BLACK Cherry
お前はいつも舌先で
口の中で結んでいたな
それが得意なの
にっこり笑うお前
嫌いじゃないよ
そんな特技持ってるのお前だけだからな
俺はまた一粒お前に渡す
彼女は嬉しそうにまた口の中で結ぶ
見て 見て 出来たよ
得意技に俺に見せつける
俺だけの前にしとけよ
俺は答えた
俺だけのモノになって欲しかったから
愛なんて知らない
それが愛なのかも
ただ1秒でも長くお前と居たかった
彼女は時計を見て
帰り支度を始めた
引き止めたかったけど
俺には権利がないらしい
俺の愛車に急ぎ足で乗り込む
俺はエンジンをかけ
彼女を送った
帰り際彼女は俺にキスしてくれた
Cherryの香りと結んだハートの茎が残った