ルクセンダルク大寄稿⑨
前回:「巫女の祈り」「彼の者の名は...」
「来訪者」
希望へ向う譚詩曲
イントロ
ギターの旋律
懐かしい音色
水の音 虫の声 鳥も蛙も聞こえる
"君は僕の希望"の序盤の
志田の想像する少年故郷の描写と似ている
風が吹くような笛、、、
やはり少年
幻想的なこぼれ落ちるハープと共に
笛がツインになる、、、
弟くんとか故郷の幻影というか面影というか
ハープの旋律が朧げな姿を思わせる
少年が故郷に帰ってきた
ドーン
ハープの幻影が消える
雨とか鐘とか鳥が囀り始める
地平線から太陽が登って
やがて深い穴の底へ太陽の光が差し込んでいく
ドーン
これが大地の鼓動みたいでだんだん早まる
大地が息を吹き返したというか
また自然の営みがはじまったというか
神秘的な音
まだ水の音とか鳥の声がする
風が彼らの世界に戻ってきて
自然が蘇ったのか
大穴を根城にする鳥や
草を喰む虫たち
大穴は塞がらなかったけど
ここに自然の営みは帰ってきている
ファンファーレ的なメロディと共に
鳥が羽ばたいている
少女が羽ばたいて
少年が空になったのか
何処までも
ピアノのシンプルな伴奏に
真珠お姉さん
大穴が空いた日を振り返っている
このお声で後悔されると
聴き手の古傷に沁みるな
満ち足りて
風が吹くSE
少年が故郷を離れて旅に出ている
少年たちがありふれた日常を取り戻す旅
ベースがいい
鈴虫
夜かな
やっぱりこのお声、、、
志田はさっきまで憂いって言っていたけど
なんかしっくりきていなくて
教会建築の本みたいなやつ見ていたのですが
天窓から差し込む光が
これは!
寵愛と慈悲だ、、、
で、この方は
どちらかというと慈悲が強くて
寵愛は人ひとり分の温もり
志田のモヤモヤ解決
喜びにも悲しみにも祈りを添えられる
真珠のお慈悲のお声です
"満ち足りて"あたりで
ハープ?、のパラパラした高音
低音が強いのにこの高音が
まるで暗闇に散らばる星のようで
満点の星空ではないけれど
満ち足りてないわけじゃないけど
光はあった
間奏
笛の旋律
少年が歩いている
旅をしている
上手くやれた
ルクセンダルク紀行から察するに
旅路は結構難ありなので
少年少女たちは
度々壁にぶつかったのでしょう
でも少年たちの素敵なところは
ぶつかっては立ち止まったところ
もしかしたら立ち止まることを余儀なくされた
だけかもしれないが
やっぱりルクセンダルク紀行から察するに
"生命の値段っていくらなのだろう?"
"キミは首を傾げた"
"憂いの後にとても強い目をしていた"
などなど
少年たちは
旅の中で見た世界に目を背けていない
きっと見なければ負わなかった悲しみもあったが
それでも自分の目で前を見て進んできたようだ
ん?
ルクセンダルク紀行は
"キミ"表記だな、、、あ、、、
歌詞が
後悔パートとそれだけじゃなかったパートを
繰り返している
そうして少年たちは
悲しみを背負ってもなお
悲しみだけじゃない何か得て
後悔を繰り返して強くなっていったのかな
諦める
おおおお
これは「彼の者の名は..」で歌われていた
"彼の者の名は恐怖 誰の中にも住まう
諦めることに慣れないで 立ち向かえ!"
対応している、、、予習しておいてよかった
そう!これは君と立ち向かう物語
鎖された
Revoぉぉぁぉぁぁぁお!
あなた出てくるのね?!?!
おいでませ!
そして真珠お姉さんとデュ
でゅでゅ
でゅでゆでゅゅ
デュエットしている
えらいこっちゃ
これはRevoさんが旅人Revoさんとして
歌っているのか、、、、?
そんな気もする
えええぇぁぁぁぁぁ
暗闇←→希望
君の瞳←→後ろ姿
喪う←→生まれる
この対比を繋ぐ日本語も美しい
具体的なエピソードが
原作にはあるのかな
痺れそう
瞳→言葉→後ろ姿
これがまたいい文学的
君への信頼が時間と共に深まっていってる
目を見て
この人信用なるな
他はまだ信じられないから
実際どうなのよと目を見る
それが
言葉で信じられるようになって
最終的に後ろ姿だけで
信頼を置けるようになっている
君を信じていると
面白いのが君との距離は離れているのに
心は近づいていっている
目が合う < 言葉が届く < 姿が見える
距離が離れても信じられる
そう
星屑の革紐的
凍りついた
本当に凍りついている
遠い音のエフェクト
時計の針
セピア色の記憶
ああああ
もう志田は歌詞以上に言葉が出てきません
また
手<笑顔<姿
対人革紐の長さが長くなっていっている、、
ああああ文学的ぃぃぃぃい
ん
"別れるために出逢ったわけじゃない"?
