No.8 令和3年11月23日(火) 新嘗祭 -長楽寺, 深層姉妹, ``先生'', お受験, 鬼平, 忘年会計画-

なんか今日は色々あり過ぎたので長めの日記を書く. 

0. 遅めの出発

 昨日, 面倒な仕事を3つほど片付けたので珍しく深酒し, 昼前に起床. 例年この日は京都観光と決めているので, 出発が遅れたがとりあえず出かける. 阪急を乗り継いで14時前に京都着(嵐山にしようか, 東山にしようか迷ったが東山を選択). とりあえず南禅寺まで行ってから南に下ることに. 観光客は大分戻ってきた感じはするが, 以前のようなやかましい大量のChineseの姿は無く, 私が住んでいた10年以上前の京都の雰囲気に戻っていた気がした. 

1. 長楽寺

 流石にいつもの道は飽きたので, 色々小道にそれながらブラブラ歩いていると, 知恩院の奥から東に抜けて, 長楽寺の入り口の前に来る. あの辺りの地理はそれなりに明るかったはずだが, 何故かここは知らなかった. 人気も殆ど無かったのでせっかくの機会に立ち寄ってみることにした. で, 中に入ってビックリ. なんとここは建礼門院(平徳子)が出家をした寺だというではないか. 

 なんで驚いたのかというと, 実は一昨日(11年ぶりに), その建礼門院がその後暮らした大原の寂光院(例の「平家物語」の最終章の舞台)に行ってきたばかりだからである. そのことを全く知らずに気まぐれで立ち寄ったのが長楽寺だったのだから, 信心深くない私でも色々感じ入る所があり, いつもより多めに賽銭を投げ入れ, 建礼門院像の前で拝んできた(ちなみにこの裏には頼山陽の墓もあり, そちらもついでに観てきた). 

2. 深層姉妹

 と, ここで例の深層姉妹のコラボを思い出し, 八坂神社を抜けて祇園の方へ. あの四条の南側は南座か, その隣の``にしんそば屋''か, 土井志ば漬本舗(の2階)くらいしか行ったことがないので, まさか志ば漬本舗の隣(の隣?)にキャンディー屋があるとは思いもよらなかった. 入ってみると, 飴作りの実演がみれるらしくそこに人だかりができていたが, それに反して人だかりがないところにあったよ, 例のDWUと息根とめるのパネルが. その向かい側にコラボのキャンディグッズが売っていた. まぁ, 流石にタダで写真だけ撮って帰るのも悪いと思い, 一応そのコラボキャンディ(DWU版)を購入. 

 幸い他のレジ待ちの客もいなかったので, レジのお姉さんと少し話をしてみた. 

私「ここは何で深層組とコラボしてるんですか?」

お姉さん「それが全然わからないんです.」

私「お姉さん, 深層組ご存じ?」

お姉さん「はい, 配信みてます.」

私「``アレ''目当ての客はどれくらいくるの?」

お姉さん「ちらほらお見えになりますよ. やっぱり休日の方が多いですね.」

私「なんであの二人(DWUと息根とめる)になったんだろうね?」

お姉さん「さぁ, なんでなんですかね?」

私「でも今見て気付いたけど, とめるも``いつもの恐竜''持ってないですね, ちゃんと. コンプライアンスを考えたんでしょうね. 持ってたら, 流石にヤバいですよね.」

お姉さん「そうですよね(笑).」

 こんな具合で店員のお姉さんも``いつもの恐竜''で意味が通じているあたり, 「この女... 出来るッ!!」って感じがしたけど, コンプライアンスに関しては事実色々配慮されていたのだろう. たとえば名前の表記にしても, 

「息根とめる」

と日本語表記されていたら, 見知らぬ人でも「ギョッ」としただろうけど

「TOMERU IKINONE」

と英字表記かつとめるの足で「IKINONE」の「ON」の部分を隠すというファインプレー. だから何も知らないパンピーはまさかこれが文字通り「深淵の入り口」であることなど夢想だにしないであろう. 

