囲碁 野狐9段への道2
今レートが5段ですが、あと1敗で4段に降格という逆境のなかでの一局でした。
互先で僕が白でした。
結果が僕、白の中押し勝ちでした☻
今日は布石をあんまり打たれなさそうなのにしてみました。定石がなく、序盤から難しい碁になったなという印象です。
黒27が厳しくて黒33まででかなり黒石が厚くなってしまいました。白34が厳しいだろうと思って打ってみたんですが、黒37が上手い応手で白が困ってしまいました。
白42が悪手で白43と打つべきでした。白44の切りから白47の後でぎって手があると思っていたんですが、ダメ詰まりでうまくいかないことに気づいていませんでした。もし、白42が43だったら黒の目が作りづらくなってもっと白がよくなっていたはずでした。
黒51になってみると、右辺の黒を攻めるのは難しそうだし、下辺の黒模様が大きくなりそうで、ちょっと劣勢かなって思っていました。
白52から下辺をサバキにいきました。左下はなるべく外側の黒が厚くならないように気を付けて打ちました。白76時点では、下辺も減らせたし右辺の黒も分断できそうなかんじなので悪くない形勢だと思いました。
白80は良くなかったかもしれません。81と打つのも考えたんですが、黒80と打たれて白三子が飲み込まれて右辺の黒がつながってしまうのを嫌ってしまいました。しかし、黒85で分断されては、白86で先手で厚みができるとはいえ、さすがに黒の実利20目は大きすぎたと思います。
気を取り直して白88で右上黒を攻めました。中央の白がそれなりに厚くなっていたので結構黒が厳しそうでした。黒107までで小さく生かして厚みを作れたので、勝負にはなりそうだなと思いました。
黒111はあんまりよくなさそうだと思いました。単に三々に打たれるのが一番嫌でした。白112と打ってしまえば黒からはだいぶ入りにくいので悪くないなと思いました。黒は黒115からサバキにきました。中央の白も連絡が十分でないところが結構あったので結構難しい戦いにはなりました。なので、なるべく安全運転で外側で得をしながらワンちゃん取れたらいいかなぐらいのスタンスで打ちました。
結果、そんなに大きな得をすることができずに黒がつながりました。形成判断機能では盤面で互角くらいでほんの少し白が善さげになってました。ヨセはうまく打てていた自信がありません(笑)ただ、途中で気づいて白168で分断することができ、黒はいきれずに白中押し勝ちとなりました。もし分断できていなかったら形勢はどうだったんでしょうか。気になるところです。
AIにもかけてみました
かなり長い間互角の形勢でしたが、やはり白80から黒87にかけてで大きく黒がよくなって、黒87の時点で黒の勝率が85%くらいになってました。右上で白の厚みができた時点ではだいぶ打てるかなと思っていたんですが、AI的にはこれでも黒の勝率が80%とやや黒がいいみたいです。ただやはり、黒111からの黒のサバキがあまりうまくなく、白116の時点でほぼほぼ互角の形勢みたいです。中央の戦いで白がじわじわ盛り返して、白150時点で白の勝率が90%以上になってました。
AIの指摘としては、
実戦では、二段ばねしましたが、膨らんで一子を捨て石にして下辺を取るような打ち方も有力だったようです。ただ、ここの打ち方は本当に星の数ほどあるようで相当奥が深そうです。
こんなふりかわりもあれば、
こんなふりかわりもあるようです。いやーむずかしー
右下はこんな感じの別れが穏やかだったようです。
他にもいろいろおもしろい発見がありました。
白70の二間とびは他に、ケイマ、一間飛び、つけ、などいろいろ打ち方があるようです。
それから、白68の下がりはハネの方が得でした。
黒65はコスミつけたほうがいいようです。
黒69でケイマの薄みを補強しましたが、実際、つけぎりが結構有力だったようです。
二間飛びしたときは、分断されてもこんなかんじにふりかわれると読んでたんですが、
黒からはこんなわかれにするのが最善なようです。勝手読みしてました。
実戦では白76はつけだったんですが、このように打つのが正着でした。
実戦では、白70で一間飛びでしたが、このような打ち方で形を整えて下辺で生きてしまおうとする打ち方も一応あったようです。
総括すると、中盤以降やや苦しい形勢が続きましたが、粘り強く打った結果チャンスをつかめたので良かったかなと思います。
私の反省用にまとめた記事ですが、同じぐらいの棋力の方の勉強に役立てば幸いです。
閲覧ありがとうございました。