお日様のぬくもりがある

太陽に水を掛けることが
できないように
太陽から雨が降ってくることがないように
この歌声を
雨に濡らすことなど
できないように思えるほど

芯がまっすぐしていて
彼女と私の間にある
何もかもをじんわりと暖めて
まるで内から芽生えるように言葉が届く

演出も凄かった


ダンサーさんはダンスを超えて
アンサンブルの舞台の使い方をされていて

並んで椅子を引きながら
車内をあてど無く歩くうみさんとすれ違う

そして
志田の知らないハンカチを差し出す
あの男も居た

お若い



お若い!


志田が知る
10数年前の作品ですでに
貫禄があったので
失礼にももっと妙齢だと思っていた

お若いでは無いか!!!


となると
辻褄が合わなくなってくるのは
10数年前の方で、、、、、

え?


西進すること幾星霜は

え?


この男、、、、、、不詳すぎる



4)《光冠状感染症狂詩曲》🎻



前曲からノンストップで
シームレスに入るこの曲を
舞台上でも再現できるのか
本当に?

と公民館で意地の悪く腕を組む
商工会の大人のような面持ちで
見つめていたのだが

早着替えまでしてしまうという力業

お二人が手を取り合うダンスと
重なり合うお声
パタパタ奔走するお二人は
キラキラ輝いた


当旅館調べのデータまで出されて

データが出される
音楽って何、、、、、、、、

何よりお二人が一生懸命で
楽しそうで

公民館で腕を組んでいた
商工会員の志田も
天晴れとしか言い様がなかった


出資!


5)あの日の決断が奔る道🐷🎻

かわみぃは頷きながら
うみさんの話を聞いていたように思う

ポスターの話からは
見るからにあわあわし始めて

おお、、、、そうきたかと思った


かの人の本業が
お芝居ではないことを承知の上で
掘り下げるのは失礼なのかも知れない、、、



でも
思ったことを素直に書くとすれば
彼が誰かの前でも感情豊かなのが
心象の表出がストレートなのが
志田の想定を超えてきた

音源を聴いたとき
彼の深層を覗くとき
彼が腹に据えているもの
家族愛や創作への眼差しは見えるけれど

外側の彼は一貫して理性的であり
導く者であり 大人であり
彼が友の力を得て
その剣を鞘に収めたとき
他の感情も仕舞って仕舞ったかのように
何を考えているか どう思っているのか
人参が好きなのか 嫌いなのか分からない
創作者であり叔父であろうとする姿に
それ以外のつかみ所は無く

