画像1

渋谷の超福祉ラジオ#49

2022年3月10日(金)9:00-9:55放送
00:00 | 00:00
【パーソナリティ】
飯山智史さん(東京大学 医学系研究科/EMPOWER Project)

【ゲスト】
方山れいこさん(株式会社方角)
https://hogaku.co.jp
https://note.com/denkiry/

本日は株式会社方角の方山れいこさんをゲストにお迎えしました!
美術系の進学、進路を目指したきっかけについて、方山さんはTVで素敵なスタジオセットを見たところから始まったとのこと。
デザインのお仕事をしてきた方山さんが福祉に関わるきっかけとなった「エキマトぺ」にの反響の大きさや当事者の方々からのお声で、「今後も福祉に関わっていきたい」と感じたとのこと。
ブラウザで筆談できるWebサイト「http://ifyoumeet.com」についもお伺いしました。

そして、パーソナリティの飯山さんは4月から学業との両立の関係で定期出演が難しく、今回で一旦卒業となります!

「エキマトぺ」はこちらから▼
https://ekimatopeia.jp

ブラウザで筆談できるWebサイト「http://ifyoumeet.com」についてはこちら▼
https://hogaku.co.jp/works/ifyoumeetcom

放送中のTwitterはこちらから▼
https://twitter.com/shibuyanoradio/status/1501744389109927937

♪ここではない、どこかへ/GLAY
♪You're All I Need to Get by/マービン・ゲイ&タミー・テレル

==================

インタビュアー 飯山 智史 氏
インタビュイー 方山 れいこ 氏

00:00:00 オープニング

飯山氏 時刻は10時になりました。皆さん、おはようございます。渋谷の超福祉ラジオのスタートです。NPO法人ピープルデザイン研究所が2014年から渋谷区他との共催で開催してきた展示会イベント、「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう」展、通称超福祉展。超福祉展は2020年で展示会イベントという形では終わりを迎えましたが、障害のある方をはじめとするマイノリティーの方々が憧れを持って見られる、渋谷の超福祉な日常の実現に向け、引き続き渋谷から超福祉を発信していく番組です。超福祉や超福祉展について詳しく知りたいという方は、Webで超福祉や超福祉展で検索してみてください。
 この番組では、自らがプレーヤーとなって、超福祉やダイバーシティの実現を目指し活動している次世代の大学生や、障害当事者のパーソナリティーが週替わりでお送りしています。本日は東京大学医学系研究科、そしてEMPOWER Project共同代表の飯山智史がお送りいたします。本日は渋谷のスタジオから生放送でお送りいたしております。
 ってことで3月になりまして、年度末だなという感じなんですけれども。ちょっとご報告というか、仰々しいんですけれども、実は渋谷のラジオ、4月の改編がありまして、そこで渋谷の超福祉ラジオもお引っ越しすることになりました。またあらためてはWebベースであったりとか、渋谷のラジオの方で告知があるかなと思うんですけれども、なので詳しいことはあらためてそこでというんですが、大体水曜日の2時15分から55分の放送枠の中の、2週目と4週目隔週でお送りさせていただくという形になりました。
 その関係で、私が学業というか、そちらの方との折り合いが付かなくなってしまいまして、定期パーソナリティーは今月で卒業という形にさせていただくことになりそうです。なので、今日が恐らく最後の放送になるかなと思います。大体1年ぐらいやらせていただきまして、ほんとに生放送でのラジオというのは自分にとっても貴重な経験だったので、このような機会をいただけた渋谷のラジオの皆さまやピープルデザインの皆さまにはとても深くお礼申し上げたいと思います。
 そういう事情で、来年度からはなかなか参加すること難しいかなと思うんですけれども、不定期パーソナリティーとして、時々プロデューサーの田中さんとか許してくだされば、不定期で出させていただきたいなと思っておりますので、またぜひそちらでお会いできたらなと思います。定期パーソナリティーは今月で終わりということで、私も最後の放送ということで、ちょっと寂しい部分もあるんですけれども、本日も1時間弱お付き合いいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 ということで、本日もゲストをお呼びしたいと思います。本日のゲストは、株式会社方角さんの代表取締役の方山れいこさんをお迎えしたいと思います。方山さん、本日はよろしくお願いいたします。

方山氏 よろしくお願いいたします。

00:03:37 方山れいこ氏 自己紹介

飯山氏 よろしくお願いいたします。ではまず、方山さんの方からご自身の自己紹介を軽くしていただくことできますでしょうか。

方山氏 はい。株式会社方角代表取締役の方山れいこと申します。普段はデザイン制作、主にWebデザインだったりとか、あとアプリのデザインとか、そういったデジタル領域のデザインを中心としながら、最近はデザイン×福祉ということで、福祉とのコラボレーションをしたデザインのご提案をさせていただいたりすることもございます。

飯山氏 ありがとうございます。まさにデザイン×福祉というのは、超福祉展もずっと大事にしてきた考え方でもありまして、今回、方山さんの方からご連絡いただきまして、私も会社のページであったりとか、方山様のページを見させていただいて、ぜひお話を聞いてみたいなと思って、本日オファーさせていただいて、来ていただいたことになるので、ぜひいろいろお聞かせいただけたらなと思います。

