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「確率思考」で市場を制する最強の投資術 ~第3章~
七福人と申します。
先週に引き続き、エミン・ユルマズ 木原直哉共著の
最強の投資術で市場を制する確率思考の参考になる情報を列挙しようと
思います。
第3章 「確率思考」で市場を制する最強の投資術
・投資する理由は最低ふたつ必要
130P 投資する際は、最低2つは買う理由があることを条件としています。
理由そのものは特に限定していなくて、
割安というのもそのひとつだし、連続増益している、
成長期待が高い、シェアが高い、
連続増配している、MBOやTOBの期待がある、
アクティビストが入っている、
買い集めている人がいそうなど、さまざまです。
もちろん、買う理由は多いほどいいので3つ以上ある
銘柄もあります。
130P なぜ投資するかをはっきりさせることは、とても大事ですね。
「どうしてこの銘柄を持っていたのかな」と
わからなくなってしまう人は、意外と多いんですよ。
131P 投資する理由は持ち続ける理由にもなっているので、
それがなくなって複数あったはずの投資理由が減った段階で
売却を考えます。
最低でも、投資する理由がひとつしかなくなったら、
その時点で手放すことにしています。
131P 買いにも売りにも唯一の正解なんてありませんから、
自分が納得できる基準や守りやすいルールを決めて
システマティックに売買するのはとてもいいと思います。
132P 僕がストーリー投資の重要性を訴えている理由のひとつに、
何のプランも立てずに、行きあたりばったりで投資して、
株価だけに反応して売ったり買ったりするようなことを
やめてほしいという思いがあります。素人がこれをやると、
必ずと言っていいほど失敗しますからね。
・本物かどうかを確認できれば、いつ買ってもいい
133P 基本的には、魅力的な銘柄を見つけたら即、投資します。
銘柄が良ければ地合いなんてあまり気にしません。
私が考える良い銘柄というのは割安な銘柄だから、100万円する
はずのロレックスの時計が50万円で売っているのを
発見したようなものです。
134P なぜか株の場合は、誰かが上がると言っていたという
適当な理由ですぐに買っちゃう人がけっこういるんですから
驚きますよ。
135P (時価総額の小さな銘柄の場合)1000株単位の売り注文が何日か
連続して出ていると、高確率で大株主の売りだと判断できます。
割安な銘柄というのは、大株主が売り続けて割安になっている場合も
多いので、こういう時は売り終わるのを待つんです。
135P 出来高が少ない時期も株価が安くなりがちなので、チャンスです。
出来高が減っている中で、大株主が売っているような状況だと
ダブルでおいしい局面です。こういうときは迷わず買いに行きます。
・テクニカル分析は有効か
137P 板と歩み値を見ていれば、チャートなんて必要ないんですよ。
137P 僕の好物である時価総額の小さい銘柄の場合、良い銘柄であれば
まとまった買いが入って下値を支える特定の大口投資家が
いることも多くそういう銘柄は下値が相当堅い。
138P 最初からショートカットする人は、本気で取り組んだ人には
勝てません。
138P 板や歩み値を見ることで他の市場参加者の意図や有利な買い時が
わかることがあるし、圧倒的に優位に立てるんですよ。
139P 8割ファンダメンタルズ、2割チャートぐらいのイメージですね。
・負けとわかっていても、降りられないトラップ
140P ゼロにするわけにはいかないので、ポーカー以上に厳しい
リスク管理が求められると思います。
141P 多額の投資をした事業ほど、それまでに費やした労力やお金、
時間が惜しくなってしまいあきらめがつかずに撤退の判断が
できなくなります。
141P お金をお金だと思ったらダメなんですよね。たとえば10万円の
含み損が出たときに、この10万円があれば旅行に行けたのに、
とか、家賃を払えたのにというようなことを考えてはいけません。
ますます悔しさという感情に支配されてしまって、
正しい判断ができなくなってしまう。
