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胎教の基本は、赤ちゃんに愛情を伝えること。おなかの中の赤ちゃんと対話してみよう

本日は、天皇誕生日で祝日ですね。2月23日は、2(にん)2(ぷ)3(さん)の語呂合わせで、「妊婦さんの日」でもあるのをご存知ですか?

現在妊娠されている方の中には、「胎教」について気になっている方もいるかもしれません。みなさんは「胎教」と聞いて、どのようなイメージを抱きますか?

「おなかにいるうちから赤ちゃんに知識を詰め込む」このように考えていたら、それは誤解です。

胎教の基本は、赤ちゃんに愛情をしっかりと伝えること。

今回は、七田式の胎教の考え方についてご紹介します。


●おなかの中の赤ちゃんと対話してみよう

胎教は、赤ちゃんがおなかの中にいるときから、両親がしっかりと愛情を伝え、赤ちゃんにとって居心地のよい胎内環境を保つことが基本です。

七田式の胎教では、まずご両親に、「胎児にはすべて伝わっています」とお伝えすることから始めています。そして、両親の愛情を胎児に充分に伝えることが胎教の根幹であり、妊娠がわかった直後から、胎児に積極的に語りかけ、愛情を伝えることをおすすめしています。

胎内にいるときから赤ちゃんの思考は働き、感覚や知能、記憶、性格の形成、さらには言語の習得なども始まっています。胎内の環境が人格形成の基礎となり、親の愛情を存分に感じて生まれてきた赤ちゃんは、穏やかで手のかからない子に育つのです。

おなかの中に赤ちゃんに語りかけて愛情を伝えると言われても、「そんなことが本当にできるの?」と思う人もいるでしょう。しかし妊娠中のお母さんであれば、簡単な方法でこれを実感できます。おなかの中の赤ちゃんが、おなかを蹴るのを感じられるようになったら、次のような対話を試してみてください。

絵本を一冊用意して、おなかの中の赤ちゃんと一緒に読むつもりでページを開きます。そして、おなかの中の赤ちゃんに「次のページにどんな動物が出てくるのか、ママが聞くから、正解のときはおなかを蹴って教えてね」と伝え、「次に出てくるのはおさるさん?」「うさぎさん?」と聞いてみます。すると、正しい答えのときに、赤ちゃんはおなかを蹴って答えてくれるはずです。

胎児が問いかけに反応すること自体に驚かれるでしょうが、そのうえ、答えがことごとく正解であることも体感されると、胎児の能力の大きさを知ることができるでしょう。こうしたやりとり自体が、とてもよい胎教になります。

●胎児のもつ「無意識」のパワー

何も知らないはずの胎児に、どうやって言葉や思いが伝わるのか、不思議ですよね。そこには、胎児の「無意識」の力が働いています。この無意識には、意識を超える大きな潜在能力があるのです。

胎児は、意識に働く情報回路とは全く別の、無意識に働く情報回路を使って、妊娠2〜3ヶ月の頃にはすでに親の思いや言葉を理解しています。胎内で無意識のうちに体得した情報は、人格を形成する背景や材料となります。ですから、お母さんとお父さんが妊娠を知ったときから、胎児の「無意識」に愛情をたっぷり送ってあげると、手のかからない穏やかで優れた子に育つのです。

正しい胎教を行って生まれた赤ちゃんは、次の6つの特長を持っています。

①いつも穏やかでニコニコしている
②夜泣きをしない
③社交的で人見知りをしない
④物事の吸収力が高い(学ぶ能力が高い)
⑤言葉の発語が早い
⑥記憶能力が優れている

つまり、胎教は、胎児の無意識の力をさらにアップするものだと思っていただければよいでしょう。

今、妊娠をされている方は、ぜひおなかの中の赤ちゃんとたくさん対話を楽しんでみてくださいね。