
「国立タピオカコスパ選手権」〜経済学部的な視点から〜
タピオカはオワタピではない。
”タピオカブームは過ぎた、もう時代遅れ”そんな声くそくらえ。イモツバシという異名を持つ一橋大学のイモ生である筆者はまだまだタピオカが飲みたいんです!※タピオカの原材料は東南アジアでよくとれる“キャッサバ”というイモの一種。
というわけで、今回は国立タピオカ店の「タピオカミルクティー」を比較し、独自の評価基準に基づいてコスパの良さをランク付けしていくぅうううう!オワタピなんてことは決してありません。イモツバシのイモ生である以上、タピオカは我々の永遠なるソウルメイトです★
フェアプレーのための評価基準
勝負には平等性・透明性が必須ですよね?
勝負をするからにはそれがフェアプレーでないと気が済まない…!笑
ので、誰もが納得できるパーフェクトな評価基準を3つ筆者が考案しました。
〇⓵タピオカ1粒/円
一つ目の評価基準は「タピオカ1粒の安さ」です。容器の中で悠々自適に泳いでいるタピちゃんズをレンゲで掬い上げ、その人口を数えます。そして1粒あたりいくらなのかを計算します。
ストローでビュビュッと吸い上げられてくるあいつら1人あたりの値段、気になっちゃいません??
〇②ミルクティー1g/円
二つ目の評価基準は「ミルクティーの量(g)」です。容器の大半を占めている大地の母ミルクティーを透明カップに移し、その重量を計測します。もちろんタピちゃんズの自由な泳ぎを阻害する邪魔者“氷”は抜いて、純粋なミルクティーの重量のみを記録します。
〇③美味しさ(もちろんフェア)
三つ目の評価基準はズバリ、「味」です。
これは神、というか仏を超越するほどの舌を持っている筆者にお任せください。ミルクティーの甘さや濃厚さ,タピオカの弾力や大きさなどを総合的に判断してフェアに序列をつけます。フェアにね。
〇ポイント付けについて
上記の3つの基準で1位を取った店に5ポイント、2位を取った店に3ポイント、最下位を取った店に1ポイント付与し、全てのポイントを合計して、最も稼いだポイントが多かった店を最優勝選手とします。カンペキ‼︎
いざ!出場(欠場…?)選手のご紹介
フェアプレーを行うための評価基準を解説し終わったところで、さっそく本選手権の出場メンバーに登場していただきましょう。
〇出場選手⓵MEETEA
国立駅南口から徒歩3分ほどのところにあるこのお店。”思ったより狭くて細長い”が第一印象でした。100%手作りで黒糖をふんだんに使った大粒、モチモチのタピオカが有名らしい(伝聞)。
さっそく入店しましょう。いぇあ。
メニューは基本のミルクティーからフルーツスムージーまで様々で、プライベートで来ていたら20分くらいどれ頼もうか迷うだろうなって感じでした。
イモツバシのイモ生である筆者にはぴったりの「紫イモラテ」とかいうものも存在しましたが、アイデンティティーを押しだしたい気持ちをぐっと抑え、『ミルクティーに沖縄黒糖タピオカトッピング』を注文しました。(非黒糖タピオカは扱っていないみたいです。)お値段600円。ちょっとお高めなんですかね。
とまぁこんな感じでファーストタピオカをゲットできました。よし。
〇出場選手②Bull Pulu
ブルドッグかパグだかよくわからないイッヌがトレードマークのこのお店。パッケージのユニークさに惹かれ、タピオカなんて食べる気もないのに買ってしまった経験のある人もいるんじゃないでしょうか?
駅ビルnonowaの中にあるBull Puluはこんな感じで、意外と存在感は薄かったです。看板についてるたくさんのブルドッグにお出迎えしていただきました。
ここでも基本の「ミルクティータピオカ入り」を注文しました。お値段は350円。さっきの店と比べるとめっちゃ安い気がするんですがどうなんでしょう。
目先の値段に騙されてはいけません、一緒にタピオカの粒数を数えましょう。
〇出場選手③DOUTOR
タピオカのイメージが皆無のチェーン店、ドトールコーヒー。実はひっそりとブームに乗っかって販売しています。うーん.....色々手出しすぎじゃね?笑
という文句は置いておいて、コーヒーやカフェラテなどの王者によって押しのけられている(ドンマイ)マイナーメニュー、「タピオカミルクティー」を購入しました。お値段は450円。
値段のわりにはシャバシャバした氷が多すぎない...?って思いましたが、まぁいいでしょう。先に進みます。
〇欠場選手⓵茶咖匠
これフリガナなしで読めるやつどんと来い、と言わんばかりの貫禄を見せつけている茶咖匠。新大久保や自由が丘にも店舗を構えるこのチェーン店ですが、なんと国立ではコロナで力尽きて臨時休業中でした。
こんな張り紙が貼ってありましたが、3/7ってもうすぎてるじゃん...大丈夫なんかな、ちゃかしょー。心配です。ちゃかちゃか。
〇欠場選手②烏煎道黒龍茶
これまた意味不明な漢字の羅列が出てきました。こんなの読めるわけないでしょ笑
と突っ込みたくなりますが、このウーセンドウコクリューチャ、なんとつぶれていました。あるはずのところには謎の”寿司バル”ができていました。おめでとう。
選手3名、対決スタート
まぁそんなこんなで以下の出場選手3名が出そろいました!
