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生成AI「ChatGPT」の限界と「馬鹿(バカ)と鋏(ハサミ)は使いよう」のおはなし。

こんにちは、しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)です。

先日の記事{安心してください!文章生成AIの記事も画像生成AIのイラストも始まる前からオワコンですので}が割と反応が良かったので、続編っぽい記事を書いてみます。

「しちゃおじ」個人的には、現状のChatGPTは無料版↔有料版やプロンプトのコツ・工夫を問わず実用に耐えるとは思っていなくて、まだGoogle検索のAI(Google Search Labs)の方が信用できますし、それで必要十分なため「ChatGPT」の出番はありません。

ChatGPTって、Google検索と同様に最初から限界が見えていて、それはユーザーの背景(バックグラウンド)を把握することのないままに、質問に対して回答をしてしまう点です。

Google検索が2015年から導入しているディープラーニングシステムでいくら進化してみたところで、その検索をしているユーザーの背景(パーソナルデータ)を網羅できない限り、いつまで経っても理想的な検索結果を返すことができません。

ChatGPTの厄介なところは、そもそも、その質問自体が的を外しているのに関わらず、『その質問をする意図がわかりませんので、背景を詳しく教えてください』と回答するのではなく、質問(プロンプト)の字面から理路整然とそれらしい回答を出力してしまう点です。

論理的な回答を得られたユーザーは、『なるほど参考になった』と満足してしまうものと思われますが、その質問自体が意味をなしていない場合は、その回答も意味をなしません。

「しちゃおじ」の{クローズドコンサル(略して“クロコン”)}でも、『それ聞いてどうするの?意味ないよ』といったご質問が届くことがあって、そのご質問に至った背景を把握するためのご返信をさせていただくのですが、ChatGPTの場合は、そのまま平然とテキトー回答をしてしまいます(おそらく、noteにもたくさんいる自称コンサルがこのレベルです)。

ChatGPT信者さんが、『プロンプトに背景も入力すればいい』と反論するのかも知れませんが、その質問に至るまでのあなたの個人的な背景を一般論(平均化・パターン化)として処理することは可能かも知れませんが、個人的な事情として理解することはできません。

従いまして、ChatGPTがいくら進化しようとも自称コンサルレベルであって、優秀なコンサルタントを越えるようなことは、いつまで経っても、仕組み的にあり得ません。

このことは何もChatGPTに限りませんが、適切な回答を得るためには、適切な質問をする必要があり、それはつまり、適切な質問をする能力が求められると共に、適切な回答であると判断できる能力が求められます。

「馬鹿(バカ)と鋏(ハサミ)は使いよう」ってことわざがありますよね?

ChatGPTというハサミを上手に使えるレベルの方は、結構限られている気がします。

いくらChatGPTが便利な道具でも、ChatGPTのテキトー回答を真に受けて自分の頭で考えることを放棄していると、日に日にバカが進行して、終いには「馬鹿(バカ)が鋏(ハサミ)を使ってるよ」になってしまいますよ🐤

以上 – 生成AI「ChatGPT」の限界と「馬鹿(バカ)と鋏(ハサミ)は使いよう」のおはなし。– でした。

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