アクセス解析がなくてもnoteに書いた記事がGoogle検索で上位表示されているかを知る方法
こんにちは。しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)です。
noteって「アクセス解析」がないですよね? ユーザーが自由に設置することもできません。
ダッシュボードには「アクセス状況」という項目があって、「ビュー」「コメント」「スキ」の数を確認できるのですが、とてもアクセス解析と言える代物ではありません。
「しちゃおじ」の読者さんには、『またその説明かよ?飽きた!』状態かと思いますが、noteのオリジナル指標である「ビュー」は、かなり特殊な数字となっています。
ダッシュボードに「アクセス状況」と書いてあるので、「PV(ページビュー数)」や「UU(ユニークユーザー数)」や「セッション数(訪問数)」などと勘違いしてしまう方が多いのですが、この「ビュー」という指標は「(実は)記事を読まれていないどころか、記事に訪問すらされていなくてもカウントされてしまう数字」ですので注意が必要です。
このnoteの「ビュー」についてまだ理解をされていない方は、以下必読の記事ですよ!
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アクセス解析が設置不可な理由
「しちゃおじ」は、noteのこの「ビュー」という指標の導入は『上手にできてるなぁ~』と感心しています。
例えば、「はてなブログ」などはユーザーが「Googleアナリティクス」を設置することができますが、残念ながらnoteではできません。
単純にユーザーの利便性を考えるのであれば、ユーザーがアクセス解析を自由に設置できる仕様にするべきなのですが、そのようにしていない理由は「アクセス解析がnoteのビジネスモデル(収益モデル)のひとつになっているから」です。
アクセス解析の計測データが欲しい場合は、月額5万円(税抜)の「note pro」を契約する必要があります。
また、Googleアナリティクスを設置したい場合は月額1万円(税抜)のオプション料金が必要ですので、合計で月額6万円(税抜)が必要となります。
クリエイター全員のアカウントには、noteが管理している「Googleアナリティクス」が設置されているハズですので、noteはあなたのアカウントの計測データを持っていますが、上記のように「アクセス解析を提供サービス・計測データを提供商品」としているため、ユーザーが勝手に外部サービスのアクセス解析を設置できない仕様となっています。
「Googleアナリティクス」でも、自社の「note pro アナリティクスβ」でも、ユーザーの利便性を考慮してアクセス解析を設置することは可能ですが、それではビジネスになりませんので「ビュー」というオリジナル指標を戦略的に使用しているわけですね!
noteはWEBメディアの代表的な収益モデルである「広告」を採用していませんので、noteユーザーとしてはこういったところで不便が生じてしまうのは仕方がありません。
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さて、アクセス解析が設置できないことで困ることのひとつに、自分の書いた記事への流入元である「メディア」や「検索キーワード」がわからないことが挙げられます。
ダッシュボードの「アクセス状況」では、「ビュー」という ”謎数字” しか知ることができませんので、『なんかよくわからんけどこの記事は人気がありそうだ!』くらいしか把握できません。
かと言って、ひょいと月額6万円(税抜)を支払って「Googleアナリティクス」を導入できるユーザーはなかなかいないのではないでしょうか?