方山氏 よろしくお願いいたします。

00:04:38 大学生~独立するまで

飯山氏 よろしくお願いいたします。方山さん、今、デザインの会社で代表取締役をされているということだったんですが、さっきちょっとお話聞いたら、実は渋谷区出身だったということもあったりして、渋谷には深い関係があるかなと思うんですけれども、方山さん、どんな大学生時代とか今までの人生を経て、今の会社をされているんですか。

方山氏 もともとは、私、美術大学出身なんですけれども、テレビの美術を作りたくって美術大学に入学して、テレビ美術、空間デザインだったりとか、そういったところも作ってみたいなと思っていたので、そういう空間デザインとか、あとは建築とか、そういったことを学べるような学科に入りました。
 その中で、でも大学時代にいろいろな出会いがあって、紆余曲折したりして、空間のデザインというよりは、もうちょっと映像とかそういったものが興味が出てきまして。大学院は映像系のメディア映像専攻という、映像とメディアアートみたいなところを専攻するようなところに入りまして、そこで2年間作品作ったりとかしておりました。
 そこから、これもいろいろご縁があって、メディアアートとかを作るような会社に就職をいたしまして、そこもいろいろ作る会社だったんですけれども、3D映像だったりとか、あとはUI/UXだったりとか、そういったものを作る、デジタル領域は何でも割とできますみたいな感じの会社だったんですけども。そこでUI/UXのデザイナーとして働いて、その領域で独立をして、会社をつくったという経緯です。

飯山氏 ありがとうございます。僕、結構、美大出身っていう方にいつも思うことがあるんですけれども、私、すごく成績とか、図工めちゃ低いとか、美術めっちゃ低いとかいう人だったんですよ。なんで、そういう人たちって、大体の人たちって、いわゆる普通の普通科の大学とかに行くわけじゃないですか。でもそういう美大とかに行かれる方、最初から美術であったりとか芸術っていうところを胸に秘めながら進路を選ぶ方って、いつごろからその辺の、美大行こうかなとか思い始めるんですか。きっかけとか何かありました?

方山氏 私の場合は、他社のテレビの番組の名前とか言ってもいいですか。

飯山氏 大丈夫です。

方山氏 TBSさんのCOUNT DOWN TVって、昔深夜にやったじゃないですか。

飯山氏 やってましたね。

方山氏 今、多分ゴールデンだと思うんですけど。そのCOUNT DOWN TVを深夜にぼーっと見てて、そしたら嵐さんの曲が、嵐さんがすっごいすてきなステージで歌ってたんですよね。そのステージにすごく感動して、私、これ作りたいって思って。これ作る職業になるにはどうしたらいいんだろうって、自分なりにいろいろ調べたら、どうやら美術大学っていうところがいいらしいっていうことで、それで親に頼み込んで、美術予備校に通わせてもらったっていう。

飯山氏 そうだったんですね。すてきなエピソードですね。

方山氏 そうですかね。でもそれを見てなかったら、今ごろこういう業界には来てなかったと思いますね。

飯山氏 なるほど、なるほど。いろいろ、それから美術の世界に入って、そういう紆余曲折あって今のUIとかUXとかっていうところに入ってるかと思うんですけど、そこの大きな転換点とかってあったんですか、きっかけであったりとか。

方山氏 UI/UXを?

飯山氏 とか、やりたいなとか、そういったデザインの方に。

方山氏 それも結構、美大に入ってからやりたいことが二転三転して。美術、何かものを作りたいっていうところはずっと一緒だったんですけど、それを、自分は何を作ればいいのかっていうのが、あんまり自分で分かっていなくって。そのたんびに専攻を変えたりとか職業変えたりとかいろいろしていて。
 それも、例えば映像にちょっと興味が出てきたのも、とあるメディアアーティストの方がきっかけだったりとか、あと会社でUI/UXデザイナーになったのも、たまたまUI/UXデザインのポストが会社の中で空いていたからっていう。誰かの助言だったり、誰かの、何かの都合だったりっていうので、それに流されて行ったり来たりしていたっていう経緯ですね。

飯山氏 すてきですね。

方山氏 すてきかどうか分かんないですけど。

飯山氏 いやいや、何かものを作りたいっていう筋というか、根幹みたいなのは変わらずに、そこがいろいろ変化していって、いろんなもの作ってらっしゃるってすてきだなって思います、とても。

方山氏 ありがとうございます。

00:10:13 エキマトペ

飯山氏 そんな感じで、今の株式会社方角ってものを立ち上げて働かれてるってことなんですが、普段はどういった事業をされてらっしゃるんですか。

方山氏 普段は、先ほどもちょっとだけお話しさせていただいたんですけども、Webの制作だったりとか、あとはUI/UXのデザインだったりとか、そういったデジタル領域で皆さんが使いやすい、分かりやすいものを作るためにデザインしてるっていうような感じですね。

飯山氏 その中で福祉と、福祉を取り入れた分野のデザインであったりとかっていうのに取り組まれてることもあるっていうお話だったんですけども、何かきっかけとかあったんですか、そういった事業を始めるきっかけとか。

方山氏 もともと私、福祉とかっていう領域にほんとに興味がなかったんですね。誰かが、私以外の誰かがやる領域だってずっと思っていて。でもお仕事やっていく中で、とある昔からの友人が、福祉とデザインを掛け合わせたような領域のお仕事を振ってくれて、それがきっかけになって、そういった領域に興味を持つようになりました。

飯山氏 そのきっかけとなったお仕事のお話、ちょっと聞いてもいいですか。

方山氏 はい、ぜひ。

飯山氏 どんなお仕事だったんでしょうか。

方山氏 それはエキマトペというコンテンツ名だったんですけども、どういうものかっていうと、駅ってすっごい音とかうるさいじゃないですか。ワーとかシューとか。

飯山氏 電車の音?

