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ハロウィンと朝の物語②

前回:「物語」


まじめに

いっけなーい!
ハロウィンに遅れちゃう!



そんな今夜もハロウィンなのである!!

小生の地獄

イントロ

復讐の鐘
大切な人を殺した奴がいる、、、、?
取るべきは ペンか 剣か
君ならどちらを選ぶ、、、、、、

抜刀の機を窺うような研ぎ澄まされた尺八

殺伐とした語りの割に
One Night Carnivalごとく溌剌としたスタートを切る


父の嗚咽

父が嗚咽を漏らした 働く姿を描いたpicture
チートの作者は ベッドでアートを描いていた
他の悲鳴を照らした 
布団の中から漏れたフラッシュライト
キッズ離れしたメイクのゾンビが笑ってた


いつでも何処でもお絵かきするほど
お絵かきが好きで
本人はお遊びの一環で
ベッドの上で描いた絵だとしても
その「働くお父さんの絵」を見て
「お父さんを描いてくれた!」と
父は嗚咽を漏らすほど喜んだ、、、、みたいな

お兎お兄さんのお子さんのお話、、、?

仄かに聞こえるオルゴールの記憶



地獄の門は何時だって

才能があると最初に唆したのは小生で
地獄の門は何時だって 
何処にだって開くと知っていたら
憾まないと言っても地獄に落ちるだろうけれど
いや 人殺しより 
嘘つきの方が性に合っている

人の心を動かす才能があると最初に言ったのは
お兎お兄さんで

そのせいで
大切な人に不幸があったと思っているのか
それを後悔しているのか

この「うらむ」が憾むであるのなら

「才能がある」あと言う言葉はきっと
曇り無き賞賛であるのに
「唆した」と過去の純粋な行動を軽蔑して
知らなかったことを 無知を憾み
「今なら分かる」 と当てつけのように
正解を叩きつけるのは
イドイドの彼と同じ構図の幼さがある

恨み ならシンプルに
大切な人を殺した奴への恨みかもしれない


小生の復讐

未だ見ぬ娯楽を 驚くような芸術を
親愛なる誰かに捧ぐ物語を 
それこそが小生の復讐

ロックなドラム
取るべきは剣かペンか
復讐するかしないか じゃなくて

どっちで復讐するか っていう話だったとは

息継ぎの無いストリングスは苦しく
何かを飲み込んでからの「復讐」


頭の中の宇宙

頭の中の宇宙ではいつも何かが生まれ煌めいた
されどその星の美しさは
他者には見えないと知った
伝えたい想い溢れども短い舌が一つしかない
うまく喋れず揶揄われて僕はただ口をつぐんだ

頭の中 で パカッ っていうSEが入っている笑

志田はいつも音楽を聴いて
彼はいつもこんなに
美しい世界を見ているのか と
その宇宙の煌めきがうらやましいなんて
思っていたけれど

それは音楽を聴いたから知った彼の宇宙であって
音楽無しに 彼の宇宙を覗き得ただろうか、、、

Revo語録の「違う星空 同じ色の寂しさ」は

見た星空は違くとも抱いた「寂しい」は
あなたと私で同じ色をしている

というより
見た星空はあなたと私で違うのに
私の星空をあなたが
あなたの星空を私が見られないのは 寂しい
ってことなのかな


嘘つきの方が性に合っていると言いつつ
両舌でも二枚舌でも無い 

そして
何時かは御滑舌が
大変好ましいという話を書いて
本当に申し訳ない、、、、、、、


古い文学

あいつのような才能はないが
古い文学にのめり込んだ
悪筆と揶揄われても走る筆を止められなかった
僕はいや小生は己の道を行くんだ

何時かは独自フォントが味深いと書いて
本当に申し訳ない、、、、、、


「小生」は志田の知る限り
書き言葉でしか使わない一人称で

僕は、、、、いや「小生はー」と
ペンを取っているのが見える

その星の名前

劇団に身を置き戯曲を卸した
客の瞳に映る その星の名前は昔から知ってた
されど舞台に上がれば無惨にアガって
客の瞳が放つ その圧に飲まれて
真っ白になった...

おおおおお
お兎お兄さんは戯曲家だったのか
志田が思うに戯曲を書くような人間は
「人の驚いた顔が好きで 
悪戯を仕掛けては満足そうに笑う」ので
冒頭の絵描きさんとお兄さんは似ている

そんな戯曲家が言う「才能がある」は重さが違うし
真面目に「才能がある」と伝えたのだろうから
益々何で後悔しているのだろう、、、、

鉄琴の星明かり

誰も知らなかったお兄さんが頭の中にある宇宙を
出力した戯曲
ストリングスの高く澄んだ夜空に
金管の雄大な空間があって
そこに鉄琴の星が輝く

星の美しさ見た観客の瞳も光る


すごい
ストリングスや金管が作る宇宙の
果てしない空間に鉄琴の星が輝いていたのに
ストリングスは迫り追い詰め
金管は込み上げて彼を呑む
どんどん空間が狭くなって
星との距離がゼロになる
鉄琴の音色は変わらないのに
その星の美しさは変わらないはずなのに
受ける印象は痛いほどに鋭利に変わり
真っ白に で一度無音になる

Revoさんが描く宇宙は
恐ろしいほどに美しい

志田は彼の黒眼鏡ほど澄んだレンズを知らない



視線恐怖症が黙示録、、、福音でもあった
なるほどだからサングラスをかけているのだね


かわみぃ、、、、、、?????