そこで、「しちゃおじ」がダッシュボードの「ビュー」のみから、以下の2つを知る方法をご紹介したいと思います。
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① Google検索で上位表示されている記事
1つ目は、(何かしらのキーワードで)Google検索にて上位表示されている記事を知る方法です。
まずは、以下のスクリーンショット(週ビュー)をご覧ください。
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上記のスクリーンショットは、以下の記事でご紹介させていただいた「お雑煮さん」からいただいたものです。
大変ありがたいことに(「しちゃおじ」の紹介によって)『多様な方に見ていただいているようです』と、ご丁寧にダッシュボードのスクショをTwitterのDMに添付してくれました。
上記のスクリーンショットでご確認していただきたいのは、「お雑煮さん」の当時の最新記事である{noteの記事を書くときは、良質で読者の方に学びのある内容にしたい(9/26投稿)}が最も「ビュー」が伸びている点です。
新しい記事ですので、過去記事よりも「ビュー」が伸びていますね。
次に、以下のスクリーンショット(週ビュー)をご覧ください。
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この2枚目のスクリーンショットは、{noteの記事を書くときは、良質で読者の方に学びのある内容にしたい(9/26投稿)}から3週間ほど経過した頃にいただいたものです。
『まだまだアクセスがあるようです。あっという間に私の記事の中でもアクセスの多いほうにきてます』と、「全期間ビュー」のスクリーンショットと共にTwitterのDMに添付してくれました。
さて、この2枚目のスクショが重要です。
2枚目のスクショをご覧の通り、9/26投稿の{noteの記事を書くときは、良質で読者の方に学びのある内容にしたい}は、以下のように上から4番目に「ビュー」が多い記事となっています。
この①~④で注目していただきたいのは、投稿日が古いのに「ビュー」が伸びている②と③の記事です(ちなみに、①の記事が最新記事ですね)。
noteで投稿した記事は、基本的に新規投稿時しか「ビュー」が伸びていかないのですが、この事実は、過去記事の「週ビュー」を遡って確認してみることでわかります。
したがって、特に何かをしたわけでもないのに最近の記事よりも過去記事の「ビュー」が伸びている場合は、その過去記事がGoogle検索で上位表示されている可能性がとても高いです。
というか、ほぼそれ以外に考えられませんので、早速この②と③の記事がGoogle検索で上位表示されているかを確認してみましょう。
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② 上位表示されている検索キーワード
さて、古い記事なのに新しい記事よりも「ビュー」が伸びている記事が、Google検索にて上位表示されている可能性が高いことがわかりました。
2つ目は、どんな「検索キーワード」にて上位表示されているか?を知る方法です。
この「検索キーワード」については、「記事タイトル」から推測します。
上記②の記事であれば、“高校教員 育児” や “高校教員 短時間勤務 ”や “高校教員 部分休業” などが候補になります。
実際にGoogle検索してみましょう(検索結果は2021年10月29日のもの)。
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“高校教員 育児”
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“高校教員 短時間勤務”
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“高校教員 部分休業”
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これらの「検索キーワード」のいずれにおいても、Google検索で上位表示されていることがわかります。
“公立” をつけた、“公立高校教員 育児” や “公立高校教員 短時間勤務” や “公立高校教員 部分休業” で検索すると、さらに検索上位に表示されています。
上記③の記事であれば、”高校教員 勤務時間” が候補ですね。
実際にGoogle検索してみましょう(検索結果は2021年10月29日のもの)。
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上記スクショの通り、1ページ目の7位に表示されています。”公立高校教員 勤務時間” で検索してみると、1ページ目の6位に表示されていました。
もちろん、ここで例を挙げた「2語の検索キーワード」のみならず、3語や4語などのロングテールキーワードでも検索上位表示されているハズですが、メインの流入キーワードとしては、こんな感じかと思います。
このように、noteの過去記事でなぜか「ビュー」が伸びている理由は、(何かしらのキーワードにて)Google検索で上位表示されている可能性が高いのです。
過去に以下の記事を書きましたが、ここに書いた同様の方法にて「しちゃおじ」のnote記事が複数Google検索で上位表示されていることを知りました。
読者のみなさんも、是非とも「週ビュー」を確認してみてください。
新しい記事よりも「ビュー」の伸びている古い記事がありましたら、「記事タイトル」から検索キーワードを推測してGoogle検索をしてみると意外な発見があるかも知れません。
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「お雑煮さん」の例からわかること
今回、2枚のスクリーンショットから「Google検索で上位表示されている記事」と「上位表示されている検索キーワード」が判明したわけですが、さらに明確になったことがあります。
それは、「お雑煮さん」の場合 “(公立)高校教員” 及び ”(公立)高校教師” の検索キーワードをしっかりと意識して記事を書いていくことで、今後も同様にGoogle検索にて上位表示される可能性が高いという事実です。
とは言っても、どのような記事を書いていけば良いのか不明な場合は、ラッコキーワードなどの無料ツールで「Googleサジェスト」を参考にするのがオススメです。
“高校教員”
“公立高校教員”
「Googleサジェスト」は、実際に検索されているキーワードですので、つまりは検索需要を表しています。
その検索需要にしっかりと答える記事を書くことができれば、②・③の記事と同様にGoogle検索にて上位表示されていくものと期待ができます。
なお、この記事を書くにあたりスクショの使用許可につきましては、「お雑煮さん」から『良質の情報がもっといろんな方に伝わるといいですね』と快く掲載の承諾をしていただいております。
読者のみなさんとの情報共有にご協力いただきまして、誠にありがとうございました!(感謝です)
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以上 – アクセス解析がなくてもnoteに書いた記事がGoogle検索で上位表示されているかを知る方法 – でした。
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