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noteでAmazonアソシエイト以外のアフィリエイトをやることは本当に禁止なのか?
noteを開始してから2ヶ月が経過しましたが、未だに疑問に思っているnoteの謎があります。
それは、「noteでのアフィリエイト」の可・不可についてです。
先輩noterさんの記事を調べてみたところ、どうやら「noteでのアフィリエイト」については、概ね以下の認識に落ち着いているようです。
✓ AmazonのアフィリエイトはOK
✓ 楽天やA8.netなどAmazon以外のアフィリエイトはNG
ところが、noteの「ご利用規約」を隅々まで読んでみても、上記のようなことは一切書いていません。
唯一、アフィリエイトに関しての記述があったのは「noteクリエイター規約」の6.5のみです。
6.5 当社は、当社が定めた表示方式によるアフィリエイトリンクを表示するために、外部サービスのアフィリエイトIDが必要な場合において、クリエイターがアフィリエイトIDを設定していないときは、アフィリエイトリンクを表示するデジタルコンテンツに当社が保有するアフィリエイトIDを設定することができます。
これを翻訳すると、noteから「外部サービス」へのリンクにクリエイターがアフィリエイトIDを設定していないときは、note公式のアフィリエイトIDが設定される(なぜなら、きちんとリンクを表示させるために)という意味になります。
この「noteクリエイター規約」には、「外部サービス」としか表現されていないので意味が掴みにくいのですが、以下の記事を読むと「外部サービス」とはAmazonアソシエイトのことだとわかります。
上記の記事では、「noteからAmazonへリンクを貼る場合、アフィリエイトIDがないとAmazonのAPIからデータの取得ができないため、クリエイターのアフィリエイトIDがない場合は、note公式のアフィリエイトIDを自動付与して情報を取得する」と言っています。
なぜ、noteではそんな変なシステムになっているのか?は不明なのですが、noteからAmazonへリンクを貼る場合は、アフィリエイトIDがないとリンクが機能しないのです。
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「AmazonのアフィリエイトはOK」といった先輩noterさんの認識は、どうやらこの「クリエイター規約」の6.5を深読みしているものと思われます。
「あなたのアフィリエイトIDが設定されていなければ、公式のアフィリエイトIDを設定しますよ!と言っているのだから、この前提としてAmazonのアフィリエイトは許可がされている」というロジックですね。
また「楽天やA8.netなどAmazon以外のアフィリエイトはNG」と先輩noterさんに認識されているのは、「楽天やASPのアフィリエイトリンクをnoteに設置するとエラーになってしまうから」が理由となっているようです。
これはAmazonへのリンクと同じ問題で、noteが採用しているシステムによるものです。
一般的なアフィリエイトリンクには、トラッキングデータを取得するためにimgタグの1px×1px画像など複数のパラメータが含まれています。
noteのシステムでは、このようなパラメータが含まれたアフィリエイトリンクを正常に反映しません。これをnote株式会社が意図的におこなっているかどうかは不明です。
しかしながら、少しアフィリエイトを知っている方であれば、アフィリエイトリンクに付属されているパラメータは成果発生に全く関係がないことを知っています。
つまり、アフィエイトリンクの複雑なパラメータ部分を全てカットしてしまって、シンプルなアフィエイトリンクURL部分だけを使用します。
A8.netのリンク形式でいえば、「メール形式」のリンクのことです。
この複雑なパラメータが含まれたアフィエイトリンクは、W3CのWeb標準化やSEOとの相性も悪いため、稼いでいるアフィリエイターはA8.netのリンク形式でいうところの「バナー形式」や「テキスト形式」は使わず、「メール形式」のアフィリエイトリンクのみを使用します。
画像リンクを設置したい場合であっても、自分で画像をnoteにアップしてその画像に「メール形式」のリンクを挿入すれば、問題なくアフィリエイトリンクは機能するハズです。
※2021年11月27日追記
試しにA8.netのメール形式のアフィリエイトリンクを設置して投稿してみたら「公開に失敗しました」となってしまいました。他のASPは不明ですが、A8.netのアフィリエイトリンクは弾かれてしまいますね。
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note運営事務局への質問と回答
「noteでのアフィリエイト」について、note運営事務局さんに質問をしている方がたくさんいます。
その質問と回答の要約をいくつかご紹介いたします。
質問①
アフィリエイトは禁止なのか?可能なのか?教えてください。
回答①
アフィリエイト行為について明示的な許諾や禁止は行っていない。過度なアフィリエイト行為は多くの通報につながる可能性がある。
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質問②
noteでアフィリエイトを行うことは可能ですか?
回答②
noteとして禁止や許可は行っていない。埋め込みコードは利用できないがリンク形式は利用が可能。過剰なアフィリエイト行為は他のクリエイターや読者の妨げになる場合がある。その際は事務局として対応させていただく場合もある。
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質問③
noteで楽天やA8.netのアフィリエイトをやってもいいですか?