彼を取り巻く環境を知って
うっすらと何か抱えていると察せるくらいで
基本的に何を考えているか
分からない変なおじさんで

彼の物語を知って
「裏表のある人」と気づき
うみさんの前で一度その裏を見せてから
もう二度と誰にも見せないように
隠しているような人だと思っていた

ペンを握りしめているのは
剣を鞘に収め続けるために
柄を握り続けているからで

そこに全てを懸けている
と思っていたが


うみさんの前の
かわみぃを見てみると
幼子のように心象の表出は豊かで
”めっちゃわかりやすい人”だった

彼の激情の根源を引きずりだす
「妹さんの天才のDNA」という言葉にさえ
ストレートに

「隠さなくては」と身構えるより先に
「ど、、、どうしよう」の困惑が出る

何なんだこの人は

こ、、、、これが
舞台上で再現されるのは
作品の一つの解釈に過ぎないという
幅を生んでいるのか、、、

凄まじい



そんなことを考えているうちに

「どんな手を使ってでも」の殺意が
凄まじすぎて永遠に脳内をこだまし
脳の皺という皺をアイロンし始める
薄皮に詰めた粒餡が沸騰する

気づいたら
大女将がスッと流れてきて

喝を入れられ

スッと帰っていった


6)皐月の箱庭🐷🎻

もうすでにメイちゃんかわいい

孫の発表会を見るような老婆心で
見つめるうちに

孫どころではない、、、、

歌がうますぎる、、、、

いや、、、歌以外も、、、

お、、、、恐ろしい子ッ

恋バナに動揺するおじさん

K-POPのフリ真似が
何にも分かってないのに
手拍子を打つおじさん

おじさんが
おじさんしていてほっこりしていたつかの間

変なおじさんはいるのに
親は居ない、、、

おじさんは見るからに
狼狽え始めて

音源では
狼狽えてなかったやん

この人、、、、
メイちゃんの前でも
わかりやすい、、、、、だと


本当になんなんだこの人は



あんたがそんなに狼狽えたら
メイちゃんはきっと
聡い子だから気を遣うでしょう!
彼女が心のうちを明かしてくれると
そのきっかけになると信じて
自己紹介するつもりで、、、と助言したのなら
どんと構えなさいよ、、、、


音源を聴いたときには
あまり感じなかった
いざという時には頼りになるけれど
絶妙な「しっかりしなさいよ」感が漂う


いや、、、、、だめなおじさん
これもまた美味、、、、



でも「一人で泣いていたとき」
しっかり見つめあっていたのが良かった


音源を聴いたとき
メイちゃんの
「私が一人で泣いていた時
同じ哀しみを背負って
誰かがそばにいてくれたからもう一度笑えた」は
かわみぃの知らないところで
遠くのかわみぃの背中に
零した言葉だと勝手に想像していた

でも今此処で
二人は見つめ合っていて微笑んでいる

同じ哀しみだと思っているのは
メイちゃんだけじゃなくて
誰かは貴方であると

「私がもう一度笑えたのは
貴方が居たから」を
メイちゃんは伝えていて
かわみぃが知っていて
それを正面から受け止めている

彼が手繰った蜘蛛の糸の先に
メイちゃんの糸が結ばれていると

彼自身の肯定を見た気がして


餡子の充填孔含め
穴という穴から
餡子ではないなにかが流れでた

そこからというもの
一緒に一歩を踏み出す二人
背中合わせの二人
夜空を駆ける二人、、、、

彼らの一挙手一投足を
二人の踏み出す一歩を
本当に、、、、、唯々、、、
息を呑むように見つめていた


6)Halloween ジャパネスク ’24🎻

隣のメイちゃんより少し小さいの子が
一生懸命踊っている

隣のばにおんお姉さんも踊っている

志田もなんとか踊っている

メイちゃん、、、、楽しいよ、、、、、

志田は何回目かの
ハロウィンの”ウィン”で
腰を負傷した

オオオオオオン


浅間でハロウィンは成功したようで
盛り上がる一同

志田の記憶では
「教育に悪いものはメイちゃんには見せられないから
先に小生が確認しておこう」と
双眼鏡を覗くかわみぃとメイちゃんの
ローランの推しウォッチングが始まる

そして
客席に下りてくる


え?



え?!


下りてくるような御仁だったのか彼は?!


そんなことに
呆けていたので
全くやりとりを憶えていない


ハイバさんが人気

ハイバさん、、、、?


灰場さん?榛庭さん?



7)約束の夜🎻🐷


突然メイちゃんの語りが始まり
ゲンさんの手料理を食べに
子ども達も去って行く

メイちゃんが何を言っていたかは
志田には聞き取れなかったが
何かを追いかけていた

な、、、、、、なにが始まった

な????????


情報を処理できぬまま
メイちゃんは倒れ
サングラスを外し
かわみぃが手を伸ばす

志田は
サングラスを外すのは白塗りの時だけと
聞いていたので

サングラス外していいの??????
事故?????

志田は見ていいの、、、、???
見ないでおこうか?!


のうちに

スッと照明が後方を差して
悲鳴が上がる


驚きの悲鳴とか
そんなはかわいいものでは無く

生命の危機感じる
断末魔である

隣のばにおんさんは
「白い、、、、白い」と呟き

志田の脳内はすでに
営業を終了していたので

白い??????

