画像1

渋谷のほんだな

2024年12月13日(金) 12:00〜12:55
00:00 | 00:00
『ポンチャックアートー無秩序の塊が示す歴史の香り』

【本日のゲスト】
根本敬さん(特殊漫画家) 写真中
https://x.com/takashinemoto81
中村 保夫さん(東京キララ社 代表)写真左
https://x.com/tokyo_kirara

今韓国の音楽といえばK-POPがそのスタイリッシュ
なダンスと歌唱で世界を席巻していますが、韓国が
民主化されたのは1987年でそれまでは独裁政権。

ポンチャックはKーPOPなんかより昔から多くの国
民に愛聴され、施設、商店、タクシー等町の至る所
でかかっていた国のBGM的音楽。
宅録や小さなスタジオで作れることから無数の楽曲
が販売され、売れ筋の曲が出れば即海賊版が出回る
。媒体はカセットテープで200円〜500円位。
ミュージシャンは李博士の様な超有面人から、夜の
舞台、スナック歌手、無名な歌手…まで。スーパー
、電気屋、高速道路サービスエリア色んなところで
売ってます。

【本日の本】
『ポンチャックアート1001』 2024年9月11日発売
幻の名盤解放同盟 根本敬・湯浅学・船橋英雄
東京キララ社発行 3,960円(税込)
https://www.tokyokirara.com/items/90105439

この本はポンチャックのカセットジャケットの
アートコレクション。この色、図柄、どこかで見
た事がある様な?人物写真。だがこのインパクト
のあるジャケットアートは中身の音楽の説明には
なっていないとか。描き方もそうですが無秩序。

ゲスト根本さん属する幻の名盤解放同盟は、レコ
ード屋で色々物色しているとたまに出会う全く訳
の解らない自主制作版や一体誰が買うんやねん?
といった類の音楽を集め、DJ等で紹介してますが
、これらの物も集め出すと「筋」が見えて(様に
感じる)くるそうです。

正に数学の7大難問のリーマン予想=素数に秩序は
あるか?の世界で、そこを感じ取ったのが東京キ
ララ社。何でもポンチャックは国内では蔑まされた
た音楽で歴史に残すようなものとは捉えられていま
せん。が、そんな全く法則性のない消耗品でも、
その時を生きた人に元気の元として聞かれた数々の
曲の羅列には、何か証明されていない秩序があり、
その空気感こそが今となっては生活文化の歴史書
なのです。

要するに、森羅万象がポンチャックなのです!

【告知】
展覧会 グループ展「生きてる私たち」
https://artsticker.app/events/56333
根本敬さん他巨匠の作品が展示されます。
2024年12月13日(金)〜12月22日(日)
エレファントスタジオ 青山
明日14日(土)17:00からオープニングパーティー
根本敬さんは18:00からDJ
入場無料。飲食あり

【パーソナリティ】
◎ 原カントくん
http://bookandbeer.com

いいなと思ったら応援しよう!