親子で昔遊び。「お手玉の日」は家族みんなで遊ぼう!
真夏よりは涼しくなってきましたが、外で遊ぶにはまだ暑い日もありますよね。屋内で何をして遊ぶか迷った時、たまには昔遊びをしてみてはいかがでしょう?
昔遊びも色々ありますが、今日は「お手玉の日」ということで、お手玉の由来や遊び方をご紹介します。
●「お手玉」の由来
お手玉は、日本が発祥の遊びのように思うかもしれませんが、紀元前5世紀頃、現在のトルコにいたリディア人によって発明されたと言われています。
トルコからシルクロードを通って日本に伝わってきましたが、伝わった時期は諸説あります。約1300年前、奈良時代の頃に中国から入ってきたとする説もありますが、飛鳥時代の聖徳太子が遊んでいたという説もあります。
聖徳太子が「石名取り玉」という16個の水晶を使って遊んでいたことが、現在のお手玉遊びの元になっていると考えられています。皆さんが「お手玉」と聞いてイメージする和柄の布で小豆をくるんだものは、江戸時代頃から作られたそうです。
左右の手に一つずつお手玉を持ち、同時に投げあってキャッチする遊び方が一般的ですが、お手玉には複数人で遊ぶ方法もあります。
昔からある遊びなどを家族で楽しむことで、「家庭を育てる」ことにもつながります。「子育ては家族が一体となることで心が開花することが大事」なのです。親はスマホ、子どもはゲームでは家族に一体感は生まれません。
また、昔遊びなどを教えることで、「国や地域によっては遊び方が違うなら、ほかにどんな遊び方があるのだろう?」と子どもの好奇心を育てることにもなります。
●「お手玉」の色々な遊び方
前述しましたが、お手玉には色々な遊び方があります。
・お手玉初心者:お手玉に慣れるための方法
まずは、慣れるためにお手玉を頭や腕、肩や肘に乗せて落とさないように運びます。こちらができるようになったら、下記①、②、③を繰り返してお手玉に慣れましょう。
①お手玉1つを両手で持ち、上に投げてキャッチ
②右手に1つお手玉を持ち、10~20cmくらい上に投げて右手でキャッチ
(左手も同様に)
③右手に1つお手玉を持ち、20cmくらい離した左手に向かってアーチを描くように投げ、左手でキャッチ
お手玉に慣れたら、親子で向かい合って、親が右手で子どもの右手に投げてキャッチする。今度は子どもが同じように投げて親がキャッチするなど親子で遊ぶことができます。
・皆で遊ぶお手玉:グループで遊べる方法
対象人数は3人〜5人くらいまでなら遊ぶことができます。
①全員で輪になり、お手玉を左の手の平に1つずつ乗せます。
②みんなで「1、2、1、2」と号令をかけます。「1」のときに左手のお手玉を右手でとり、「2」で右隣の人の左の手の平にお手玉を渡します。
慣れてきたらスピードアップするともっと楽しむことができます。また、号令ではなく、「アルプス一万尺」などの歌に合わせて遊んでも楽しいです。
お手玉は一人で遊ぶこともできますし、複数人でも遊べます。さらに年齢も関係ないので、おばあちゃんと一緒に遊ぶこともできます。おばあちゃんはビックリするくらい上手な達人かもしれません!
家庭内お手玉大会など開催しても楽しそうですね。ぜひ、家族皆で昔遊びを楽しんでみてください。
参考:
日本のお手玉の会
お手玉の遊び方|昔懐かしい伝承遊びで親子で脳トレ!ーChiik!