??????????で埋め尽くされ

箱庭で聞えた
「約束だ」 「家族で」と
目の前の光景が結ぶ


黒?紫?のフリフリしたお洋服のお姉さんと
黒いコートの白い尻尾があるお兄さんが
壇上に現れメイちゃんを背負って
大木の裏に消えていった

志田にはお二人が
どなたなのか分からなかったし

亡くなったメイちゃんのご両親の姿を
なぜ皆様がご存じなのかも
よく分からなかったが

ふと右を見ると



隣のバニオンは
既に息をしていなかった



木の陰から再び現れたメイちゃんは
かわみぃに背負われていて
「パパ、、、ママ、、、」とつぶやく

ああ
強く逞しく優しい子にみえて
この子はまだパパとママが恋しく
突然の別れに哀しんでいる
小さな子どもなんだ と

哀しみに追いつかれないように
一生懸命走っていているけれど
こうして歩けなくなるときがあって
背負って歩いてくれる誰かを必要としている

「パパは世界にひとりだけ
おじさんも世界にひとりだけ」

そんな背中の幼さに
かわみぃは「知っているよ」と答える
その疲弊を含んだ横顔は
心なしか寂しげだった




音源を聴いたとき
極個人的な解釈だが
かわみぃに「父」という言葉は
全くチラつかなかった

言葉にするのは難しいのだが
メイちゃんの
「大好きなパパとママは世界に唯一」を
抱きしめながら
かわみぃとメイちゃんだけの
関係性を築いていくと

互いに
「誰かの代わりではない」
「代わりなどいない」 という
同じ哀しみを背負っているのだと

志田は勝手に
二人は疑似親子の関係性を
互いに望んでいないのでは と思っていた

家族ではあるけれど、、、
志田がそれを夢想して望むのは
お門違いというか、、、
かわみぃのご家庭に対する
解釈の遠慮、、、、というか

実際どうなのか分からないが

メイちゃんは「パパ、、、ママ、、、、」が
声に出てしまっていたことを取り繕い
かわみぃはその取り繕いも抱きしめながら
寂しげに「知っているよ」と答える

二人は互いにとって
どんな存在になりたいのか
逸れ違っているのか
同じ光を目指しているのか

茶化すように
朝マックに突撃していった二人の背中は
紛れもないハッピーセットであると
志田は信じられる

そんな気がするのだ


傷だらけの器のヒビを
手で押さえながら
「傷つけたくない」という
手探りで不安定な愛情を
注ぐあう彼らに
幸あれと祈らずには居られない

右のバニオンの
ご冥福も祈らずには居られない



ここから先は
志田の余生なので
ほとんど記憶はない

そしてセットリストを拝借し
己の記憶から知らない曲名を辿るため
もしかしたら違うかもしれない

9)sacrifice:初😎🎻



神の御業の様に
包こまれるコーラスなのに
温度はないハーモニー
不穏な言葉を繰り返す

薄いオレンジのワンピースを着た
前髪ぱっつんのお姉さん

お声は御伽話のお転婆なプリンセスの様に
可愛らしく 言葉もハッキリと話す
お声を聞く限り天真爛漫なのに
その笑顔を隠すように前髪が重いのが
印象的なプリンセス



でも物語はエグいほど
生々しくグロテクス、、、だった

この世を呪うお姉さんの
眼光が忘れられない


最後にコーラスが
居心地の悪い恍惚とした長調になって

一体何を見せられたのかは わからないが



こ、、、え?
本当にこんな曲を書いているの

グラサン



10)私が本当に欲しかったモノ🎻😎


山崎さん、、、、、

あまりにもすごすぎて
本当に目の前に道があって
ユミルが立っているかのような
強い幻覚に襲われる

本当にほしかったモノを 名前を
あなたが教えてくれないから

教えてさえくれれば
土を捏ねて作れるのに、、、、、みたいな

志田は進撃まだ消化できていないから
よく分からないし
いい言葉が見つからないが

彼女の無垢さとか
悲痛さとか苦しみの中に
彼女の高慢さ、、、、、、違うな
幼さ、、、、宛てのない、、、、甘え、、、
なんというか、、、、そんな感じの
寒気も感じた