この兎さん、かわみぃっていうか!
そんなかわいいお名前だったの?!


二人きりの家族

二人きりの家族になっても
力強く走るその絵筆に
幾度勇気付けられたか伝えきれてない
だから
悲しみに追い付かれぬよう
真っ直ぐにそれに手を伸ばし続ける
ただ星に届くように

かわみぃと二人きりの家族、、、、?

冒頭の絵描きさんがもう一人の家族?
やっぱり娘さんなのかな

悲しみに追いつかれぬよう、、、

すごいな
何か悲しいことがあったとき
その悲しみに囚われることを
「あの日から時が止まった」と表現するように
志田は悲しみは定点で
そこから脱せずにいることだと
思っていたけれど

Revoさん的には
時が止まることはないように
そこから脱する とか
過ぎ去るとか
悲しみを置いてくる とかではなくて
我々が止まれば追い抜かしてくれるわけではない

悲しみも止まることはなく
我々が進み続ける限り
着いてくる影のような 動点なんだ

悲しみを抱えたまま 歩いてもいいし
悲しみを抱えたまま 笑ってもいい

旋律の雲間から微かに見える鉄琴が良いな
力強く走る絵筆もかわみぃにとって
紛れもない星だったんだな


時に心象を吐露しながら生き生きとした文章を
書いていたかわみぃが
ただただ 記録 するために ペンを執っている

どこへゆく

メイは度々夜更けに突然泣き叫び
成す術もなく震える手を伸ばし抱きしめた背中の急な壁ドン!から隣人の怒声についに慣れたボロアパートを追い出され どこへゆく

ロックなリズム
二人だけの家族はメイ?姪?メイちゃん
かわみぃ、、、、、


眼鏡の女神

途方に暮れていた仔羊を救った
眼鏡の女神は実家の旅館の離れでいいなら
口利きしてあげると笑った

兎さんだったのに 仔羊なんだ

救われたのはメイちゃんで
メイちゃんが メェちゃんだから羊なのか

和装がとても似合う女神の箏の音色
助けてくれる素敵なお友達が居たんだ




手繰れ蜘蛛の糸

儘 失うことを恐れて傷つくことから逃げても
ただ大切なものに気づけば その手の中にある
ああ儘ならないのが人生だ
人にはそれぞれ地獄がある
笑わせたい顔が浮かぶなら
手繰れ蜘蛛の糸 そして物語を

うぉぉぉぉぉぉぉぉ

触れたいと思っていた のに
大切なものは気づけば手の中に

手の中にあるから
失うことが恐ろしくて
傷つけたくないんだ

鉄琴が聞こえる
星が輝いているよ

怖いと言っていた星の輝きが
彼が紡ぐメロディと同じ旋律をなぞっている
力強く走るペンが結ぶ星が綺麗だ


笑わせたい顔が浮かぶ、、、、

これはMärchenの
「笑ってほしい」という含みが効いてくる
笑ってほしい はただひたすらに祈りなのだと

志田がMärchenを聴いた時に感じたのは
「明日は笑えるかもしないとこの昏い時代に
どうか ひかり へ手を伸ばして」という
笑ってほしい相手に対して
「目の前に蜘蛛の糸があるなら手繰って」
という祈りだった

この曲では
「笑ってほしいのなら お前が
この地獄で 蜘蛛の糸を手繰れ」と言うのか

だから地獄の底でも
蜘蛛の糸を手繰っていいと
光に手を伸ばしてもいい と言ってくれる
「悲しみに追いつかれぬよう」なんだ

勢いのまま乱暴に書くとするのなら
星空を見て欲しい
まずお前が星空を描け だし

蜘蛛の糸を手繰ってほしいなら
まずお前が蜘蛛の糸を手繰れ  であり

笑ってほしいなら
まずお前が笑え なんけれども

星空を見て欲しい
手繰って欲しい
笑ってほしい という
玉のように白い花の祈りが糸を撚る

地獄の中で誰かの地獄に蜘蛛の糸を垂らすとき
誰かにも手繰って欲しいこの糸ならばきっと
切れないのだろうから


ここまで読んでくださったあなたに
happy Halloween⭐︎


ハロウィンは止まらないッ


余談:グラサン兎


全く時間がないのに
今回は動物図鑑を引っ張り出してきたので

兎がサングラスを掛けるのは
生理学的に理にかなっているのかという
ニッチな話をしていきたい

かわみぃ及び人類の両目視野は180~200度であるが
非捕食者である兎の視野はかわみぃより広く
片目あたりおおよそ170度~190度
両目合わせると360度
自分の背後も見ることができるが
真後ろは見えていない

しかし
両目の視野がかぶるのは10度程度と
近くの物はよく見えず
視力は0.05~0.1と良い訳では無いため
日常生活に眼鏡は必須である

人間の8倍
光への感度が高いため
眩しすぎる光は苦手で
薄暗いところでも活動できる
どちらかというと
夜明と宵闇に元気になる
薄明薄暮性の生物であるから

兎こそ度付きサングラスを
掛けるべきなのである

この世にグラサンをした兎が居ても
何ら不思議では無い


無い


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