エピソード1「渋谷インバウンドに人気のガチャ、その謎に迫る!!!!!!!!」
0.序章
渋谷――それは、欲望という名の渦が絶え間なく巻き起こる、現代のジャングルである。我々、渋谷欲望調査隊は、この混沌の街に踏み込み、未知なるインサイトを求め、果敢に挑む者たちだ。
我々が追い求めるのは、渋谷に集うα世代からZ世代の若年層外国人観光客たち。彼らが何を求め、何に惹かれ、この街で何を感じるのか。その欲望こそが、渋谷の街の新たな可能性を示すカギとなる。
渋谷に集う彼らの「欲望」を解き明かし、それを新たな観光ポテンシャルへと昇華させること――これこそが我々の使命だ。欲望――それは、心の奥底から湧き上がる衝動。人々が無意識に引かれるものこそが、真のインサイトとなるのだ。今、我らは進む――運命の欲望を解き放つために!
1.最近のガチャ
ガチャの第四次ブーム?!
コロナ禍以降、渋谷には増えたものがある。それは、インバウンドとガチャガチャである。2023年のインバウンド数は2506万人でコロナ禍前の2019年の8割に回復した。また東京都が実施した調査によれば、訪日外国人が最も多く訪れる場所は「渋谷」で、日本を訪れる外国人観光客の58.4%が渋谷を訪れているのだという。
他方でガチャガチャについては、日本で第四次ブームと呼ばれるほど人気を博しており、日本カプセル協会によると推定市場規模は年々右肩上がりで、2022年は約720億円に達し、前年から1.3倍に伸びている。
特に渋谷では、コロナ禍の影響で閉店した店舗の跡地を活用し、大型ガチャガチャ専門店の増加が見られる。#C-plaという大型ガチャガチャ専門店は、渋谷に3店舗展開しており、そのうち2店舗が2023年に開店している。勢いを増しているといえるだろう。 中でも、渋谷にはガチャガチャ専門店が計6店舗あり、さらにハンズ渋谷店やヤマダデンキ LABI 渋谷店、渋谷駅などの電気店や駅、ゲームセンターにもガチャガチャコーナーが設置されている。渋谷を訪れる観光客は、必ずどこかでガチャガチャに出会う状況だ。
・リサーチしてきました!
ガチャガチャは、海外旅行で余った小銭を使える手軽さや、多様なコンテンツ(アニメ、独自のキャラクター、ノスタルジーを感じるグッズなど)の商品が楽しめる点が魅力だ。300円から1000円と、比較的安価に遊べるため、目的がなくても立ち寄りやすい。再販されない商品が多く、「今買わなければ」という希少性が購買意欲を刺激することもあり、インバウンドとの相性が非常に良い。
実際に渋谷の大型ガチャガチャ店舗へ訪れると、多くのインバウンドがガチャガチャを楽しんでいた。香港から旅行にきた家族に話を聞くと、
「渋谷には買い物やグルメを楽しみに来たけど、どうしても家族全員が楽しめる所がなくって。その時にガチャガチャを見つけて、子供たちはもちろん、大人も楽しめるから凄く良くて。日本のガチャガチャは安いから子供が好きなだけ回して楽しんでくれるし、私たち(親)も懐かしいキャラクターと出会えたりして、1人1人の趣味や好きなもので全員が楽しめる。」
というように、ガチャガチャは多様な人のニーズが集まった場所になっている。
そこで今回、我々渋谷欲望調査隊は今後のインバウンド×ガチャガチャの可能性を探るべく、「渋谷でインバウンドがどのようにガチャガチャを楽しんでいるのか」を調査を実施した。
2.お土産の為のガチャ!?!?(調査結果)
これまでガチャガチャは自分の趣味や好みとあったガチャガチャを選んで回していると思われていたが、実はガチャガチャを回す他の理由があることが明らかとなった。
・実際に聞いてみたら…?
もちろん自分のため、という人も見られたが、インタビューの中で・・人から「お土産のためにガチャガチャをする」との声が。なぜガチャガチャをお土産にするのか、その実態を明らかにする。
・なぜお土産がガチャになるのか?
①ガチャガチャ=日本らしさ
特に「進撃の巨人」「ハイキュー」「呪術廻戦」等マンガやアニメに関するガチャガチャが人気で、韓国や香港などのアジア圏からのインバウンドはアニメグッズの収集としてガチャガチャを回す様子が見られた。また自分が好きなアニメ・マンガのグッズが日本のガチャガチャでのみ手に入れられることから特別感を持って体験していた。このように、アニメ文化の人気とともに「日本=アニメ=ガチャガチャ」のイメージが定着しつつあるようだ。
また、個性的なガチャガチャも人気のようで、ある韓国からのインバウンドは、ゼリーやパフェ等の食品サンプルや猫等の動物のガチャガチャオリジナルの製品を回しており、日本らしい・日本でしか得られないガチャガチャも人気のようだ。
以上のように、日本らしいアニメや文化を表したコンテンツのガチャガチャが、日本旅行のお土産として注目されていることが分かる。
②値段の安さ
値段の安さも魅力の1つ。インドネシアからのインバウンドに話を聞くと、ガチャガチャ1回あたり700円相当の値段がかかるようで、安く多様な種類のガチャガチャが楽しめることで大量にガチャガチャを回し、お土産として持ち帰るそうだ。
③ガチャガチャの持つ面白さ
また、価格や日本らしさだけでなく、ガチャガチャの”ランダム性”も体験の中でおもしろさを感じているようだ。
韓国からのインバウンドは「ガチャガチャはランダムであるから、自分が欲しい商品まで繰り返し挑戦する過程が楽しい」と話す。
このように、お土産を選ぶにあたってただ単純に物を買うのではなく、自分自身も楽しみながら購入する楽しさを見出していた。
さらに、カプセルの可愛さについても、ガチャガチャが入っているカプセルの半透明の球体の形に可愛さ・珍しさを見出しており、店内にあるカプセル回収器を利用せずそのままお土産と渡す声も聞くことが出来た。
3.まとめ
・ガチャこれからの可能性
今回の調査で、ガチャガチャはインバウンドにとって「日本らしい」「ガチャガチャ(カプセル等)自体が可愛い」イメージがあることから、友人への「お土産」として活用していることが分かった。また、購入する過程でも、ガチャガチャの持つランダム性のある体験が楽しさをもたらしインバウンドからの注目を集めていた。
以上のことから、
・カプセルを活用したインバウンド向けの施策
・各観光地や商業施設とガチャガチャを用いた活性化
など、今後の展望として考えられるだろう。
これからも渋谷インバウンドの謎を解き明かします!!!
\\なんだ・・・!?あの欲望は・・・?//
我々は渋谷を渦巻く欲望の謎に迫る、渋谷欲望調査隊である。
そして私は、その隊長バブリーである。
年間◎万人のインバウンドが訪れる東京の中心である、渋谷。
ギャルを始め若者カルチャーが生まれてきた渋谷という地に集う、
彼らは誰と、何を求めて、渋谷を訪れ、何を楽しんでいるのだろうか。
彼らが心の奥底に潜める、その欲望の正体とは一体何なのか。
我らは時に渋谷という陸路を直走り、時に未知なる人類(インバウンド)や拠点を突撃しながら、彼等の内側に秘められた謎を解き明かしていく。
今日も、渋谷の欲望の音が聞こえてくる・・・
さあ君たちも渋谷の欲望を探しにいかないか?
\渋谷欲望調査隊員 ボシュー‼️/
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