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子育ては「知ること」中心で!スキンシップで脳幹を育てよう!

明日で仕事も終わり、年末年始休暇に入る人も多いでしょう。年末年始は子どもと過ごす機会が増えます。ぜひ、この機会に我が子のことをもっと知るようにしてみてください。

「知る」というのは「うちの子は〇〇が好き」などということもですが、子どもの無意識の心の動きを知るよう心掛けてみましょう

子どもの心の働きを知ることは、子どもに愛を伝え、その欲求を満たしてあげることにつながります。今回は、子どもの心の動きについてお伝えします。


●子育ては「心を育てること」を中心に!

親は生まれたばかりの赤ちゃんは何も知らないから、つい「色々教えてあげなくてはならない」という気持ちになります。しかし、この気持ちが強すぎると、子育てにおいて問題が出てきます。

子どもが素直ではない、反抗的、やる気がない、泣き虫など扱いにくく子育ては難しいと感じている親は、「教える」ことが中心の子育てになっていることが多いです。それは、子どもの心が満たされていないからです。

子育ての中心は「教えること」ではなく、「子どもの心を育てること」でなければなりません。

●子どもの心を育てるには脳幹を育てよう!

人間の脳を簡単に説明すると、3つの部分に分けることができます。一番中心にあるのは脳幹(意)、その周りに古い皮質(情)、一番外側は新しい皮質(知)で構成されています。

脳の中心は、知の働きである新皮質ではなく、意(こころ)に関係がある脳幹が中心になります。人間としての働きの根幹になる部分が脳幹になるので、ここをたくましく育てることが何より大切です。

そのため、子育ては外側の知を育てることが中心ではなく、脳幹(こころ)を育てることを中心にする必要があります。

子どもをたくましく育てたい、やる気のある子に育てたいと思うなら脳幹を育てる必要があります。脳幹の部分の働きは、集団欲を満たそうという働きです。子どもの本能である集団欲を満たしてあげれば、子どもはやる気満々の子どもに育ちます。

●集団欲は愛情で満たされる!

脳幹を育てるには集団欲求を満たしてあげる必要があります。集団欲は、親に愛されることで満たされます。しかし、親が子どもを上手に愛することができない、子どもに愛情が伝わっていなければ集団欲は満たされません。

「教えること」中心の子育てでは、脳の根幹である脳幹は育てられないのです。親と子の集団欲が満たされると親と子に深いつながりができます。親との集団欲が満たされることで、子どもの心は安心して他の集団へ向かうことができるのです。

実は胎児の時に細胞分裂で脳を作る時、外胚葉の一部が脳幹を作り、一部が皮膚を形づくるので、脳幹と皮膚は元は一つでした。そのため、皮膚に働きかけることで、脳幹の集団欲を満たすことも可能です。

皮膚に働きかけること、つまりスキンシップをすることで子どもの集団欲は満たされるということです。

親は子どもを充分愛していると思っていますが、その愛情は子どもに伝わっていないことが多く、子どもは充分に愛されていないと思っています。このギャップが子育てを難しくしている原因です。

子育てをもっと簡単にするには、抱きしめたり、愛撫したりスキンシップをとり、教えること中心ではなく、子どもを知ること中心の子育てを心がけてみましょう。