ついに国立タピオカコスパ選手権の幕開けです!!!
LET’S タピる!(鬼古)
いよいよ採点タイム。
さぁ、3つの評価基準をもとにポイントをつけていきましょう。ドキドキです。
ジャッジは冷静に落ち着いて行いたいという熱い想いから、筆者は一橋大学西キャンパスの生協前の机とベンチで1人(だからコロナ的に安全)じっくりと作業しました。
〇チアリーダー、現る。
はぁ...これからソロでタピオカの粒数えとミルクティーの軽量をやるのか...むなしい1年生の終わり方だなと想いながらベンチに腰を掛けた筆者。
すると突然ニャアと、私を呼ぶ声が。
ぬおぉおお!!!!!以前タヌキ探しで遭遇したキャットではありませんか。ごきげんよう。
のっそりのっそりと茂みから出てきたこのキャットは孤独な私の心をいやし、タピオカ調査のやる気をみなぎらせました。頑張るぞ!
〇評価基準①タピオカ1粒/円
まずは、主役のタピオカ1粒あたりのコストですね。この2種の神器で主役と脇役を分離するところから始めましょう。
おりゃー!こんな感じで分けていきます。
※写真は1人で、スマホを正面に立てかけながら自分で撮影したものです。
分けられたら、ここからは完全に単純作業です。1,2,3,4~~~~~~という調子で淡々とカウントしていきます。
タピオカの総数を求め、タピオカミルクティーの値段で割り、タピオカ1粒あたりの値段を出すと、結果は以下の通りになりました!
MEETEA選手の圧勝です!!!!!!
というわけで、1位の彼に5ポイント、2位のブルドックに3ポイント、そして残りの最下位に1ポイントを付与したいと思います。はい!
〇評価基準②ミルクティー1g/円
次に、大地の母ミルクティーの計量です。さきほど子ども達であるタピオカと別れさせられた彼女はどんな気持ちなんでしょう。
まぁそれは無視してジャンジャンやっていきます。こんな感じで、氷という邪魔者はしっかりとレンゲで取り除いていてから正確に計っていきます。
ミルクティーの重量(g)を求め、タピオカミルクティーの値段で割り、ミルクティー1gの値段を出すと、結果は以下の通りになりました!
この部門では、ブルドックが圧倒的1位でした!!!!ブルドック、やるやん笑笑
ということでブルドックに5ポイント、2位のDOUTORに3ポイント、最下位のMEETEA1ポイントあげましょう。
逆転なるか...!?って感じですね。
〇評価基準③美味しさ
はい、ここからは神と仏のハーフである筆者の舌による超超超フェアなコーナーです。食レポしちゃいます。
【MEETEA】いやーこれはとにかく甘い!ミルクティーがもともと体感午後ティーくらいの糖度であるのにもかかわらず、黒糖の風呂に6年くらい浸かったタピオカたちがもうこの世にないほど甘い。しかもご親切に115個タピオカが大量に入っているので、よほどの甘党でない限り最後までハッピーで飲み切らないかも。
【Bull Pulu】うん、安定の味!甘さはちょうどよくて、飲み続けられる感じかな。けどタピオカの量が少なく、気にしながら吸わないとミルクティーだけ残ってしまうかも。飲み手の腕が試されるよね。
【DOUTOR】え?????シロップ入れ忘れた????ってくらい甘くない。ガムシロップ自分で入れろってことだったのかな...まぁ健康的な感じで好きだけどね!あと、タピオカに芯があるというか、弾力に欠けてたかなぁ。やっぱここはタピオカじゃなくてコーヒーが一番当たり!
上記の食レポを踏まえ、総合的に考えると、
1位 Bull Pulu 5点
2位 MEETEA 3点
3位 DOUTOR 1点 となります!以上。
結果発表!!!!!栄えある最優秀選手に輝いたのは...?
結果は以下の通りです。
1位 Bull Pull 3+5+5=13
2位 MEETEA 5+1+3=9
3位 DOUTOR 1+3+1=5
よって…
国立タピオカコスパ選手権を制したのは、タピオカ専門店Bull Pulu です!!!
国立最高峰の座を手に入れて、あのブルドックもさぞかし喜んでいることでしょう。
おめでとね。
物事には裏表がある。
今回検証をしてわかったように、値段が全てではありません。
一見コスパが良いと見える商品でも、容器の形などによって内容量がかさ増しされていたり、実際に気づかれない程度減量されているものもあります。
なので、メニュー表を見て、「これが一番安い...!」と目先の利益だけにとらわれずに行動する必要があります。
頑張りましょうね。
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