おねしょを「暗示」で治そう!効果的な暗示の使い方!
冬になるとちょっと困るのがおねしょの布団です。春夏のおねしょも困ったものですが、寒い季節は布団が乾かない日もあり、特に「おねしょしないで!」と思ってしまいますよね。
おねしょは季節に関係なく治したいものですが、どうしたらいいのか親も悩んでしまいます。そんな人にぜひ試してもらいたいのが「暗示」です。「暗示」と聞くと難しそうと思うかもしれませんが、意外と簡単にできます。今回は、「暗示」の力と、おねしょを治すための暗示法についてご紹介します。
●親の言葉は「暗示」の力を持つ
子どもに「暗示」をかけると聞くと「自分には無理」と思う人もいるかもしれません。しかし、子どもは生まれた時から周りの言葉で暗示をかけられて育っているのです。普段から「〇〇ちゃんは落ち着きのない子だね」と言われていると、子どもは「自分は落ち着きがないダメな子だ」と自分に暗示をかけ、自信を失くしてしまいます。
逆に「〇〇ちゃんは△△できてすごいね」と褒められて育ってきた子は、「自分はできる」というプラスの暗示をかけ自信を持った子になります。このように普段子どもに言う言葉にも、暗示をかけるつもりがなくても暗示の力が働いています。
そのため、親は子どもに使う言葉は、マイナスの言葉ではなくプラスの言葉を使うよう普段から心がけてください。子どもにプラスの言葉をかけるには、子どもの見方をプラスに変える必要があります。
子どもはできない事も多く親としては叱りがちですが、できない事のなかでも少しでもできている事を見つけて褒めるようにしてみましょう。子どもを良い方に変えたいと思っているなら、プラスの言葉を意識して効果的に暗示を活用してみてください。
●おねしょを治すには5分間暗示法
子どもに有効な「暗示」は、おねしょにも効果があります。おねしょを治すには「5分間暗示法」を試してみてください。5分間暗示法とは、子どもが寝入って10分ほど経ったら、親が子どもに望むことを耳元でささやくように聞かせる方法です。
これは、眠りにつくと脳波が起きている時に働くベータ派から、学習に適したアルファ派、暗示を受け入れやすいシータ派、熟睡してなにも受け入れないデルタ派と移り変わるのを利用した暗示方法です。
ベータ派からアルファ派に移り変わると、顕在意識と潜在意識の間にある通路が広く開き、潜在意識に暗示が取り込まれやすくなります。そのため、寝入りばなに暗示を入れると、潜在意識にスッと入っていきます。
親が毎日暗示をささやくのが大変なら、ICレコーダーやスマートフォンなど機器を使っても大丈夫です。子どもが寝入ったら「寝る前におしっこしたからもう大丈夫。朝までぐっすり眠りなさい。おしっこしたくなったら目が覚めます」とささやいてください。これだけで、おねしょは減っていくでしょう。
「本当にこれでおねしょが治るの?」と思うかもしれませんが、暗示はとても効果的です。おねしょに悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。また、おねしょだけではなく暗示は、学習やしつけにも使うことができるので、暗示を効果的に使って子育てをしてみましょう。