方山氏 そう。ピンポンピンポンとかシャーンとか、そういう音がうるさいじゃないですか。それって私たちもうるさいし、電車が突然来たりするのって私たちも結構びっくりするけど、耳の聞こえない方とか聞こえづらい方には、もっと危険な場所みたいなんですね。特に公共の場の中で、駅ってすごく危険っていうふうにいわれてる、耳の聞こえない方、聞こえづらい方にとって危険って思われる方がすごく多いみたいで。
 それを解消するために、富士通さんが電車の音をたくさん機械の中に取り込んで、電車の、例えばシャーンっていう音に対して、何か特定のものが反応する、特定の何かを出力するっていうようなシステムを作ったんですね。それを使って、例えば電車のピンポンピンポンって音とかシャーンっていう音とかをオノマトペにして変換して、アニメーションとして出力するっていうディスプレーみたいなものを作って。
 私はその中のオノマトペのデザインとかを担当させていただいたんですけれども、それもほんとにいつものお仕事の一環みたいな形で、何も、オノマトペ作ればいいのかなみたいな感じで、結構軽い気持ちで楽しみながら作っていたんですけども、それを公開した後に、思いも寄らないぐらいすごい反響があったんですね。SNSとかでもすごい拡散されて。テレビとかにも紹介されちゃったりとかして。当事者の方からすごくたくさんお声をいただいたんですね。
 ほんとに聞こえない、聞こえづらい方、それとそういった方を家族に持つ方からすごくお声をいただいて、私のデザインってこういう場所でこういうふうに生かされるんだって、今までにないような気持ちが出てきて。私はこの領域でもっとやってみたいなっていうふうに思ったっていうのがきっかけですね。

飯山氏 なるほど、そうだったんですね。確かにエキマトペ、方山さんが来てくださるっていうことで、私もちょっと調べたりして、今もディレクターの〓00:14:37(イタミ?)〓さんが見てるのを僕も見てるんですけど、僕も見たことありました。

方山氏 ほんとですか。

飯山氏 多分、SNSとかで。現場で見たことはないんですけれども、流れてきた映像とかで見させていただいたことがあって。これはすごいですよね。デザインとしてというか、プロジェクトとして、当事者のためにもとても有効なものであるし、いわゆるバズり要素というか、誰が見ても楽しめるようなものであったりとかっていうのが、ほんとにすてきなものだなと思いまして。これ、さっきちょっとお話聞いたときに、超福祉によく参加してくださるOntennaの本多達也さんが関わってらしたということで、結構、超福祉展にとってもなじみ深いものかなと思うんですけれども。なるほど、そういうきっかけがあったんですね。

方山氏 私の説明より、エキマトペって検索していただいた方が、多分こんな感じなんだっていうのを見ていただけると思うんで。

飯山氏 これ、実際に駅に設置されてたときがあったってことですね。

方山氏 そうですね。JR巣鴨駅に、JRさんのご協力の下で設置していただいて。巣鴨駅もすごい乗降者数が多い駅だったんですけども、すごいたくさんの方が見てくださって、すごい反響がありました。3日間だけだったんですけどね。

飯山氏 いつごろでしたか、これ。数年前ですか。

方山氏 去年の9月ですね。

飯山氏 じゃあ結構最近ですか。

方山氏 そうですね。半年ぐらい前ですね。

00:16:16  IFYOUMEET.com

飯山氏 そういうきっかけで福祉のデザインというか、福祉にデザインの力って生かせるんだなみたいなところにお気付きになってってことで、今そこから方角として、別の福祉に関わるサービスとかもやられてたりされるんでしょうか。

方山氏 はい。方角としては、これからどんどんデザインを取り入れた福祉を提案して、展開していきたいなってふうに思っていまして。その実験段階として、IFYOUMEET.comというサイトをローンチしました。

飯山氏 これは一体どういうサイトなんでしょう。

方山氏 これはブラウザー上で筆談ができるっていうサイトで。私もそうだったんですけども、実際に耳が聞こえない方とかっていう方にお会いしたときに、どうしたらいいか分からない、どういうアクションとったらいいか分からないっていうところが、もしかしたら潜在的にある方っていらっしゃるのかなと思って。そういった方のために、もし聞こえない方と出会ったときに、このサイトを開いてもらって、それで筆談を2人でしてほしいなっていう気持ちで作りました。

飯山氏 私も実際にこれ拝見させていただいたんですけれども、それこそすごい分かりやすくて使いやすくて、あなたと私っていう枠があって、この中でお互い打ち込むみたいな感じで、すごい分かりやすいなと思ったんですけれども。ここに込めたデザインの、こういった使いやすさとか、そういうの意識したところとかってあるんですか。

