専業主婦など子育てブランク人材がオフィスワークに就くには
Twitterでブランク人材についてアンケートを取ってみたら、なんと3年が1位でした。けっこうシビアだな…たった3年でブランク人材なら、3年育休取っても仕事復帰できる産育休制度ってすごい安心できる制度ですよね。
その一方で、10年を想定している人も約18%います。子育てで仕事を離れた場合、2人産んだと仮定すると手が離れるまでに10年ほどかかるので納得です。うちは6歳と4歳、学年は3つ差なので、下の子が小学生になるころに仕事を再開したとするとブランクは9年ですね。
ブランク人材の就職
現状、専業主婦などのブランク人材が仕事に出る場合は、スーパーなどの販売職でパートをするのが一番決まりやすいです。ブランクを気にせずに短時間働ける職場は、オフィスワークだと圧倒的に少ない。
子育ても立派な仕事!子育ても仕事に生かせる!という意見もありますが、子育ては職務経歴にはなりません。子育てを少しでも評価してくれる職場は、保育園の保育補助調理補助、学童の支援員などに限られます。介護は超人手不足なのですぐに採用が決まりますが、低賃金で体力的にハードですし、正規職員になると夜勤もある。お子さんが自立していないうちはなかなか選択肢にあがらないでしょう。
現状、ブランク人材が就ける仕事は限られており、オフィスワークを希望しても採用されるのはむずかしい。
ブランク人材がオフィスワークに就くには ①資格取得
ブランク人材がオフィスワークを希望する場合、前職で輝かしい成績を残していない限り、ほとんど書類で落ちてしまいます。
そこでおすすめなのが、「①資格の取得 ②業務委託やクラウドソーシング」です。
最近は即戦力になる人を企業は採用したがります。昔はもっと育てる風土があったんですが…。ブランクがあると落ちるのは、「即戦力にならなさそう」と判断されるからです。つまり、即戦力になると思ってもらえれば書類は通ります。そのための資格取得です。客観的にパソコンスキルに問題がなく、すぐに活躍できます!とアピールするわけです。
前職が飲食店やショップ店員などの場合、ブランクうんぬんの前にパソコンスキルを不安視されます。前職がオフィスワークではない場合に資格を取るのもおすすめです。
またSlackやGoogle Dock、ZOOM、Teamsなど、ここ5年程度で急速にシェアを伸ばしたツールがあります。前職がオフィスワークという場合は資格取得ではなく、クラウドワークスなどで副業をし、最新ツールに慣れているとアピールするのも手です。
ブランク人材がオフィスワークに就くには ②業務委託やクラウドソーシング
もうひとつおすすめなのが、業務委託やクラウドソーシング。いきなりフルタイムでの就職はむずかしいので、まずは職務経歴書に書けそうな職歴をつけていきます。
今はクライドソーシングでライティングの仕事や翻訳、資料作成、データ入力など事務系のお仕事が受注できます。単価は低くとも、経験にはなるのでまずはなにかトライしてみましょう。
また、柔軟な勤務形態を受け入れてくれるベンチャー企業での業務委託や、リモート勤務のできるオンライン秘書などもおすすめです。Wantedlyでは業務委託を想定した求人もありますし、Warisでは案件のマッチングもしてくれます。(私自身も業務委託で採用アシスタントをやっていたことがありますが、Twitterでベンチャー企業の社長をフォローしていたことからご縁がつながりました。)
少しでもアピールできそうな経験をしてから書類を作り、求人に応募したり派遣登録に行ったりすると格段に書類審査に通りやすくなります。
エントリー先を考えよう
最近は人手不足ですので、中小企業だと思うように採用ができていないところも多いです。大手企業や福利厚生の充実した企業に入りたい…その気持ちはわかるのですが、若い人やブランクなし人材がわんさか来る企業に応募しても書類が通りません。小さな企業を狙いましょう。平均年齢の高い会社もおすすめです。そういう企業は最新ツールを導入していない&知らないので、資格やツール使用経験で武装すると採用されたりします。
(ただし企業風土が古すぎてヤバい会社もあるので、そこは面接でチェックしたいところですね…)
大手企業を狙いたいなら派遣がおすすめです。正社員就職は無理でも、派遣だと書類審査もある程度通りやすい。(ただし派遣から直接雇用になれる紹介予定派遣だと書類審査も厳しめ)大手企業だと、派遣スタッフでも週に何度かリモートワークができるところもあります。
ブランクが5年以上ある場合は
大手企業への派遣はそれなりに経歴を見られることが多く、ブランクが5年以上あると資格取得だけではなかなか顔合わせまでいけないのが現実です。
ブランク8年、10年とある場合は、資格取得+業務委託/クラウドソーシングのコンボで行きましょう。士業系の事務所でのアルバイト経験なんかもプラスになりますよ(案件は少ないですが)
なにかご質問、ご指摘ある場合は、Twitterにてご連絡くださるとうれしいです。