No.201 「LIVE A LIVE」HD-2Dクリア記念雑感 8 蒲田編
0. はじめに
一連の「LIVE A LIVE」HD-2Dクリア記念雑感 note だが, 「LIVE A LIVE」30周年に向け, 怠惰な私も今年の8月は気合を入れて, 幕末, 現代, 近未来, SF, 原始, 西部, 功夫まで来た. 一応, 30周年記念日には完結させる(中世, 最終まで書き上げる)予定だが, 今回は小休止の特別編. 先日行ってきた記念イベント(蒲田編)の雑感というか, 記録のようなものを残しておく.
1. 当日の模様 (一日外出録ハンチョウ風レポ 蒲田)
しぶやん, 都内の某ホテルにて7時に起床. 大浴場で入浴後, 荷物をまとめ, 前日購入したパンで軽く朝食を済ませ, 9時前に出発. ところがここでまさかの雨.
しぶやん「く… 荷物や土産も多いし, ここはタクシーを拾うか」
そういうわけでタクシーを拾い一先ず東京駅へ. ここ1年での都内のホテル料金の値上げに比して, タクシー料金がそれほど上がっていないことに驚く. 助成金か何かが出ているのかを尋ねてみるも, そういう類のものはないとのこと. それどころか, ホテル料金の値上げが激しいため, サラリーマンがホテルにとまらず, 1万-2万程度であればタクシーで帰宅するケースもあるという.
そんな話をしているうちに東京駅到着. この頃には既に雨は上がり, 天気は曇りから晴れへ(今日も暑くなるな). 日本橋口周辺に SP らしき集団が10人ほどたむろしていたのが少し気になったが(誰か来るのか?), ひとまず行きつけ(?)の(いつもの)コインロッカーに荷物を預け, 身軽に. 一先ず, 一年前にも参拝した田無神社へ. 参拝後, お守りを買い替え, 周辺で(このすぐそばにシンエイ動画がある)はやめの昼食.
それから引き返しがてら, やはり一年ぶりの明治神宮へ. 何やら原宿駅界隈で踊りのイベント(大学のサークル系?)をやっていたようだが(相変わらずか…! あの街は…!), それを華麗にスルーして, 神宮参拝後, 13時過ぎに蒲田へ向かう.
蒲田駅のトイレで事前に入手していた「LIVE A LIVE」30周年記念Tシャツに着替え, 13:45の入場時間に会場到着.
しぶやん「な… なんじゃあぁぁ….!! こりゃぁぁ….!!」
既に朝の雨が嘘のような凄まじい酷暑の中, 凄まじい数のライブアライバーが結集. しぶやんのように30周年記念Tシャツを着ている者, あるいは過去のイベント(去年の八王子編や5年前の新宿編ならいざ知らず, 10年前の吉祥寺編だと?)のグッズを持ってきている者, コスプレしてくる者(ゴリ, 知力, レイ…). 果ては
しぶやん「なッ!!?
『流派、東方不敗は!王者の風よ!』
だと!? 何故にGガンのTシャツをライブアライブの30周年記念イベントで!?」
という意味不明な者まで…
ただ普段は「LIVE A LIVE」を知る者が周りに殆どおらず, 布教している一方のしぶやんも今日だけは別! 「LIVE A LIVE」関連のイベントの参加は初めてだったが, 周り全員ライブアライバーというライブ特有のえも言われぬ恍惚感に存分に浸れる!!
そんなこんなで異様な盛り上がりを見せる中, そんな中でも整然と静かに淡々と入場していく様は流石は日本人(というか昨今では大変珍しく恐らくあの場にいたのはほとんど日本人だったように思う). ただそれでも入場するのに30分以上の時間はかかったようで(それほどまでに多く参加者がいた.. 少なくとも4000人のキャパがあるという日本工学院アリーナの一階席はすべて埋まり, 二階席も半分近くは埋まっていた), 物販と併せ本当に14:30に開演できるかはわからなかったが, ともかく予定通り開演.
最初は時田貴司とゲスト声優のトーク. 面白かったのだが, のっけから盛り上がりすぎて程嶋しづマが巻かれてしまったのはちと残念だった(その分の寸劇時のセリフ等は多めで良かったが). で, メインのオディオーケストラ他による演奏開始.
順番は「Select A Live」からの
1) 幕末編
2) 功夫編
3) SF編
4) 西部編
5) 近未来編
ここで最後に影山ヒロノブの「Go!Go!ブリキ大王!!」を挟んで15:40に第一部終演後, 20分休憩からの16:00から第二部開始.
6) 現代編
7) 原始編
8) 中世編
9) 最終編
で「LIVE for LIVE」からのアンコールで17時過ぎに終了. 制限退場だったが, 私は最後列の席だったので真っ先に退場.
東京駅に向かい, はやめの夕食を取ってから, 荷物を回収し新幹線に乗ろうとするも, なんと思いがけない大雨で東海道新幹線がストップ.
しぶやん「くっ…! いつもながら雨に弱い東海道新幹線め!!」
だが, とりあえず乗り込んで座れた新幹線で30分程度待っていると順次新幹線は動き出す. 新幹線の中で泥のように眠り, 23時前には帰宅. そんな夏休みの楽しい一日.
2. 雑感
まず客層の多彩さに驚いた. 恐らくダイレクト世代は私よりも年配, それこそ杉田智和年配の40代(前半)が多い印象で, それは実際にそうだったと思う. 他方, それ以上の年配者も, あるいは私よりも若いと思しき人も(無論こちらは少数であったが)いた. 男女比は体感で4:1か, 5:1くらいだっただろうか. それでも思ったより女性がいた感じがする. あと HD-2D リメイクから来たという層も結構いたことに驚いた(そういう時代になったんだな).
音楽としても, 「LIVE A LIVE」のステージはいつもそうなのかもしれないが, その多彩さに改めて驚いた. いや, そりゃあ HD-2D サントラで散々聞いてはいるけど, 一つのステージにおいて生でそれを実際に見せられると, またかなり印象が変わる感じがした. 何せ
オケ, ピアノ, 三味線, 尺八, 二胡, ギター, 口笛, シンセ, ロック, アニソンシンガー…
となんでもアリで, それが「LIVE A LIVE」をテーマ, あるいは文字通りの通奏低音として次から次へと奏でられて, ステージが成り立ってしまう様は圧巻の一言であろう.
昨今流行りの余計な映像等は一切見せず, あの場で使えるものをフル活用して一つの舞台として成立させてしまう. 正に30周年ならではの皆がライブアライバーだから成立する以心伝心の奇跡の演出である.
西部編の note
No.199 「LIVE A LIVE」HD-2Dクリア記念雑感 6 西部編 --西部劇の黄昏--
の最後の方で触れていることにも関係するが,
「あんな音楽が成立してしまう「LIVE A LIVE」のステージをエンニオ・モリコーネが見たら, なんと評しただろうか」
と思わずにはいられなかった(下村陽子はどう思っているのだろう)?