回答③
アフィリエイトについて事務局としての許可・禁止はお伝えしていない。基本的には、URLを貼っていただければリンクは機能する。
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上記①~③の質問と回答を見ていただくとわかると思いますが、アフィリエイトを禁止しているどころか、リンクについてアドバイスまでしてくれていますよね。
『アフィリエイトをやるのは別に構わないけれど、やんちゃして問題になったら対処しますよ〜』と聞こえてきます。
一応、①~③をふまえて、運営事務局さんに以下の質問をしてみました。
質問④
ASPなどのメール形式のアフィリエイトリンクであれば、noteに書いた記事から普通にアフィリエイトリンクが貼れるかと思いますが、これは利用規約に抵触しませんか?
回答④
・具体的にどういった行為が利用規約の禁止事項に該当するのか
・調査基準やその方針
・調査結果やその対応
・法的機関への連絡状況
などの詳細について個別回答は差し控えております。
具体的に質問をした場合は、具体的な回答を避けるために上記のようなテンプレート回答になってしまうものと思われます。
しかしながら、この①~④の質問と回答内容から、noteのアフィリエイトに対する姿勢が見えてきたかなと思います。
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情報商材をKindle出版して煽ったら?
さて、思考実験です。
✓ AmazonのアフィリエイトはOK
と認識している方にお伺いしたいのですが、例えばいわゆる情報商材をKindle出版して、情報商材屋さんの煽りに煽ったセールスレターを記事に書いて、この記事からAmazonアソシエイトのアフィリエイトIDでKindleの商品ページへとリンクを飛ばしていたらどうでしょうか?
これは「クリエイター規約」の6.5にて、Amazonアソシエイトが暗に許可されているからOKでしょうか?
そんなわけはありませんよね。
このように「noteでのアフィリエイト」は、単純に「AmazonはOK、楽天やA8.netはNG」では決してないのです。
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noteのアフィリエイトに対する姿勢
noteのアフィリエイトに対する姿勢については、以下のnote CXO深津さんの記事も参考になります。
上記の記事は、情報商材についての見解ですが、アフィリエイトについても同様になるものと思われます。
・あの手この手で規約を回避する人々が出てくるため
・適正チェック担当が複数いると、ガイドラインがあってもジャッジにブレが出るため
・CSリソースを、微妙な記事のチキンレースで浪費したくない。
・NG基準は運用通じて適宜アップデートされるが、そのたびに規約変更をかけたくないため
といった理由が考えられます。要はチェック基準を厳密に公開しても、コストとリスクは増大するのに、メリットがほとんどないわけですね。
上記の記事でいわんとすることは、とても理解できます。
会社組織として非生産的なことに、いちいちかまっていられないわけです。
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noteのアフィリエイトに対する本音
さて、ここまでの話を踏まえたうえで、noteのアフィリエイトに対しての本音を考察したいと思います。
noteは「ご利用規約」にてアフィリエイトを許可も禁止もしません。
その理由は、以下にあると思われます。
✓ アフィリエイトを表向きに許可してしまうと、noteが目指す「創作の街」がやんちゃなアフィリエイターに侵略されてしまい、noteブランドが毀損されてしまう。
✓ アフィリエイトを表向きに禁止してしまうと、「noter狩り」などによる通報にも対処せざるを得ないためリソースを失ってしまうし、そもそも完全な対処は不可能。
この2つの理由「noteブランドの毀損」「noteリソースの消費」がなければ、つまり「noteに損害を与えるようなこと」がなければ、クリエイターがアフィリエイトをしようがしまいが、noteには関係がないのです。
ただし、難しいのはアフィリエイトの可・不可ではなく、その結果が問われてしまうという点です。
いくら「noteブランドの毀損」「noteリソースの消費」を避けてアフィリエイトをしていたとしても、例えば「アドセンス狩り」のように、運悪くあなたが「noter狩り」のターゲットとなり、note運営事務局に通報されまくってしまったとしましょう。
この場合、自分の過失がなかったとしても、結果として「noter狩り」による「noteブランドの毀損」「noteリソースの消費」の当事者になってしまうので、アカウントBANの対象になり得てしまいます。
このあたりは、運営事務局さんのさじ加減ひとつです。
先輩noterさんも、おそらくこのあたりの不確実性を危惧しているものと思われます。
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「noteでのアフィリエイト」の結論
最後に、「noteでのアフィリエイト」についての結論です。
「noteでのアフィリエイト」は、noteに迷惑をかけなければ何も問題はない。
しかしながら、結果としてnoteに迷惑をかけてしまうようなことになったら、アカウントBANなどの問題に発展する恐れがある。
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この記事を読んで「noteでのアフィリエイト」について、あなたはどのように考えますでしょうか?
コメントをいただけましたら、お互いにさらに深く考える良いきっかけになるかと思います。
noteに限らずアフィリエイトで稼ぎたいという方は、以下の記事も参考にしてください。
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以上 - noteでAmazonアソシエイト以外のアフィリエイトをやることは本当に禁止なのか? - でした。
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