 しかしこれはまたその逆も考慮すべきである. つまり「深淵の入り口」は何も「深層姉妹」だけではなく, 恐らく我々が認識できないだけで巷に溢れているのであろう. 今回はたまたま私が「深層姉妹」を知っていたためにその一つを認識できたに過ぎないのだ. それを認識できることが良いことなのか悪いことなのかはわからんが, 「認識できないだけで深淵の入り口はそこかしこにある」という事実を知っておいて損はあるまい. 

3. ``先生''

 それからせっかくなので随分ご無沙汰している``先生''のところへ. 「アレ, 痩せた?」と思ったら, なんと妊娠, 出産をしていたことを聞いてビックリ. いや, 実は半分嘘. 今年の2月に1年ぶりに会った時に「そうなんじゃないかな」とは思ったものの向こうが何も言わなかったから, 私も特に言及しなかっただけなのだ. で, 少々お話を伺うと, まぁやっぱり色々と察するような感じの話だったので, 『「空気が読めない」ことに定評のある私にしては中々のファインプレーをしたのだな』と珍しく自分に感心. 

 とりあえず出産祝いということでいくらか(``裸''だったけど)包んで, 他に何かないかなとリュックを漁ったら, さっき買ったDWUのキャンディーがあったので, 箱だけ回収して, キャンディーは``先生''に上げることに(まぁ, 箱が本体みたいなもんだし, 別にいいでしょ). しかしこう考えると, ``先生''にも深層組の素質が中々ある気がした. 年始には催しをやる(再開する?)らしいから, その折にまた伺うことに. まぁ, 彼女はメンタルは強いし, そもそも私がどうこう言ってもしょうがないけど, ``先生''にはお子さん共々強く生きて欲しいと割とマジメに思った. 

4. お受験

 帰りの電車で見かけた塾の広告で, お受験の問題があった. 満員電車で本が出せないので, とりあえず考えることに. 問題は大体以下のようなものだったと思う(正確な命題は少し自信が無い. なんか「ウ.」は違う気がするけど思い出せない). 

「31人生徒がいて, 平均点が76点でした. このとき, 言えるのは次のうちのどれか.
ア. 76点以上の生徒は15人いる. 
イ. 76点以上の生徒は16人いる. 
ウ. 76点以上の生徒は15人以上いる.
エ. 確かなことは何も言えない.


瞬時に答えは「エ」だと思ったけど, お受験の算数にしてはやさしすぎると思って一応考えた. 

 31人の生徒の点の総和は

31(人)×76(点)=2356(人×点)

だが, 仮に100点が2人いたとすると, 残りの29人の生徒の点の総和は

2356(人×点)-200(人×点)=2156(人×点)

でこれを29で割れば, その平均点は

2156(人×点)÷29(人)=74.34482758...(点)

だから, 76点未満の生徒が29人いてもおかしくない. だから76点以上の人数に関しては「一般には何も言えない」というのが正解である. この手の問題にしてはやさしすぎる気がするが(問題を覚え違えている可能性もある?), 一体何を問いたかった問題(平均点の定義?)なのだろうか?

5. 鬼平

 夕食後, いつものジムで入浴後, 帰宅. 秋の京都で聴く曲は久石譲の「Oriental Wind」とGipsy Kingsの「Inspiration」であることと, なんか今日は特に色々あったので, 急に(平成の)「鬼平」が見たく(聴きたく)なり, FODで視聴. 建礼門院, 深層姉妹, ``先生''のことがあったからか, 選んだのは2期の名作(というか2期は「むかしの女」, 「下段の剣」等名作が多い)の「密告」(「むかしの女」と迷ったけど山田五十鈴回は「正月四日の客」と併せて死ぬほど見てるから趣向を変えた). あと1年ぶりに南座の前を通った性か, 昔の記憶を辿って二代目中村又五郎を見たくなって, 4期の「討ち入り市兵衛」. 

 う~ん, やっぱりいいな. それと同時に, 私の中の諸々のイメージはやはり「鬼平」であることを色々再確認する. 私は多分これでいいのだろう. 

6. 忘年会計画

 「鬼平」を聞きながら, この日記を書いていると今度は師匠達から忘年会のお誘いがきた. 去年はon lineだったけど, 今年はコロナを考えて師匠のお宅でやるらしい. とりあえず予定は空いていそうだから行くことに. この面子で対面で飲み合うのは約2年ぶりになるから, 13時開始で, 帰れるのは一体何時になるか今から不安. 

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