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隕石に「死ね」と叫ぶ【ホラー映画を毎日観る人】(126日目)「黒い乙女-A-」

「黒い乙女-A-」(2019)
佐藤佐吉監督

◆あらすじ
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どこか奇妙な宇田家に引き取られた芽衣は宇田家の養女ラナと仲良くなるのも束の間、父親の事業の失敗でどちらか片方しか養えないと告げられたため2人で宇田夫妻を殺害。しかし罪の重さに耐えきれず警察に自首しようとする芽衣に対して「2人で世界を救おう」と説得するラナ。そして死んだはずの宇田夫妻が現れ芽衣は蔵に幽閉される。
“おたふく様とはいったい何なのか”
そして“ラナの目的は?”
前作Qでの謎が明かされる後編。
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前編のQが65分、後編となるAが約80分程なので一作にまとめた方が良かったんじゃないか?とも思ったんですけどすごく面白かったのでなんならもうちょっと引き伸ばしてそれぞれ90分くらいになれば良いのになと思いました。

今作では芽衣とラナそれぞれの生い立ちと芽衣が宇田家に引き取られてからの話がラナ視点で進んでいくので前作での違和感がばんばん回収されていきそれぞれ登場人物の関係性もより明確になります。

おたふく様の設定もしっかりしていて良かったんですが、なぜ隕石が落ちてくるというふうになったのかがよく分かりませんでした。
ですが間近に迫る隕石に対して安藤なつさんが「死ね」を連呼し続けるのは面白かったので全然有りだと思います。

芽衣の実母が信仰するミコト様とは?
芽衣が不死身の理由
消滅したはずのおたふく様が赤子を抱いているラストシーン
等まだまだ謎の部分もあり、もっと観たかったなと思う作品でした。


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