方山氏 まず、文字の大きさをちょっと大きくしています。それはやはり、どんな方でも、ちっちゃ過ぎると伝えたい意図が伝わらないこともあるかもしれないなと思ったので、なるべく大きい文字にして。こういったもののUIって大体が縦に、例えばあなたと私だったら、縦に組んであることが多いと思うんですね。でも横並びにすることで、携帯を貸し借りしたりとかして、分かりやすく次の行動にアクションできるというか、そういうふうにしました。

飯山氏 そういう工夫もあったんですね。今、筆談のサービスとして、IFYOUMEET.comっていうのがあると思うんですけれども、今後こういうふうに発展させていきたいとか、何かこういう機能が付いたらいいなとか、何かそういうの考えてらっしゃったりしますか。

方山氏 自分で言うのもあれなんですけど、IFYOUMEET.comっていうドメイン名、結構好きなんですよね。もしあなたが出会ったら、これを開いてくださいっていう、そういう意味が込められたドメイン名なので。今後は筆談にとどめずに、もっと、ちょっと自分とは少し違う状況の方と出会ったときにどういうふうにすればいいかとか、どういったことをした方がまずいいのかとか、そういった情報を発信できるようなサイトにしていきたいなというふうに思っています。

飯山氏 なるほど。めっちゃすてきですね。

方山氏 ありがとうございます。

飯山氏 私自身が普段やっているプロジェクト、EMPOWER Projectっていうんですけど、それもIFYOUMEET的な要素がありまして。簡単に言うと、協力者カミングアウトっていうのを推進しようっていうプロジェクトでして。私とかシャイな部分が大きいので、困ってそうな人がいても、なかなか声掛けれなかったりとかしたりするんですよね。
 あとはいわゆる当事者カミングアウトっていう、ヘルプマークとかマタニティーマークとか着けてくださってる方も、例えば着けてるからといっていつも困ってるわけじゃないとか、諸事情あって着けづらい方とかいらっしゃると思うんですけど、その当事者カミングアウトっていうのを補完する形で、協力者っていうのを出してることによって、困ってる人がいたら話し掛けてもらうみたいな。
 なのでIFYOUMEET、困ってる人のときに出すものとして、グッズとか作ったり広めたりしてるんですね。なので、ぜひそういった協力者カミングアウトも表示できたりとか、そういったところが、親和性があるなって思いながら、聞かせていただきました。

方山氏 そうですね。

飯山氏 僕もめっちゃいいなと思ったんです、このIFYOUMEETっていう。もしかしたらそうなのかなと思ったんです。今後、聴覚障害のある方以外のMEETっていうところも考えてるのかなって、何となく思ったんですけど。

方山氏 そうです、まさに。

飯山氏 すてきです。

方山氏 私自身も、今まで障害を持つ方だったりっていう方たちと関わる機会って、ほんとに小学校のときのボランティアのときとか、そのぐらいしかなかったんですね。でもこれって、すごく異常なことだなって、私は個人的に思っていて。こんなにたくさん、障害者の方ってたくさんいらっしゃるのに、どうして同じコミュニティーの中にいないんだろうって、ずっと、このエキマトペに関わった後ぐらいからずっと考えていて。
 なので、やっぱり関わり方が、私もあんまりよく分かっていなかったんですよね。こんなこと言ったら失礼なのかなとか、どういうふうに接したらいいか分からないとか、そういったかつての私のような人たちの不安を、少しでも解消できるようなものにしていきたいなっていうふうに思っています。

飯山氏 なるほど、すてきですね。

方山氏 ありがとうございます。

飯山氏 確かにそういう、誰も優しい気持ちを持ってないわけじゃないじゃないですか。

方山氏 そうなんですよね。

飯山氏 だけどどうしていいか分かんなくて、一歩踏み出せないとかって、多分結構あったと思って。やっぱそこを補うのが知識であったりとか、実技というか経験であったりとかっての、ほんとにあると思うので。そんなものを、特に私の専門がメンタルヘルスの分野なんですけども、特に精神障害のある方のアクセシビリティーとか結構やるんですけれども、精神障害のある方に対してっていうのも、割と皆さんハードルを高く感じることがあって。
 例えば車椅子に乗ってる方とかだったら何となく想像しやすかったりとか、身の回りにいたりとか、押すのかなとか、何となくあったりすると思うんですけど。例えば聴覚障害のある方も、なかなか目で見て分かんなかったりとか、精神障害のある方もそうだったりとか、どうやって情報伝えればいいだろうかとか、何をすればいいんだろうかみたいな、ほんとに困ってる方とかもいると思うので。これがほんとに広がって、いろんなものを、しかも見やすく、方山さんのクリエーティブさが存分に発揮された状態で楽しく見ることができたら、ほんとにすてきな世界になるなって感じました。

方山氏 ありがとうございます。

飯山氏 ほんとに楽しみにしております。ということで、いったんこの辺で曲を挟みまして、後半はデザインと福祉ということ全般について、より深掘りしていきたいなと思います。ということでここで、方山さんが選んでいただいた曲を流していただきたいと思います。方山さん、曲振りの方をお願いします。

方山氏 私がするんですね。

飯山氏 はい、お願いします。

方山氏 GLAYさんの『ここではない、どこかへ』です。どうぞ。

(GLAY『ここではない、どこかへ』 00:24:07~00:28:50)