11)Star Dust 初😎🎻


酔いしれるように
自分の肩を抱く姿が印象的な
赤いドレスに赤い花飾りのお姉さん

その酔いしれ感が
咲き誇る深紅の薔薇のような
華やかさでありながら
誰のモノにもならないという
矜持も感じる


赤いベールを掛ける 
死を崇高なまでに詩的に語る
古典的な演出がこれまた

美しs、、、、


待って


昼ドラじゃね



こ、、、、、これも
同じグラサンが書いたの、、、、?

12)朝までハロウィン🐷🎻


昼ドラのあとに
Eテレを流すな


でも癒し

子ども達が
わちゃわちゃしているだけで
志田は満足



13)エルの天秤:初🎻


何かよく分からないけれど
ミッションインポッシブル的なイントロで

揺れるピアスに鮮やかな爪紅
その細い人差し指で顎を掬われるような
MIKIさんの魔性がムンムンしていて

志田の小さなハートは
ドキドキしてしまった

記憶は定かでは無いが
「男の命は
どうなっても構わない」みたいな歌詞の
言っていることは最低なのに
低音の落差がかっこよくて縮み上がった

志田も端金で足蹴にされたい

ハモりを響かせる
前髪プリンセスお姉さんも
かわいらしいのに
ツンとした目で気怠げに歌うのが

MIKIお姉さんが
さぞかわいがっている
娘なんだろうなと思った



仮面おじさんの
「残念だったね」に
キャアアアアアアアと
突然黄色い悲鳴を上げるローラン

斜め前のお姉さんは口元を抑えながら
もう片方の手で
おじさんに小さく手を振っていた

国民的美少女を目にした女子みたいに

トキメキはそこ?

そこなの???

え?、、、、、どこなの????

ざ、、、、残念なんだよね?

よ、、、、、喜んでいるの?

へ?


14)愛の放浪者🎻

この曲で志田は
深いことを言えた例しがないので
今回もこの惨状なのだが

圧倒的声量
仕草もお声も何もかも
どちゃくちゃにイケメン


かの有名な「パッシャライ」を
わくわくしながら待っている自分がいる

彼、、、彼女はどう来るか



クッッ来る




”pッtッttial light”


ヒイイイイイイイ


ご馳走様です


15)聖なる詩人の島:初🎻


夕凪のような落ち着いた音色
しっとりとした歌声

歌詞はなかなか人間が辿り着けない
境地を語るけれど
振りかざすような
達観した感じがなくって
ただ慈愛に満ちているというか

歌われていた方は
お若いのに
哀しみも人間の儚さも包み込むような
強かさが溢れていて
素直に「綺麗だ」と思った


16)神の御業🎻

これを生で聞けてよかった

Revoさん曰く「信仰心」らしいが
包み込まれる音作りなのに全く暖かくない
この恍惚としたハーモニーに染まっていく自分が
快感でたまらない

CDの神の御業のように
女神達が奏でる統制された声色の
崇拝を向けられる側のヒトならざる感ではなく
今回の女神達は
人間が神の前で神楽を踊るような
崇拝している側の神の模倣みたいで
これもまた良い


