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(にぎやかな世界の練習!)「ワンダーランド」

今日の描きたかったものは、「ごちゃごちゃしたもの」でした。ゼリービーンズ的な色で、にぎやかでごちゃごちゃして楽しそうなもの。こどものベッド周りの、脱いだ靴下とか汚いところだけ排除した、好きなものに囲まれた賑やかな感じ。

いつも、もっとたくさんのものを描き込みたいのに、何を描いたらいいか思い浮かばなくて描けないで終わります。なので、今回はまず、にぎやかでカラフルで楽しそうなものを、とりあえず書き出すことにしました。

はい、こんな汚メモ。部屋の中を見渡して、ちょっと派手めな目についたものを書き出す。おもちゃ箱のような部屋だとしたら、どんなものがあったらいいかな。と、とりあえず書き出す。貧相な想像力で、とりあえずこれだけ。描くもの候補が出揃いました。いきあたりばったりよりずっといい。

とりあえず、ヒトを描きました。最初に一人だけ女の子を描いたものの、紙に書き出したごちゃごちゃを引き立てるものたちだけでは部屋を埋め尽くせない気がしてきたので、もう一人追加。ごちゃごちゃ候補をとりあえずごちゃごちゃに描いてゆきました。

はい、ペン書き終了。ここにくるまでに、鉛筆の下書きレイヤーが3枚、ペン書きのレイヤーも2枚作った上で結合しています。1枚目が人物と壁や窓など、2枚目が人物の髪とごちゃごちゃしたもの。ごちゃごちゃしたものも、例えば鍵盤と本とか、重なっているものは別レイヤーで描きました。重なっているものを描いて失敗したときに全部消さないといけないのが嫌なので、重なるものは別のレイヤーに描くことにしています。下手だから、一発書きでうまくはいかないからね・・・。

今回は敢えての汚いペン書きです。色塗りも敢えてのはみ出しでやっていこうと思いながら、配色デザイン事典からその名も「ゼリービーンズ」のテーマカラーをパレットに入れて、塗っていきました。小物一つひとつ、塗っていきました。

・・・ん、なんだかとてもくどい・・・。

チカチカしてごちゃごちゃして(いや、ごちゃごちゃしたの描きたかったんだけれども)大変目にうるさい感じになってしまったので、いろんなものの色を消していきました。まだうるさいかなとも思うけれど、あんまり塗らないとごちゃごちゃ感も無くなってしまうかと思って、妥協したのがこちら

こちらを完成品とします。

汚しすぎたかなあ、とか反省もしていますが、やっぱり描きたいものをしっかり事前に書き出してイメージするの大事だな、と思いました。楽しく描けました。

個人的に、男の子(なんですよ、右のは)の下にあるスマイルのニヨニヨ音がなる振るおもちゃ、持ってて妙に好きだったので、ついつい部屋に置いてしまいました。

あ、で、この絵のタイトルは「ワンダーランド」なんです。ただの汚部屋だけど。きっと好きなものに囲まれてハッピーだろう、と思って。

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