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渋谷のほんだな

2024年11月22日(金) 12:00〜12:55
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『最新のものに接すれど、思考は過去に回帰する』

【本日のゲスト】
本日のゲスト】
碇本 学さん(物書き) 写真左
https://x.com/manaview
https://spiralfictionnote.hatenadiary.com/
碇本さん、普段ほとんど人に会わない、飲まない
そうですが、カントくんとは話の相性がいいんです
「最速の忘年会や!」とか言ってさっそくビール缶
プシュで、今日もマニアックな話を転がしながら
深掘りしていく、いかにもラジオらしいサブカルの
視野が広がる一時間。興味湧きますよ。

【本日の話】
ゲストさん、今年は22年来の友人の急死もあり、
何もかも近年にない最悪な後厄年。残された人は
この時初めて「人」は生きているんだなと実感し、
いつか死ぬ事前提でそれまで自分は何をするのか
を考えるようになったとか。

【本日の本】
①日本、やばい。 モーリー・ロバートソン著 
 文藝春秋 10月25日発売 1,925円(税込)
 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919126
 今の時代を生きるヒントが書いている本ですが
 話はオッペンハイマーがいなかったらモーリー
 さんはいなかったとか???
 モーリーさんも、碇本さんも、カントくんも皆
 元日本最大のメールマガジン「メルマ旬報」の
 メンバーなんですね。

②駄目も目である: 木山捷平小説集 ちくま文庫
 10月9日発売 1,100円(税込)
 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480439871/
 著者木山さんは、碇本さんが通っていた高校の
 のある町のご出身。無頼派の木山さんは不遇な
 生活を送るが晩年ようやく売れ、その良作だけ
 がこの本に集約されているとか。
 彼は作家の井伏鱒二さんと仲良し。そこには
 出身地が大いに関係しており、ゲストさんは
 自分の地元とからめその要因も読書の楽しみに
 の一つにしています。

③ペドロ・パラモ フアン・ルルモ著 岩波文庫
 1955年初版 792円 ネットフリックスで映画
 https://www.iwanami.co.jp/book/b248477.html
 主人公は亡くなる母から父に会いに行く様に言
 われるがそこはゴーストタウン。死者、亡者が…
 内容は混濁した記憶を基に語る祖母の話の様で
 この文学無くして、ゲストさんが今年読み切っ
 たノーベル文学賞作品「百年の孤独」(ガルシア
 ・マルケス著)は生まれなかったという話を
 野茂と大谷に例えラテン米文学の発展を紹介
 してくれました。

ここからが、碇本さんが深掘り王と呼ばれる所以
 LAへの日系移民の1世と2、3世の意識の違いを踏
 まえて人が生きて行くとはどいう事か迄考察して
 ます。

④Everything Everywhere All at Once 映画
 カンフー使いの女性が出てくるSF映画
 話題は彼が入手したスクリーンプレーンBook。
 60ドル、配送料24ドル。写真参照。台詞から
 絵コンテがどうやって映画になったかまで。
 次元世界、時空超えの世界が好きなんですね。

その他映画3本
⑤哀れなるものたち ヨルゴス・ランティモス監督
⑥ラストマイル 塚原あゆ子監督 脚本:野木亜紀子
⑦All of Us Strangers (偉人たち) 英映画
 原作は山田太一の小説「異人たちとの夏」

2005年も読んで、見て、ひたすら書いて、書いて…
良い年になります様に

【パーソナリティ】
◎ 原カントくん
http://bookandbeer.com

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