でも山崎さんが組み込まれているのを見て
ユミルの心情を歌った彼女に
すごいことさせるな、、、Revo鬼畜



17)光と闇の童話🎻


まさかの結女さんが歌い上げる

なんて運動神経の良さそうな
メルさんなんだ、、、、

今日は顔色もいいし

なんか
井戸端でバーテンダーしてそうな
キラメキじゃん

何より目が死んでない

良い、、、、、味がする


エリーゼさんが板の上を
ロシア舞踊ベリョースカのように
滑りながら移動し
ヒトならざるお声で歌い始めた
お姉さんすごすぎる



18)13文字の伝言:初😎🎻🐷



モニターに映る曲名を読んだ瞬間に
志田の安全装置が作動して
Revoの伝言シリーズに
取り合えず 両脚を肩幅に開いた


ベビーベッドの隣で
トイピアノで子守唄を弾くお姉さん

ベビーベッドと
トイピアノを忙しなく往復する姿は
追い詰められる彼女と重なり

ずっと後頭部を殴られ続けるような
突きつけられる物語で

何が起こったか
正直よくわからないけれど
ずっと苦しくて耐え難かった


本記事の序盤に志田は
「彼女のおひさまのような歌声は
ぬれることはない」
と書いてしまっていたのだが

晴れ渡るようなお日様のぬくもりがある
太陽から雨が降ってくることはないように
この歌声を雨に濡らすことなどできないと思えるほど
芯がまっすぐしていて
彼女と私の間にある何もかもを透過して
突き抜けるようにすっと言葉が届く

彼女の歌声で
胸締め付けられるような物語を聞いても
濡れるのでは無くて
雲がかかる、、、、に近い
彼女の日だまりは
常にぬくもりを湛えているのに
分厚い雲でこちらには届かない

「届かないこと」とか「無力感」みたいな
彼女にはどうにもできないところで
哀しみが漂う小さな塵に凝結して溢れる

歌声は震えるのに
何故かずっと温かい
不思議な感じ

最後に幸せな夢を見た気がする


19)未来の主人公達へ:初🐷🎻


本当によく分からないうちに
終わってしまった一曲で
もう一度聞きたい

憶えているのは

DJと仲の良い
青インナーお兄さんの
好きな食べ物は難読フライ


あまりいい言葉にまとまらないが
お兄さんのお声は
伸びやかで 届いているのに
なぜか手を伸ばすような
指先が触れそうで触れないような
「切実」がある



そのあと誰かが
「燃やせ」と囁いた




20)紅蓮の弓矢😎🐷🎻

ここに辿り着くまでが
怒濤過ぎてもはや
志田の繁栄
家畜の安寧

でももふもふしたアンゴラうさぎが
流暢なドイツ語で
俺たちは狩人!!!って叫んでいて

段々、誰が何の何を歌ってるのか
よく分からなくなってきて

でも産湯のように耳に馴染んだ
濁点がそこにはあって

バンドの振動に内臓が揺れ
生クワイヤの圧力にぶわああっと
鳥肌が立つ

オケコンで拝聴したときも
後先考えていないほど
Revoエンジンを吹かして
コーナリングはインコースを攻めて
ドリフト走行しながら
歌ってくださったけれど

今回もRevoさんは最高濁点を更新して
世界新記録に名を連ねていた

この男の声帯の耐久性が恐ろしい


念願だった志田皆さんと
おっきな声でイェーガーできました!

やったー!!!!


21)天使の彫像🎻🐷

志田はこの曲の良さは
「音楽が織りなすチンダル現象×男が象る彫像」

にあると何度でも主張していきたい


流石はこの世で最も
チンダル現象が上手い男

世紀のチンダリストRevo

余計なモノは入れない

光が見えるかは音楽に
天使が現れるかは男に託す


衣擦れの一音も零さないように
誰もがアトリエで光を受ける埃に徹し
一人の男の行く末に息を呑むような
贅沢な空間

舞台に落ちる
窓枠のエフェクトライト

ジョヴァンニ・ストラッツァの作品の様に
ベールに覆われた未完の彫像

彫刻家の指には包帯が巻かれていて
彼が懸けたものの大きさを思わせる

彫刻家の男は
音源よりも死にそうで、、、、


死にそうだな




音源だと
天使の足下で眠るように逝く
印象があるけれど

目の前の彼は
見るからにしんどそうである

そうきたか!

