スクールポリスというドラマ

最近に始まったことではないがドラマを見なくなって久しい

思春期をバブルな時代のど真ん中で育ったので

当然ながらダブル浅野に石田純一、キムタクは若手の超新星

都会では織田裕二ことカンチがセックスしようと誘惑されて

長野県あたりでは長瀬智也と酒井美紀が白線を流していた

まだまだ印籠のパワーも衰え知らずだったし

桜吹雪も知らないとは言わせなかった

「だいぶつくん」ことえなりかずきが幸楽のちびちゃんだったころに

北の大地では黒岩さんこと五郎が食べる前に飲んでいたはずだ

北の国からは田中邦衛さんあってのドラマだったと

ドラマをほとんどとるだけとってみる時間がないと嘆いている嫁が

先日の追悼記念放送を見ながらしみじみしていた

ご冥福をお祈りいたします

月日が変わり令和3年「青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー」

久しぶりに最初から見た

去年からの大河ドラマ「麒麟が来る」もスタート直前のトラブルから

まさかのコロナ禍&岡村さんが遂に大河俳優になられるというので

ラジオからの情報が先行する形でじっくり見たところだったので

「麒麟ロス」の中で見始めたスクポリ

基本的に藤原竜也が好きだ…嫁は受け付けないという

理由は舞台演劇すぎてお芝居がくどいからだという

映画「カイジ」を見てから確信に変わったそうだ

僕自身は見てないが彼が子役のころから見ていたし

蜷川演出で舞台に出ていたこともうっすーーーく知っている

その彼が連ドラに出る

子役のころから顔はあまり変化がない 安達祐実状態

面影のレベルではないということ

いわゆる童顔のままで迎えた30代後半の彼がドラマ内で

真木よう子と並んだ時に

うっかり「立派にならはったなあ…」といとこぶってみた

内容も金八では中島みゆきの音楽とともに

「逮捕」がかなりおおごとに描かれたが

どアタマからいきなり逮捕された

器物損壊の現行犯で

藤原竜也演じる警官の体術が素晴らしいと思わせるアクション

逮捕する前の有無を言わさず腕を締め上げる感じ

藤原竜也が好きだという不埒な理由で見始めたが

スカッとジャパンの重厚なバージョン⁇

心の中ではスカッとを押し込んでウッチャンに全員スカッとー!

が聞こえてきたぐらいマジで気分が良かった

でも物語の本懐はそれではなく

藤原竜也の恋人が不慮の事故で亡くなったことを

不自然におもった藤原竜也が文部科学大臣の肝いり政策である

「スクールポリス制度」に乗じて潜入捜査していくお話だった

事件の真相に近づくために逮捕した生徒を

仲間に引き入れていくという荒業…嫌いじゃない!

しかもその女子かわいかったし

最終回に近づくにつれ真相が近づくにつれ

藤原竜也が暴走していくのが感情と展開の入り混じった

焦りみたいにみえて

ドラマを10回程度で終わらせるのはうーーん

どうでしょう…

展開についていくのがやっぱ難しい

ぎゅっとしすぎて全体が早送りという印象

後半なんか高橋克実さんがかわいそうなことになったもんなあ…

頭突きされるわ

刺されるわ

打たれるわ

ふさがりかけた傷をぐりぐりされるわ…

もう!竜ちゃんやめたげて!(笑)

昭和の警察官!そう太陽にほえていたころのあれ

懐かしい!

現代的な3Dプリンターで作った拳銃もどきとか

小型盗聴器で職員室から学校のいたるところの情報収集をスマホでとか

それでもぬぐい切れない昭和感…いい!悪くない!

一年前に亡くなった小川先生との懐古シーン

一年前とは思えない夕日の古さいや、シーン全体に漂う

レーザーディスクカラオケの白線流し感

自転車のブレーキが切断されたことで転倒し打ち所が悪く

アパートの二階に上がる途中に転落

警察が駆け付け

藤原竜也が駆け付け

小川先生を抱きかかえた時の虎舞竜感

そして極め付きは

ピアノを小川先生に教わりながらおそるおそるひく藤原竜也

この二人のシーンの色褪せちゃった感は木綿のハンカチーフがしっくりくる

昭和元禄花盛りだったころを

バブルが全盛だったころを

それがうたかたのゆめだったんだと思い知らされた平成…

移ろいゆく時代の中で

まだまだ色あせない時代のドラマがある

そうだ

俺には時代劇がある

もう一度テレビドラマを見るきっかけを与えてくれた藤原竜也に感謝

ごたくを並べ立てて自分を正当化して他人はどうなってもいい

そんなずるをして手に入れたもには価値なんかないんだ

ありがとう藤原竜也

ありがとうレーザーディスクカラオケ

時代を追いかけることはもうやめにするよ

改めて晴天を衝こう

渋沢栄一を深堀しよう

その合間に八丁堀の旦那に会いに行くとするよ

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