00:28:50 GLAYについて

飯山氏 時刻は10時28分になりました。渋谷の超福祉ラジオ、本日のパーソナリティーは飯山智史です。本日には株式会社方角の方山れいこさん、お越しいただいてます。引き続きよろしくお願いいたします。

方山氏 よろしくお願いいたします。

飯山氏 ただ今お送りしました曲は、方山さんが選んでいただいたGLAYさんの『ここではない、どこかへ』でした。方山さん、この曲をお選びになった理由、何かありますでしょうか。

方山氏 中学生のときからGLAYさんすごく好きで。中学生の当時はこういう曲聴いても、歌詞の意味とか分からず、ただかっこいいから聴いてたんですけど、今になって聴くとすっごいいい曲だな、この曲って思って。それで、私の知り合いにも耳の聞こえない方、聞こえづらい方っていらっしゃるんですけれども、そういう方もこの曲の歌詞、きっと見ていただいたら、いい曲だなって思う方もいらっしゃるかなって思って、それで選ばせていただきました。

飯山氏 ありがとうございます。

方山氏 ありがとうございます。

飯山氏 たまたま今、渋谷のラジオの前方を見てたら、GLAYのTERUさんの名前があって、ちょっとびっくりしましたね。

方山氏 びっくりしましたね。

飯山氏 TERUさんもちょっとなじみが深い、渋谷のラジオということで。

方山氏 思いがけずでした。

飯山氏 思いがけずでしたね。

00:30:09 デザインと福祉について

飯山氏 ということで、後半の方ですね。デザインと福祉ということについて、方山さんが思ってらっしゃることとかを、ざっくばらんにお聞きしていきたいなと思うんですが。デザインと福祉掛け合わせるところ、福祉の部分にデザインを持っていくことっていうのは、この超福祉展、すごい大事にしてることなんですけれども、方山さんが思うそこの良さとか可能性とかって、何かお考えだったりとかしますか。

方山氏 私が福祉に興味を持って関わりだしたのがほんとに最近なんですけれども、ずっと福祉の外側にいた人間から見ると、まだまだ福祉の可能性ってすごくあるなと思っていて。それを、今まで私が経験してきたデザインだったり、そういう技術で、もっと福祉という言葉を超える何かを作ることができるんじゃないかなっていうふうには、日々思っております。

飯山氏 なるほど、なるほど。そうなんですよね。超福祉展も、福祉を超えるっていうので、超福祉っていう名前が付いていますけれども、その名前に込められた思いを、僕は完全にしてるわけではないんですけれども、福祉っていうところにデザインを入れていくことによって、もともと対象にしてた人たちよりも、より幅広い層に響くみたいなのが、効果としてあるなと思っていて。
 僕が好きな例が、これ、超福祉じゃないんですけど、カラー・ユニバーサル・デザインっていう、カラー・ユニバーサル・デザインだっけ、もともと地下鉄の駅の表示が、例えば丸ノ内線は赤みたいな、有楽町線は茶色とかあって、それだけだったんですよね。そうすると、色覚障害のある方とかにとっては、似ている色に見えちゃったりとかして、何線が何色か全然分からないみたいなこととかがあったりしたので。
 じゃあ、これを変えようってことで、Mっていう、丸ノ内線っていうふうにしたりとか、じゃあ駅にも番号付けちゃえってことで、01何とかとかやってみたみたいな。それが副次的に、それこそ外国の方とかが日本に来られたときにすごい分かりやすい。霞ケ関に行けって言われたら分からないけど、H14に行けって言われたら分かるみたいなだったりとか、僕もそうなんですけど、地方から来た人が分かりやすかったりとか。
 そういった、さっきのエキマトペもそうですけれども、もともとは聴覚障害のある方にとってやり始めた、福祉に関してやり始めたデザインかもしれないですけど、それが副次的にいろんな人を助けたり、楽しませることができるっていうのが、すてきなデザインの力だなって思ったんですね。

方山氏 そうですね。デザインって聞くと、何かをおしゃれにするみたいなふうに思う方って結構いらっしゃると思うんですけど、私はデザインの役割って、おしゃれにするっていうよりも、もっと情報整理だったりとか、そういったところが大事な要素なのかなと思っているので。まだまだ情報をもっと整理した方が、どんな方にも、もっと多くの方に情報が行き渡るっていうものを作ることができたりすると思うので。そういったことを、引き続きもっとやっていきたいなっていうふうに思っています。

飯山氏 ほんとに今の、そうですね。情報を整理するって、ほんとにその通りだなと思いました。特にまだまだ情報の伝え方があんまりよくないなみたいなのって、多分公共交通機関とかでも結構あったりするじゃないですか、きっと。

方山氏 そうですね。

飯山氏 特に私の分野で言うと、多分知的障害の方とかが分かりにくい、漢字いっぱい使われてるって表現だったりとか、あと自閉症のある方とかが、ごちゃっとしてるところを見ると、情報取りにくかったりとかっていうの、結構あるんですよね。それがちゃんとそろってたりとか、スペースが空いてたりとか、分かりやすい表現になってることによって、情報取ったりとかする方もたくさんいらっしゃるので、そういう方にとってもデザインっていうのが、まさにおしゃれとかっていう方向性だけじゃなくて、情報整理するとか分かりやすくするっていうところのデザインが生きてくる例だなと思います。
 今、聴覚障害のある方に関してのプロジェクトを取り組んでらっしゃるかと思うんですけれども、さっきIFYOUMEETの発展性みたいなお話もお聞きしたんですが、何か方山さんが思い描く理想の世界だったりとか、あとこういう部分にアプローチして世界を変えていきたいなとか、福祉のこういうところをもっとデザインを取り入れていきたいなとかっていうこととかって、何かあったりしますか。

