デザイナーのタマゴにおすすめ!1年目に読みたいデザイン本
デザイナーとして5年も働いていると、
「デザインの勉強を始めたいけどなにからやればいいかわからない…」
という相談を受けることがちらほら。
そんなかたに「とりあえず読んでみ!」と言える書籍をいくつか紹介していく。
「デザイン書籍」と言ってもかなり幅が広いため、ざっくり5つに分類。
①デザインの基礎を学ぶ本(教科書)
②デザインソフトの使い方を学ぶ本
③秀逸な作品をまとめたギャラリー本
④ネタ帳的な作例集
⑤配色、素材、フォントをまとめた本
この記事では「①デザインの基礎を学ぶ本(教科書)」を中心に合計3冊、なるべく実践的な部分には触れない本を選定した。
専門ソフトの使い方は基本的に勉強しなくてOK
書籍の紹介の前に。
デザインを学ぶときにまずPhotoshopやIllustratorといったデザインソフトの使い方から学ぼうとする方がいる。
個人的意見ではあるが、この勉強の仕方はあまりオススメしない。
ソフトはあくまでもデザインの「手段」であって、「目的」ではない。ソフトの勉強をすると、「ソフトを使いこなすこと」に焦点が合ってしまう人が一定数いて、これはもったいない。フリーソフトでもOfficeでも、手書きでも制作はできるのに。
まずデザインについて触れ、作りたいものが見えてきて、PhotoshopやIllustratorで作るのが最適、と判断してから必要に駆られてソフトの勉強をする…で全く問題ない。(むしろ制作過程で覚えるのでわざわざ勉強いらないです)
おすすめ書籍3選
前置きが長くなってしまった。
そんなこんなでソフトの使い方には関係なく、
デザインの基礎が学べる教科書的書籍を紹介していく。
①デザイナーになる!
こちらは新卒で入社したデザイン事務所で勧められた書籍である。
「デザイン=見た目がきれいなものを作ること」ではなく、
「デザイン=クライアントや社会の課題解決をすること」という視点がしっかり書かれている。
これからデザインを学ぶ人にはこの視点を最初に知ってほしい…!と思い一番目にピックアップした。
この意識を持っているか持っていないかで、デザイナーとしての質が大きく変わってくる。というか、この意識がないと今後デザイナーとして食べていくのは難しくなるだろう。ぜひ身につけてほしい感覚である。
②なるほどデザイン
こちらは書店で平積み率ナンバーワン(当社比)のデザイン書。
とにかく見た目かわいい!親しみやすい!!
デザインに興味がない人でも、ページ構成に動きがあってポップなのでパラパラ見ているだけでも楽しめる。
デザイン書籍は作例が渋いことも多いが笑、この書籍はそのあたりも割とイマドキで真似しやすい。
③デザイン入門教室
上記ふたつとは打って変わって、
結構固めに/しっかり学ぶタイプの書籍。まさに教科書。
レイアウトや配色など、かなり理論的に解説していて、もっと深くデザインを学びたい!というかたにおすすめ。
「センスがないから…」とデザインの道を渋る人もいるが、これを読めば「デザインはセンスじゃない!理論!」ということがきっとわかってもらえるはず!センス要りません!!!
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デザイン=課題解決
もう少し実践的なデザインの作例を紹介している本や
おしゃれ配色をまとめた本など紹介したい本はたくさんあるが
かなり基礎の基礎に触れる本を選定してみた。
デザインはセンスできれいなものを作ることではなく、
クライアントの課題解決のために使う考え方
ということを知ってもらうきっかけになればと。
(なんか趣旨がずれた気がしますが1記事目なんてこんなもんでしょう)