143P まあ、感情のコントロールに自信がないなら、毎日株価を
チェックしたりしないで放っておけばいいんですよね。
開示だけチェックしながら、ゆっくり配当や優待だけもらって
おけばいい。
・”残りのチップで最後の大勝負”は悪手だ
145P 本来なら負けているときこそ、慎重なプレーをするべきなんですが。
145P 窮地でも淡々と期待値が高くなるようにプレーしないと
いけないんですが、多くの人がすぐにでもチップを取り戻そうと
無理なプレーをしてしまうんですよね。
146P 買いも売りも一貫したストーリーに基づいた判断ができるのが
理想ではありますが、何%の損失が出たら機械的にいったん
切るというルールを決めておくのも、ひとつの方法です。
・10倍株を狙う意味はあるのか
148P チャンスが来るまでは、下がりにくい割安優良銘柄を買って
放っておけばいいんでしょうね。
148P 10倍株を見つけるのは木原さんが思うほど難しくはないですよ。本当に難しいのは、それを10倍になるまで握り続けることです。
149P ある程度のお金を稼ぎたいんだったら、大きいトレンドに
乗らなきゃいけない。
149P 勝てない投資家は利益確定が早すぎて、大きいポットを
取れないんですよ。せっかくいいトレンドをつかまえていい
投資ができたのに、
利益が大きく育つまで持ち続けることができないんです。
149P テンバガーを達成するというのは、そこに到達するまでの精神的な
コストを払う必要があって、多くの人はそれを払いきれずに
脱落するんです。
150P 自分が立てたストーリーを信じてずっと握れるかどうか
勝負なんです。5倍になる、10倍になると見込んで投資したなら、
そのロジックが崩れてない限りは持ち続けていいんですよ。
・投資スタイルを決めたら、一貫した行動を取ろう
152P 投資家は自分のスタイルを確立さえた方が良いと言っています。
デイトレード、スイングトレード、長期投資、積立投資、
バリュー株投資、成長株投資、配当狙いなど、様々な投資スタイルが
あるので、まずは自分がどんな投資に向いているか、
どんな投資をしたいかを決めて、自分のスタイルを確立する必要が
あります。
・新NISAの効果を最大化する方法
155P ストーリーにもとづいて投資をして、あとはそのストーリーが
生きているかだけを定期的に確認して、
余計なことはしないでとことん付き合えばいい。
しかも、今は新NISAという素晴らしい制度がある。まさにストーリー
投資にぴったりのしくみですお。
155P せっかく利益が非課税になるんだから、株価成長を取りに行く方が
圧倒的にオトクですよ。NISA枠をいっぱいにできる資金がない人は
別ですが、はみ出すぐらいの投資ができる人なら大型株や高配当株は
NISAの外の特定口座でいい。
155P NISAは何がいいかというと、非課税にできる利益の額に
上限がないことです。
155P 個別株に投資できる額は1200万円までという制限がありますが、
それが2倍になろうが100倍になろうが、
利益には課税されないんです。1200万円を10倍にできれば、
1億円以上の利益が出る。
本来ならそこに課せられる2000万円の税がゼロになるんですから、
数%の配当を非課税にするよりもずっと有利だよね。
157P 金融庁は国民に短期投資を繰り返すギャンブラーになって
ほしいのではなく、長期投資で資産を大きく増やして
豊かになってほしいんですよ。よくできたしくみです。
・インデックス投資と個別株、どちらが優位か?
158P だれもが個別株を研究して投資ができるわけではないので、
(積立投資は)一般的な人たちの投資の最適解のひとつだと思います。
159P 私だったら外国株インデックスと日本株インデックスを半々で
買うかな。あるいは、アメリカ株を少し減らしてインド株や
ベトナム株を入れてもいい。
159P すべての投資で為替リスクを負うのは、リスクを取りすぎだと
僕も思います。全部である必要はありませんが、
日本にいるなら円建てのリスク資産にも投資をしたほうがいい。
以上です。
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