方山氏 まず、福祉のことをこんなに日常的に考えるようになって思ったのが、まず福祉っていう言葉がそもそもすごく大きい壁をつくってんじゃないか、分厚い壁をつくってるんじゃないかなと思っていて。私も、かつてはそういった障害を持つ方に対する何かアクションだったりとかっていうのは、私のような人間はしてはいけないとか思ってたんですよね。もっと神聖な、心のきれいな方がするべきみたいな、そういう思い込みがあって。

飯山氏 きれいじゃないですか。

方山氏 私のような人間が、非道な人間がやるべきではないみたいな、そういう思い込みがあったんですけども、別にそんなことは多分なくて。もっと、福祉っていう言葉がすごく神聖な感じに、今なっちゃってると思うんですけど、そもそも福祉って言葉調べると、幸せをつくることでしたっけ、いろいろ、幸せをつくることみたいな、そういうすごくざっくりした意味合いなのに、それがいろいろ、世の中で意味が変容していってるような感じはしているので。
 ほんとは、超福祉ラジオに出させていただいてるのにこんなこと言ってあれなんですけど、福祉って言葉、ほんとは私、あんまり使いたくないんですよ。私、福祉ってあんまり思っていなくって、でも分かりやすいから福祉って言葉を使ってるんですけれども、そういった福祉っていう言葉の意味を、もっと本来の意味に戻すっていうか。今、神聖化されている福祉ではなくって、もっと日常の中で当たり前になっている福祉を、もっとつくりたいなっていうふうに思っています。

飯山氏 確かにそうですよね。ほんとに、今おっしゃってくださった感じで言うと、誰もが生きやすい社会をつくることとか、誰もが不幸せじゃない世界とか、誰もが幸せに生きれる社会をつくることみたいな、そういったほっこりする概念ではあるのに、ちょっと遠い感じがしちゃいますよね、福祉って。

方山氏 そうですね。遠い感じはしちゃいますよね。

飯山氏 僕も福祉の人間として、それは思っていて。今は、神聖なものみたいな、すてきな表現をしてくれたんですけど、もうちょっととっつきにくいとか、外部の人が入りにくい世界だって感じることも結構ありません?

方山氏 確かにそうかもしれないですね。

飯山氏 例えば障害のある方とか、あと高齢者とかっていうイメージがわーって付いてしまってたりとかして。そこがすごい重要な分野ではあるので、もちろんそこがクローズアップされるのは当たり前ではあるんですけれども、そこだけじゃなくて、誰しもが取り組めるものであるというか。身近な人の幸せを考えることも福祉であるし。

方山氏 そうですよね。

飯山氏 自分の幸せを考えることも福祉であるしみたいなことで。確かに福祉っていう名前、今あるイメージを変えていきたいですよね。

方山氏 慈善事業みたいなイメージ、やっぱり付いちゃってるので。それがやはり、経済発展を阻止してしまってる原因にもきっとなってると思うし、無償で何かをするっていうことに対して全然否定もしないし、素晴らしいことだと思うんですけれども、やっぱりそれを思い過ぎちゃっている方もいらっしゃるのも事実じゃないですか。福祉イコール慈善事業だからみたいな。そういったイメージをもっと払拭したいなっていうふうに思っていますね。

飯山氏 ほんとにそうですね。超福祉展が、こういうものをつくったきっかけが、ファウンダーの須藤さんのご経験たくさんあるんですけど。すごい印象深いのは、障害のある方が使う何かってなったときに、そこにデザインとかっていうものがちょっと遠い世界にあったというか、言葉を選ばずにいうと、デザインとかがちょっとダサいみたいな。使いやすさ重視っていうのは当たり前なんですけども、でも、みたいな感じというか。かっこよくないと人は使いたいと思わないし、着たいと思わないし、はきたいと思わないみたいな。
 そこに、今は方山さんのお力とか超福祉の力、いろんな人の力で徐々に変わってきてるとは思うんですけれども、昔ながらの福祉っていうのはちょっと泥くさかったりとか、スタイリッシュなことはちょっと違うような分野であったりとか、あと今、まさにおっしゃってくださったみたいに、お金稼いじゃ駄目みたいなイメージがあっていて。そうすると、やっぱり回ってかないじゃないですか、事業として。
 そうするとどうしてもそこに行きたいと思う人もいなかったり、行く人は思いが強過ぎる人が集まってきて、よりクローズド感が出ちゃったりとか、結構悪循環になってたなと思うので。デザインっていうもので、そこに風穴を開けてくださることで、風通りがよくなって、みんなが参加してくださるようなものになるんじゃないかなって、すごい思います。

00:40:00 これからの展望について

飯山氏 これから、先ほどIFYOUMEETの発展とかも聞きましたが、具体的に何かこういった、株式会社方角として、もちろん福祉以外の分野、もちろんやってくと思うんですけれども、これからの展望とか、こういうことをやっていきたいとか、何かあったりしますか。