君とはもうお別れしているのか
え
いやよ志田は
星屑の革紐で繋がってるから平気だって?
志田は嫌よ
でもこの"君"が気になる
いろんな"君"なんだろうな
そして
多分Theme of the Linked Horizonで
脊椎をガッてやられた後遺症なんだけど
Revoさんから「君」と呼ばれると
ねぇ、、、困ったものですねぇ
何の為
がっつりRevoさんパートだ
こちらに問いかけてきているな
戦うって難しい
原作でも現代でも
何の為かと言われたら
上手く答えられない
きっと幸せのためのはずなのに
自分の幸せが誰かの悲しみだったり
誰かの幸せを奪わないと
自分の幸せは得られなかったり
幸せを求める心を飼い慣らすのが難しい
世界を知る痛み
ああ
いい言葉ですねぇ
この曲で志田的にぐっときています
世界を知ることは痛みを伴うと、、、
もう何も言えないですね
美しいだけじゃない世界
侭ならない人生
殴ってくる音楽、、、
Revoさんの音楽も物語も
殴ってくるので
殴ってくる本人に
「怖れないで」と言われましても
と言う感じではありますが
何かを知るのは確かに恐ろしい
志田も知らないれぼさんを知るのが恐ろしい
でも知ることを放棄はしていない、、、はず
好きな音楽を知ろうとしないのは
好きとは言えない
そろそろね
知らないれぼさんも知るべき時、、、
志田は最近というより
Theme of the Linked Horizonを聴いて
そう思いましたね
かなりこのアルバムで彼のことを
彼の音楽のことを
知ることができた気がする
このお歌がある限り揺るぎない彼を
志田の中に得られたと
彼に殴られて痛む傷
でも最近は
殴られて痛む心が志田にもあって良かったと
痛みを感じられる人間だと、、、
元々傷があったところに
己の心の柔らかい部分にそっと触れる痛み
この年齢にもなって志田には
まだ鞣されていない硬い部分があったのだと
彼に音楽に鋭角でゴリゴリされる痛み
この痛みを怖れちゃいかんと
志田はそう思います
かわいいれぼさんは別です
大脱線
"世界を知る痛みを怖れないで"
いい
間奏
ゴリゴリのバンドサウンドが加わった!
新たな物語が始まる
というかこの作品がこのお歌が
織り込まれて
またここから物語の外側に
新たな物語が始まる
エンディング感無い
新しいBravery Defaultが始まる勢い
だんだん盛り上がる
おおおおお
激アツの転調
刻むリズムが心地よい
奏者 歌い手 原作 聴き手が
ここで手を取ってる
まさに
「せーーーーの!」
の転調とリズム
あなたもやってみてほしい
この音を聴いて一歩前進んでと言われたら
「真っ直ぐに」の "ま" で
全員揃うと思う
キミと紡いだー
やっば
最高潮がここにギュッと詰まっている
何度でも立ち上がる、、、、
仲間と剣を合わせている
"キミ"と紡いだ、、、、
キミ、、、、
希望へ
一曲の中でも
希望へ向かっている
ああああ志田にも光が見える
オルゴールを巻く、、、
オルゴールはルクセンダルク紀行の始まりに繋がる
ぅぉぁぁぁぁぁ
激アツだ
そして紀行本を閉じずにもう一度巻いた!
うぉぁぁぉ
うぁぁぁぁぁ
締めが駆け出していくみたい
冒険が始まる
譚詩曲
おそらくエンディング曲で
原作を知っている人ほどヒシヒシするのでしょう
志田でもヒシヒシしてるので
よっぽどヒシヒシしますね
物語から引用されている部分が多く
この曲を聴きながら
走馬灯のように思い出されて
気づいたらビシャビシャ
君とキミの表記の違い
君はやっぱり
少年少女の君と
「花の散る世界」の君と
旅人Revoさんから物語中の仲間に向けた君と
いろんな君が内包されている
キミはルクセンダルクの世界から旅人に向けたキミ
ルクセンダルク紀行の時も
彼女たちはその国の語り手として
旅人のキミに語りかけている
、、、のかな
志田が音楽的にグッときたのは
この曲だけでも
希望へ向かっているということ
喪って→悔いて→立ち向い→倒れても→立ち上がる
この一曲で
希望が何処にあるのかがわかる道標でもあり
少年少女たちが歩んできた道程でもある
お声の化学反応
志田はRevoさんが誰かと
でゅでゅでゅ
デュエット
してることに目ん玉がまず何処か行きまして
誰かと歌ったりするのだと!