絞り出した言葉を
ひとつひとつ手で掬い上げて
旋律に乗せるようで

包帯を巻いたボロボロの指先は
彫像に届きそうで届かなくて


残りの命を燃やし
力尽きる


切ないのか 満足なのか
よく分からない感情が
一本の映画を見たかのように
込み上げて言葉にならなかった


どこかのMCで
彫像の中の方について触れていた

なにか
吐かせたホシは数知れず
泣く子も黙るみたいな通り名の、、、

警視庁捜査一課に
居そうなお名前だった気がする

22)彼女が魔女になった理由🎻

ちっちゃいメルさんとお母様の
映像があるなんて、、、、

結構豪華な部屋に暖炉が燃えていた

ちっちゃいメルさん
かわいらしい

デンデン↓と句読点を打つところで
皆さんが手拍子していて
そ?!そこ手拍子なの?!と
動揺しとりあえず手を叩いてみる志田

ローランは特殊な訓練を受けている

腕フリは変拍子まで完全に捕捉し
物語に組み込まれ慣れている

彼女の歌に寄り添うように
揺れていたはずの光が
彼女の断罪を叫ぶように
赤いライトを燃やす

ローランの
拍子と精神の切り替えの速さ

会場における観客の役割を
理解しすぎている

志田は彼女が広場に
連れ出されたあたりから
見入ってしまって
腕が止まってしまった

ハッとして辺りを見回すと
音楽が盛り上がるままに
皆が力強く拳を掲げ断罪を唱えている

この1万の民衆の中で私だけが彼女の
物語を知っている みたいな
歯がゆさを感じながら

「止めてくれ」と
声にならない叫びが喉に詰まって
煽られるが儘に
ゆるゆると私の腕も上がりはじめ
気付けば鉄槌を囁いていた

私も同罪なのだ、、、、、



23)硝子の棺で眠る姫君🎻🐷


志田は魔法の鏡こそ
映像の良さが生きる と思っていたが
まさかの映像×剥離式魔法鏡で斜め上

しかも
かの男が顔を出しているのが
とても良い

でもよく考えたら
鏡に顔を出してしまったら
鏡から狩人が飛び出さなきゃいけない

そんなことが出来るわけn、、、、


出来た


出てきた


この曲で驚くべきは山ほどあって

地声で響かせない
一音に一言を載せるような
まっすぐで素直な
少女期特有の歌い方は
歌を歌う人ほど
テクニックを獲得したり
歌い方を矯正されて
その歌い方が逆に難しくなる
生体的に
大人になると体内の響かせる空間が広がったり
声質が変わったりして
成長と共に失われるものだと
思っていたのに

白雪姫のお姉さんの歌声
この方の声帯は一体どうなっているのだろう

そしてお姉さんチームの高笑い、、、、

王子が膝をついたときに現れる
床と王子が織りなすの平行四辺形が
イケメンだった

この世で一番美しい四角形はあれだと思う

鏡に聞いてもいい




何だね


文句あるかね

少なくとも
王子のに平行四辺形に
首を突っ込みたそうにしている女子が
志田のまわりも3人くらい居たからな


それほどに
さりげない仕草まで
王子の所作がかっこよすぎて
特殊な性癖なんてどうでも良くなった


志田の方が特殊?


黙れ



失敬、小人たちが
パペットなのも良かった!

どなたが考えたのだろう、、、、
天才過ぎる

コミカルな小人たちと相性が良い
これ以外に正解が見つからない

すごいのが
パペット達の足がしっかり床に着いていて
歩いているように見えた

人形劇は大体
人形の足下を板で隠してしまうか
台の上でやるか
そもそも足の概念がない、、、もあるので

しっかり舞台上に足を着けて
歩いているように見せている
操り手方すごい


24)君/私の心に一番近い指:初🎻

志田は前髪のお姉さんのお声を
天真爛漫プリンセスだと思っていたので
ふわふわふりふりのお洋服で現れた時は
全志田が拍手した

そうこなくては!!!!