方山氏 デザインの領域で、デザイン制作会社という意味では、引き続きデザイン事業はやっていきたいなと思っているんですけれども、弊社のデザインの技術を使って、もっとIFYOUMEET.comもそれの一部なんですけれども、弊社でプロダクトをきちんと作って、それでそれを早々にローンチしたいなっていうふうに思っております。

飯山氏 いいですね。どんどんそういうサービスを出していくみたいな感じですか。

方山氏 そうですね。福祉関連のプロダクト、今構想中で、いろいろ作っておりますので。

00:41:03 ラジオの文字起こし

飯山氏 それは楽しみですね。さっき言い忘れたというか、これどこかで言おうっていう話があったんですけど。今回も聴覚障害のある方にとって助けになるようにっていうことで、IFYOUMEET.comあったりとか、エキマトペもそうだったと思うんですけど、このラジオもぜひ聴いていただきたいっていうことで、文字起こしをしてnoteに出させていただくんですよね。

方山氏 そうなんですよ。私の方から、渋ラジ様にご協力いただいて、今回の、今日のラジオの内容を文字起こしして、番組のnoteに掲載していただくっていうことですので。ちょっと期間は空いてしまうんですけれども、掲載をよろしくお願いいたします。

飯山氏 ありがとうございます。これもその文字起こしをしてくださる会社の方とかがいらっしゃって、〓00:41:58〓いただくっていう形ですね。

方山氏 そうですね。

飯山氏 これ、多分、超福祉のラジオとしてももちろん初ですし、渋谷のラジオとしてもなかなかない取り組みなんじゃないかなと思うので、一つ可能性が広がるというか。確かに、ラジオを聴きたいってなったときに、あんまりそこのアクセシビリティーのこととか考えること、少なかったかなと思うので。今回、方山さんからご提案をいただいて、あらためて勉強になりました。

方山氏 ありがとうございます。文字起こしが全てを解決するっていう方向ではないと思うんですけれども、少しでもそういった情報を得られる手段の一つとして、今回、最適な解が文字起こしだったので、今回は文字起こしをさせていただこうと思っております。

飯山氏 ありがとうございます。

方山氏 よろしくお願いいたします。

飯山氏 文字になると思うと、ちょっと緊張するのはありますけど。

方山氏 そうですね。

飯山氏 初の試みということで。それとは逆になるかもしれないんですけど、逆に僕、読むのが苦手なタイプの人で。なので、学校のときとか、高校のときとか受験で教科書読むときとかも、教科書読むのがめっちゃ苦手だったんですよ。なんで、逆に教科書を読み上げるようなCDみたいなの買って、それで音を聞くみたいな、で、聞きながら教科書覚えるみたいなのもしたことあって。
 なので、いわゆる健常者といわれる方々でも、多分そういうのは読むのが苦手とか、聞くのがちょっと苦手っていう方もいらっしゃると思うので。だからラジオも、音として拾うのはちょっと情報として苦手だけど、読んだ方が分かりやすいなっていう方もいらっしゃると思うんで、そういう方々にとっても、すてきな情報の取り方の取り組みになるんじゃないかなと思うので。

方山 そうですね。必ずしも聞こえない方、聞こえづらい方向けだけじゃなくって、それこそ聞くのはめんどくさくって、読んだ方が早いっていう方も、きっといらっしゃると思いますし。そういう方も、結果的に使えるコンテンツというか、障害を持ってる、持っていないに関わらず、自分に合った方法で情報を受け取れる手段として、今回ご提案させていただきました。

飯山氏 そこの選択肢が増えていくって、すごいすてきなことですよね。ありがとうございます。すてきな。

方山氏 すいません、ちょっとむせちゃって。慢性的にむせる体質なんで、すいません。失礼しました。

飯山氏 ということで、ちょっとここで曲を挟みまして、最後のセクションに入っていきたいと思います。2曲目は私が選ばせていただいた曲を流させていただきます。Marvin GayeとTammi Terrellで『You're All I Need To Get By』です。よろしくお願いします。

(Marvin GayeとTammi Terrell『You're All I Need To Get By』 00:45:05~00:47:54)

00:47:54 コーダ あいのうた

飯山氏 時刻は10時47分になりました。渋谷の超福祉ラジオ、本日のパーソナリティーは飯山智史です。本日のゲストは株式会社方角の方山れいこさん、お越しいただいております。引き続きよろしくお願いいたします。

方山氏 よろしくお願いいたします。

飯山氏 ただ今お送りしました曲は、Tammi TerrellとMarvin Gayeの『You're All I Need To Get By』でした。私、この曲選ばせていただいたんですが、実は最近私が日本財団さんと一緒にやらせていただいたTRUE COLORS FILM FESTIVALっていうものがありまして、そちらのときに『コーダ あいのうた』っていう映画を上映させていただいたんですけど、知ってますか。