志田は純粋に驚いたのです
まず彼が誰かと歌う?!
コーラス以外で?!
他に二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・
しか知らない
彼が誰かと共に歌う時
志田が知る限りはどれも特別な時
レアRevoなのか、、、味わいだな
志田はこの曲に
そしてRevoさんとのデュエットに
この真珠のお姉さん
彼女のお声がこうきたか、、、と
真珠のお姉さんは
前に述べたように
汚れを許さない純白のお声
かつ
"誰か"の悲しみと喜びに祈りを添える
真珠の慈悲を持つお声
であるから
大変失礼なことに
彼女がコーラスするのは想像できるが
二重唱で相性が良い方を見つけるのは
難しそうだなと思っていた
相手を漂白してしまうから
なんというか一人の人間の温もりはあるが
寵愛とか慈愛が深い気がするので
お歌全体が彼女の
人間離れした神聖なエネルギーに引っ張られそう
で!
ここで志田の想定外のRevoさんと
未知の真珠のお姉さんのお声が出会ってしまったと
チラ聞き情報によるとお姉さんは
Märchenにご参加されているらしいので
すでに相性はRevoさんもご存知だったのでしょうが
この相性がいい
そしてこの一曲で
闇から光へ
立ち止まって歩き出す
恐怖から立ち向かう
のように相対する性質が
希望へ向かって方向性がある
まさに
悲しみから喜びまで祈りを添えられる
どんな物語もよく染み込んだお姉さんのお声
ドンピシャ
序盤はまさに
悲しみに寄り添うお声で
"諦めることに慣れた"あたりで
喜びとは言わないかもしれないが
希望を含んだエネルギーが帯び始める
ここに!
Revoさんがおいでませ!
志田だけが思ってるかもしれないんだけど
Revoさんが歌っていたら「あっいた!」と
彼の声は彼の声!とわかると言いますか
志田の記憶にある限り
RevoさんとハモるのはRevoさんだし
(ハモのRevoさんのお声大変美味 別腹)
クワイアとかコーラスがあっても
別の旋律をなぞっているか
自由の翼の凱歌合唱!みたいな時以外
誰かと同じ旋律のお声をまだ聴いたことがなかった
もちろん
優しみや儚みから喉を掻き切るお声までだせる
表現や歌い方はもう役者すぎて物語がよく染みる
Revoさんのお声はRevoさんのお声でしか
溶けているところを聴いたことなかったのだ
このRevoさんのお声の溶けなさ
彼もまた誰とも親和性が高いというわけではない
お声ではないかと
それが!
お二人のお声が溶けとるではないか!
お姉さんの神様感と
Revoさんのひとりの人間感
物語には高い親和性
お声には独立性があったお二人が
その独立性を相殺せず物語を引き立てあっている
やっぱりこのお歌は二人が
同じ立場で歌っているわけではないと思うので
この独立性が役に立つ
彼女は彼女で歌っていて
彼は彼で歌っていて
その延長線上で交わって溶けている
この化学反応は教科書に書いておくべき
"真っ直ぐに 唯 真っ直ぐに"
からは
Revoさんのひとりの人間くさいアツさ
お姉さんの祝福エネルギーが迸って
ンンたまんない
最強ハッピーセットと一緒に一歩前に進める贅沢
そしてバラッ ⤴︎ド の
Revoさんのお声の高さ
しかもおそらく表の声でここまで行ってる
やば
Roman「朝と夜の物語」の
物語はあるのだろうk⤴︎くぁ
の裏のお声と違う表高音 大変美味
Revoさんてかなり女声に近い高音まで
ちゃんと男声らしい表声が出る
ご自分で虐めつつ
ご自分のハードルをご自分で超える
Revoさんは進撃で喉を虐めるうちに
二ヶ月後みたいな
表の喉千切高音を編み出したのかと思っていたが
もう千切ってる片鱗がここにあるではないか
いやぁこの曲は
音楽と物語とお声とが
ピタッとハマってて
志田はもうRevoさんが怖い
手を取ろう
ジャケットを改めて見ると
ジャケットのRevoさんが
「立ち上がる」と言っている、、、、
志田はこのジャケット写真
初見で
「手を取れ 連れていってやる」と感じて
志田は「立ち上がらなきゃ」と思った
Theme of the Linked Horizonを経て
「一緒に征こう」と言われ
最終的に帰り道で
「何度でも立ち上がる キミと紡いだ」と、、、
嗚呼、、、、、そんなことを言ってくれるのか彼は
はぁ、、、、、ギュ
次回:「ピコピコ戦闘曲メドレー」
「志田の総括」を寄稿し、、、
ここまで読んだくださったあなたに
心から感謝を