でも意外と
お色味のチョイスは
灰色でおとなしめ

月の砂みたいでよろしい

前髪の上に
ちょこんと乗ったおリボンが
かわいらしくて

もっと、、、、
苺ミルクみたいなピンク色とか
綿飴みたいな水色のワンピースも
着てほしい

志田は勝手に
プリンセスだと思っているので
こんなに卑下しなくていいのに
と思いつつ

かわいくなりたいから
プリンセスなんだとも思う

「女の子だもん」が
いいんですよねぇ、、、、、

ほっぺ膨らませてるみたいで、、、、


そのうち重い前髪が
言葉の節々と、、、、解釈一致し

Revo、、、、、、やってんな

前下がりボブのお兄さんの方も
議事録をブラックボックスに入れて
突飛なことを言う
脳内会議がうるさいタイプで

ははーん 君たち


そのうち
リュックサックから
お気に入りの石を取り出し
なんやかんやしたあと
プロポーズし始め

アデリーペンギンの求愛だな

よし
君たち幸せになれ


志田はそっと
サムズアップした



なんでお兄さんが石持ち歩いているか
全く思い出せない



なんで、、、、


何でそんな
スッと出てくるんだ

石が、、、、、、


25)雷神域の英雄:初🎻


複雑な和音で生気の無い
お告げみたいな
コーラスから始まり

槍を振り回す男が出てくる

彼の槍裁きは
長物の扱いに慣れていて


かっこいい、、、、

そのうちマイクスタンドを
振り回してほしい


歌詞がつくづく詩的で
美しい

部下の王子が現れ

花道で槍をへし折り
切っ先を鷲づかみにして
投げていた


最強なのはこの男の素手


ハロウィンは続く😎🐷


最後に現れた男は
蝙蝠を侍らせて、、、


ナッッッッッ?!

蘇るlive 2DRevo

役に立たない志田の記憶細胞


あまりにも血を吸い
棺桶で就寝してそうな本体

似合いすぎている

私服かと思った


しかし背後で
ミョンミョンしているは蝙蝠


「捕まえるのに時間がかかった」


絵面の大渋滞


志田は
Revoでもちょっとはチョケることを
知っていたはずなのに

なんなんだこれは


Revoが何か言っている


大事なことを言っている!!!!!!!


聞けエエエエエエエエエエエ志田アアアアアアアアア



目を閉じれば、あら不思議

何言っているか4割分かる



20年間色々あった
最近出会った人も
離れていった人も
生まれた人も
死んでいく人も

全ての人に
彼はありがとうと言った


そしてまたこうして
ハロウィンパーティーを開くから
来てほしい

死んでいてもいいから と



オケコンで彼を見上げたとき
志田に降り注いだのは
凄まじいまでに生への肯定だった

志田は結局
彼がどんな人であるか
よく分からないで居る

でも今夜は/今夜だけは
死んでいてもいい とも
言ってくれるのか


そんな志田は
かの音楽家に向かって
「5000億年生きろ」と


そう願ってしまう


流星に流星の永遠を
願わずには居られない


この願いの果てに
「死んでいてもいい」は
あるのだろうか




日付を超えて
乗り込んだ最終列車に揺られ
規則的な駆動音に耳を澄ます




駅名を告げるアナウンスに目を覚まして
飛び降りた発車メロディは
どこか懐かしい

使い慣れた最寄り駅に
降りるは私一人


黒い襟巻きに埋もれながら
ペダルに革靴を引っかけて
坂道を駆け上る

坂の上には鼓星
乾いた欅の葉を巻き上げて、、、、、




次回、、、、24日(日)編




余談


「僕」と「小生」🐷


さて志田は
ここまでかわみぃのことを
「かわみぃ」と書いてきたが

かわみぃの名札は
「かわみー」らしいと

それ以上は教えてくれなかった



ローランのそういうところが
好きなのだ


志田を真剣に弄ぶところが


何故ローランは彼と親しいのだ


何故か皆は彼のことを知っている

かわみーの皮も身も


前半にも触れたように
志田はかわみぃが
「小生」と”言う”が違和感でならない


「小生に小生と言ってほしくない」過激派
ではない

ちがうのだ

小生は小生でいいのだ


小生は小生なのだ


志田はただ
「僕」と「小生」の間に
物語的な《物語》だけじゃない
言語学的な《物語》があるのでは無いかと
勘ぐってみたいのだ!!!