方山氏 はい。まだ見てないです。

飯山氏 そうなんですね。

方山氏 めちゃめちゃ見たいんですけど。

飯山氏 そうなんです。今絶賛全国ロードショーだと思うんですけれども、コーダっていうのはChildren of Deaf Adultsの略でして、いわゆる健常者の子どもで、親が聴覚障害のあるっていう家族のお話なんですけれども。まさに聴覚障害っていうのを扱った映画ではあるんですけれども、内容としては家族愛であったりとか、夢の実現っていうことにフォーカス当たってるんですけど、一応テーマとしてはそこがありまして。
 方山さん自身も先ほどGLAYの曲を、ぜひ聴覚障害のある方も歌詞で聴いていただきたいっていうお話もあったと思いますが、そういうところ、歌が大好きな主人公だけど、聞こえないから、あんまり歌、そんなに賛同できない親みたいなところとかっていうのを描いていたりとかしまして、それがすごい、僕としても結構面白かったというか、感動的ないい映画でして。
 それこそアカデミー賞にも何部門かにノミネートされてるみたいでして、すてきな映画だったので、ぜひそれを見ていただきたいなと思いまして。これは劇中歌で、主人公と主人公の仲いい友達が一緒に歌う曲なんですけれども、その原曲を流させていただきまして。ぜひ、方山さんも見ていただけたらと思います。

方山氏 はい。早めに見に行きます。

00:50:03 エンディング

飯山氏 ありがとうございます。ということで、本日の放送時間も残り5分ぐらいになってきましたので、エンディングに入っていきたいと思います。まず、来週の内容を紹介しますね。来週、3月17日木曜日、午前10時からです。いつも3週目は中川さんと布施田さんがパーソナリティーなんですが、今月はちょっと変わりまして、入江さんがパーソナリティーになります。ゲストは障害者モデルマガジンアクセシビューティーマネジメント所属の玉置陽葵さんをお迎えいたします。結構若い方、15歳ぐらいの方ということで、超福祉ラジオ最年少のゲストかなと思うので、とても聴くのが楽しみです。ぜひ皆さん、来週も聴いていただけたらなと思います。
 ということで、本日は、あらためまして、飯山智史がパーソナリティーで送らせていただきまして、ゲストには株式会社方角代表取締役の方山れいこさんに来ていただきました。ざっくりとなるんですが、方山さん、いかがでしたか、本日のラジオは。

方山氏 緊張しました。

飯山氏 そんな感じが全然見えず、淡々とお話しいただいて。

方山氏 いやいや、話してるときに頭真っ白になっちゃって、ほんとにどうしようかと思いましたけど。

飯山氏 こういうラジオとかに出られるのはなかなかないですか。

方山氏 ラジオは初めてですね。ずっとラジオ好きだったので、今回すごくうれしかったです。

飯山氏 ほんとにありがとうございます。今回ご連絡をいただいたときに、ほんとに超福祉との親和性が高いというか、同じようなことを目指していたりとか、同じような理念を持ってらっしゃる会社だなと思って、今回オファーさせていただいたんですけれども。今回も聞く中で、たくさん、今までやられてきたエキマトペのお話とかもとてもすてきでしたし、今後の展望のお話とかもすごいわくわくすることばかりで、ぜひ今後も、僕はいなくなってしまうかもしれないんですけれども、またこういうプロダクトができたよとかいうときは、またぜひ渋谷のラジオに来ていただいて、お話しいただけたらなと思います。

方山氏 ありがとうございます。ぜひぜひ。

飯山氏 何か、これもすごい無茶振りなんですけども、今これ聴いてくださってる方、それこそ障害当事者の方も結構いらっしゃいますし、そういった福祉現場にいる方々とか、あと若者とかも聴いてくださっているラジオかなと思うんですけども、そういう方々にメッセージというとちょっと仰々しいですけれども、何か最後にお伝えしたいこととかあったりしますでしょうか。

方山氏 当事者の方だったり、あとは福祉現場にいらっしゃる方に向けては、いろいろ教えてくださいっていう気持ちですね。私はまだまだ新参者ですので、まだまだ知らなければならないことがたくさんあるので、いろいろと関わっていただけますと、すごく幸いなんですけども、教えていただけるととってもありがたいです。
 学生さんは、今卒業のシーズンかとは思うんですけど、私も大学3回ぐらい落ちたりとか、あと希望の大学に行けなくって人生終わったとか思ってたり、そういった経験もいろいろあるんですけど、流されて、こんな感じでたどり着いたので。さっきのGLAYさんの『ここではない、どこかへ』じゃないですけど、常にここではないどこかを探してきた人生だったので、そういう人生も結構楽しい人生なので、人生を謳歌していただければと思います。

飯山氏 ありがとうございます。すてきなお言葉ですね、ほんとに。ありがとうございます。先ほどもお話しさせていただきましたけれども、今回の放送、文字起こしをさせていただきまして、noteの方にアップされるので、ぜひそちらも見ていただけたらなと思います。ちょっと時間かかるかもしれないんですけども、絶対載りますので。

方山氏 ありがとうございます。

飯山氏 ぜひ見ていただけたらなと思います。それじゃ、前半にも言いましたけど、私ごとなんですけれども、定期パーソナリティーとしては、飯山智史は今回で卒業という形になるかと思います。1年間支えてくださった渋谷のラジオの方々やピープルデザインの方々、ほんとにありがとうございました。またいつか、またこのラジオでお会いできることを楽しみにしております。
 ってことで、本日のパーソナリティーは飯山智史、そしてゲストは株式会社方角代表取締役の方山れいこさん、お越しいただきました。本日もほんとに、誠にありがとうございました。

方山氏 ありがとうございました。

飯山氏 また来週も聴いてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?