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最強の投資術で市場を制する確率思考 第二章

七福人と申します。

先週に引き続き、エミン・ユルマズ 木原直哉共著の
最強の投資術で市場を制する確率思考の参考になる情報を列挙しようと思います。

第2章 期待値抜群のバリュー株の見極め方
・株価10倍のストーリーの描き方
68P 私のストーリー投資では、有望そうな企業を見つけたら、その企業が   
  属する市場が長期的にどれだけ成長できる余地があるか、
  そしてその市場で何%のシェアを取れるかという点に注目します。

69P ある業界の市場規模が1000億ぐらいだとします。そこでA社が
   10%のシェアを持っているとすると、
   A社の時価総額も100億ぐらいが適正だと考えていい。

69P 現状の時価総額が適正な100億円だったとしても、市場が有望で
  将来1兆円のマーケットに成長することが見込めるなら、
  この会社は何もしなくても株価10倍を狙えることになります。
  市場は伸びなくても、その企業に成長性があって
  シェアを20%に伸ばせる見込みがあるなら株価だって倍を狙える。

70P プロが見向きもしない時価総額が小さい銘柄に投資するようにして  
  います。
   個人投資家が不利にならずに戦えるパターンのひとつとして、
   時価総額が小さい銘柄で、月次報告や細かいIRを出して
   情報を開示している、あるいは売上や業績に影響を与えるデータを
   収集しやすい企業を選んで投資するようにしています。

78P 小さい企業で主要なビジネスがひとつしかなくて、それがシンプルな
   事業であれば、業績を推測するのはそんなに難しくなさそうだね。

・個人投資家でもプロに勝つことは難しくない
81P 私は以前からPBR戦略の重要性を説いてきましたが、
   それはインフレ経済下では低PBRは必ず是正されるからです。

・時価総額は大きいほうがいいのか、小さいほうがいいのか
85P 一般的には、時価総額が数百億円くらいまでが中小型株と
  されています。機関投資家は基本的に1000億円以上ある銘柄でないと
   買わないので、それより小さいと中小型株だといえるんです。
   中小型株専門に投資するファンドでも、さすがに100億円未満の
   会社には投資できないから、時価総額が2桁億円の銘柄は
   個人投資家の独壇場です。

86P 大口の投資家がいて流動性があると、その分株価は上にも下にも
   動きやすい。こういう流動性がある銘柄ほどスキルが求められるので
   個人にとっては不利だと思うんです。

89P 流動性に乏しい銘柄は悪材料が出たタイミングで売ることはできない
   でしょうけど、それを見越したうえでの分散投資をしているので、
   そんなに大きなリスクではないと思っています。

・株主を見れば上昇の兆しが見える
94P 買い集めている株主がいる銘柄は、株価が吹き上がる可能性が
  高いんです。

94P 買収合戦や乗っ取り合戦は、いくらでも起こり得ると思っています。
   特に大きな割合を保有する大株主がおらず、株価が割安な銘柄で
   あればいつ起こってもおかしくない。

94P 少し株価が下がるとすかさず買いが入るということが続いている
  銘柄は、買い集められている可能性があるからです。

94P M&AやTOBされそうな企業を狙って投資しておくという
  戦略もありますね。
  たとえば、現金比率が高い銘柄、現金同等物を大量に持っていて
  有利子負債が少ない、
  あるいはゼロという企業は結構あるので、それだけで買収の対象に
  なり得るし、アクティビストが口を出してくる可能性はあります。

95P 気をつけなければならないのは、取引先やメインバンクなどと株を
  保有し合う持ち合いを解消しようという動きが出てないかということ。

95P 親会社が子会社の株を売却するケースも増えているから、
  そういうところいぶつかると強い下落圧力にさらされてしまいます。

今日はここまで。

次は第2章の続きを書きます。

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