でも
本当は全て文語で
朝までハロウィン自体彼の著作物だ 
なんて突飛なことも言えないので

明治維新を生きた松田松陰、夏目漱石が
友人・知人宛に出した書簡に
用いられた自称詞(一人称)を分析するという
面白い研究を拝読したので
ここでご紹介するにとどめたい

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kotoba/40/0/40_178/_pdf

れいのるず秋葉 かつえ. 明治俗語革命期の「僕」と「小生」 : In Reference to the First Person Pronouns in Natsume Soseki's Letters. ことば : 研究誌. (40):2019.12,p.178-195. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I030158572



かわみーは大生しろ






懸命とは似て非なる、、、😎🐷



綺麗なお声のお姉さんだと
思っていた人がお兄さんだったり

色々起こりすぎて
どの曲の間にあったMCなのか
もはや何も分からない

のでMCは後編で触れるとして


だがここで志田は
どうしても書いておきたい
志田の一年間の懸命を!!!!


Revoさんが喋ると
情報処理にメモリを使うので
志田はRevoさんが喋った内容は
4割しか憶えていられないのだが

兎さんが喋ったことなら
憶えていられると思っていたのに

突然 兎が
「Revoを降ろして、、、」とか言い始めて

似て非なる者を初めて目にしている志田は
その”非なる者”の部分に感動していたのに


この兎、、、、何を言っているんだ

Revoと兎は生え際が違うだろ

Revoと兎のスイッチの切り替えが
上手くいかないのは志田の方で

皆は一笑している


今喋っているのは
兎さんなの? Revoさんなの?
情報処理のフローに
ややこしい演算がまた一つ加わって

夥しいエラーを吐く志田

その間に話は進み、、、、
また多量の記憶を失う



小娘が一人
またややこしくなっていく


志田は似て非なる者を
見たことが無かった

円盤の中だけに存在していた

似て非なる者はRevoではない
というのを公式HPで知ったときから
郷に入れば郷に従う

その感覚が分からなかった故に
失礼があってはいけないと

結構、、、、ちゃんと守って
記事を書いてきたのだ

なんなら
失態を犯せば刺される位の
禁忌だと思って遵守してきたのだ


どうしても書かないと
文が成り立たないときは
罪を抱きながら
血涙を流しながら

震える手でRevoの
四文字を書いていたのだ


一年間!!!!!!!!



Märchenでメルさんの話の間に
Revoさんの話をするときは
”言ってはいけない彼の”と
ヴォルデモートと同じ取り扱いをしてきたのだ

志田は努めて
Revoの名を出さないように
彼 音楽家 かの人 などと
濁して来たのだ


いつも適当なことを書いている志田も
ローラン方がRevoさんとはちがう愛情を
似て非なる者に注ぐその姿を見て

神聖な”そこ”だけは違えてはならないと

似て非なる者とは
不可侵であると

それを意地でも
守るのが志田が差し出せる
唯一と言ってもいい敬意だった

過去の記事を
見返して頂いてもいい!!!!



その曖昧な面影が
サングラスの海に沈まぬように
そのおぼろげな輪郭を
沖ノ鳥島の護岸のように
守ってきたのだ!!!!!!!!


ローランが皆
そうしていると信じて!!!!!!


Revo本人が
そうしていると信じてッッッッッッ!!!




なんてことだ Revoッッッッッ



誰か、、、、
ハロウィンだと言ってくれ


あれはハロウィンだと、、、
言ってくれ、、、


そして志田を
優しく抱きしめてくれ


オオンンッッッオオオオオオオオンンンッッッッ




ここまで読んでくださったあなたに
心から感謝を



ハロウィンは終わらない!!!!!








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