あらためて考える新時代に求められる教育の使命 〜大学生のキャリア形成相談を受けて〜
こんにちは。七田式鉾田教室 代表の高柳拓也です。
七田式といえば幼児をメインとした教育メソッドでありますが、「学び」そのものは一生モノです。
鉾田教室では時代にあった教育を実践すべく、代表はじめスタッフ一同も教育業界のみならず様々な事業や活動に携わり、社会の情勢をキャッチし続けています。様々な見地から幼児教育を考える人材がいますが、これは鉾田教室の「自慢」です。
その活動の一環として、昨晩は私個人の活動として8年ほど携わっている、一般社団法人STUDY FOR TWOのオンライン会合に出席してきました。
STUDY FOR TWOは「途上国の子供達への教育支援」「大学生が気軽に授業で使う教科書を入手できるようにする」活動を行っている大学生の団体で、約10年の歴史を持ち、全国にいる600名の大学生皆さんが活動しています。
私は設立以来この法人の役員(監事)として、現役の大学生の皆さんの活動をサポートさせていただいております。
昨日は、大学1,2年生の皆さんを対象としたキャリア相談をテーマとして、これからの社会で求められる能力などについて私なりにお話しさせていただきました。
学生の皆さんからは、「明確にやりたいことが決まっていない」「とりあえず資格を取ることはどう考えるか?」「過去の失敗から学んだことは?」などの質問を頂戴しました。
これらを受けて私からは、「これからの社会の主役は皆さんなのだから、古い社会体質に足元をすくわれないようにしてほしい」「自分の学びたいことを学びつつ、その時々の社会でなにが求められているのかを常に察知すること」「自分としては学生時代に社会から求められているスキルや経験を学びきれなかった後悔」などをコメントさせていただきました。
このようなやりとりを行う中で、自分自身や幼児教育のあり方に関しても改めて振り返ることができたと感じています。
私が幼児〜学生だった時と比べても、社会のトレンドの変化はかなり激しくなっています。情報化社会の深度化、災害やパンデミックなどの劇的な外的要因が続いていることなどが主な要因でしょう。
未来を生きる子どもたちや青年に、今後より一層求められる力として、
どのような社会を創っていくかを考える「創造力」。その時々の変化に振り落とされ無いように考え、判断をする「思考力」。そしてそれらを着実に行うべく必要な「実行力」。
これらの力が必要であると考えています。
教育を施すものとして「何が正しく何が間違っているのか」を考え続けることはなかなか難しいことではあります。子供達が今後生きていく時代の全ての場面に対応するためにも先述の3つの力が必要だと考えております。
私たちは、どの時代であってもより役立つ力を育み続けていく。それが使命だと考えております。
コロナウイルスの影響で体験の実践などに制約が出ており、教室でのイベントは自粛が継続していますが、落ち着いたらレッスン以外のイベントなども開催し、「社会との接点」もしっかりと増やしていければと考えています。