見出し画像

シブヤを家族でお散歩新聞 「渋谷のど真ん中でりんご狩り」No.4

12月なのに秋の余韻が続いているような陽気の日曜日、夫と渋谷PARCOで開催中の「りんご狩りかもしれない展2024」に出かけました。冒頭から小さなハプニングがあったものの、気が付けば穏やかな時間が流れる一日に。



やっと行けた「りんご狩りかもしれない展」

エレベーターを降りたらすぐ。ほぼ日では毎月のようにイベントをしているそうです。

ほぼ日主催の「りんご狩りかもしれない展」は、今年で4回目。第1回目から岩手県盛岡市にある「サンファーム」さんが協力していらっしゃいます。私もずっと行きたかったのですがなかなかタイミングがあわないまま、ようやく行けたのでした。

会場内にはヨシタケシンスケさんの作品がずらりと展示されています。

絵本作家ヨシタケシンスケさんの大ヒット絵本『りんごかもしれない』に着想を得たそう。メインビジュアルは毎年、ヨシタケシンスケさんの描き下ろしで、今年のキャラクターはりんごのおじさんとりんごロボです。

電気を消すか消さないか


ほぼ日のいすにもりんごがちょこんと座っています。

さて、11時の開場に合わせて家を出ようと思ったけど、いろいろしているうちに遅くなり、12時からの入場に。
整理券17.18番をもらって、会場前の映画のチラシをみながらウロウロして時間をつぶします。その間に、朝は嫌な感じだった私たちの雰囲気もなんとなく穏やかになってきました。

なぜ嫌な感じなのか。
待っている間に説明すると、事の発端は、リビングの電気を消すかどうか。

私「次男がいるんだから電気消さんでええやん。家、暗いやん」
夫「なんで? ムダじゃん」
私「いつも消さんのに。嫌な感じ」
夫「だってムダじゃん(以下同文)」

ちなみに、このごちゃごちゃを次男は知りません。
私たちが勝手に言っているだけ。
そこから、そもそも、みたいな感じに話が発展して、いや、私が膨らませてしまい、
「そもそも、ムダの基準が違いすぎる」って。
夫の反論は省略しますが、爽やかな青空の下、嫌な感じをまき散らして駅に向かった私たちは、飲み物を買いにいったん離れたタイミングでそのままはぐれ、別々の車両で渋谷に向かったのでした。

気を取り直してりんご狩り。かごも持って。ほおばって


ぶら下がっているりんごをその場で取って食べられます。

さあ、12時になりました。
ふわっとりんごのいい香り。
会場の真ん中に木が立っていて、赤、黄、緑の色とりどり、大きさもさまざまなりんごがぶら下がっています。この中から好きなりんごを選んでりんご狩りができるというので、「極ふじ(きわめふじ)」450円を落とさないようにそっと手に取って試食させていただきました。

昭和のお買い物かごみたいでかわいい。
レジに持っていくと、輪切りにしてくれます。

蜜が種の周りをぐるりと囲んでいて、種の直前まで食べられます。

おいしい。甘い。「極ふじ」は蜜がたっぷり入っていて、ジューシーさが際立つりんごでした。一口食べると、豊かな風味が口いっぱいに広がります。

「すっぱいりんごジュース」の飲みくらべスタンドにも寄って、どちらもすっぱさレベル1の「さんたろう」「紅ロマン」を試飲。
「さんたろう」は、市販のりんごジュースをさらに甘くしたような味。
「紅ロマン」は、ちょっとどろっとしてるけど、のどごしさわやかで、甘ったるくない。ピーチネクターのような感じ。人気があるそうです。

帰りにアクリルキーホルダーを買いました。ステッカーは残念ながら売り切れ。


会場にはまだまだ多くのお客さんがりんごを召し上がっていらっしゃいましたし、お子さん連れやカップル、お一人の方など、ひっきりなしにりんごの世界へ入っていきました。

屋上「ROOFTOP PARK」で富士山を見て、花をみて

イベントを楽しんだ後、せっかくの青空なので、渋谷PARCOの屋上「ROOFTOP PARK」に足を運びました。エスカレーターを上がって外に出ると、ふわっと心地よい風が吹き抜け、穏やかな空間が広がります。

平坦な道が続きます。ベビーカーのお客さんも多かったです。
高層ビルがぎゅうぎゅうです。夜景もキレイだと思います。

渋谷全体を一望でき、左右、後方に高層ビル群が見えます。こういう景色を見るといつも思います。「私、東京に来たなあ」って。高校生の修学旅行で原宿の歩道橋を渡りながら、「こんな都会に来ることは二度とないやろなあ」と思いながら愛媛に帰った数年後、まさか上京して東京で働くとはなあって。そして渋谷の記事を書かせていただけるとはなあって。
きっと、地方から上京したみなさんも同じ気持ちになるのでは。

中央に富士山が見えます。

目を上げれば、遠くに富士山が見えるではありませんか。すこーんと抜けるような天気の日には、毎日見れるんでしょうね。思わず、ガーデンの先端までゆるく走ってしまいました。そして、足元にはかわいらしい季節の花が。遠くにも近くにも、都会の景色の中にほっとする温もりを感じました。

無料のメリーゴーランドが。「俺、絶対乗らないよ」と夫。「頼んでないよ」と私。

ベンチに腰掛けて休憩しながら、夫とりんご狩りの話やさっき飲み比べたジュースの感想を話します。「次はどの展覧会に行こうか?」なんて話しながら、いつもは忙しく流れていく時間が、ここではゆったりと流れているようでした。

ランチは地下1階 カオスキッチンの「茶寮翠泉」(さりょうすいせん)さんでお茶漬けと
モンブランをいただきました。
抹茶のチョコレートは、その場でかけてもらいます。

渋谷PARCOは、ショッピングモールでもあり、イベントを楽しめる場所でもあり、小さな癒やしを見つけられるスポット。
渋谷に行く際には、ふらりと立ち寄ってみるのもおすすめです!

ちなみに帰りは同じ車両で帰りました。

店舗情報

渋谷パルコ
〒150-8377 東京都渋谷区宇田川町15−1 渋谷パルコ・ヒューリックビル B1-10階
03-3464-5111

ライタープロフィール

黒澤真紀(くろさわ・まき)
愛媛県出身です。都内の塾に勤務→結婚→出産(息子2人)を経て、フリーランスに。上京当時は渋谷のにぎやかさにあたふたしましたが、田園都市線沿線に住み、ちょこちょこ遊びにくるうちに楽しめるようになりました。しばらくぶりにいろんな渋谷を楽しみたいです。服やかわいいものが大好きな妹と一緒に来ようかな。
instagram


いいなと思ったら応援しよう!