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渋谷のほんだな

2024年2月14日(金) 12:00〜12:55
00:00 | 00:00
『日本を元気にした格闘技興業実行の真実
  ー誰も触りたくなかった部分』
【本日のゲスト】
細田 昌志さん(ノンフィクション作家)
https://x.com/kotodamasashi 左

<映画の深掘り・感想・リクエスト>
自由学園高等科2年 川原田幸多さん 右から2番目
自由学園高等科2年 佐々木悠宇さん 左から2番目

細田さんといえば徹底した取材でその時代の流れを
読み解き、時代考証資料としても一級品の書籍を次
々発表する講談社と小学館のノンフィクション大賞
2冠の大作家。
今日はそんな時代を全く知らない高校生と共に、
これ又TV地上波で放映しなくなった格闘技を切り
口にした大人の仕事の裏側の世界を深掘りする
1時間です。

そしてノンフィクション作家という職業にも興味津
々なようです。

【本日の本】
『格闘技が紅白に勝った日―2003年大晦日興行
 戦争の記録』細田昌志著 2024年12月19日発売
 講談社 2,200円(税込)
https://news.kodansha.co.jp/books/20151203

最近はネットやSNS等情報伝達媒体も多岐に渡り、
多数の方がその恩恵を被ってますが、やっぱりTV
の影響力は圧倒的です。視聴率10%で1300万人が
その情報を共有するんですから。

そんな中瞬間視聴率43%の格闘技放送がありまし
た。2003年の大晦日にTBSで放送されたボブサッ
プ対曙の試合です。後にも先にも紅白歌合戦越え
の裏番組なんて!!
どんな時代だったのでしょう?なぜ視聴者はこの
試合を待ち望んだのでしょう?空気感が醸成され
た背景は?どんな手法で夢のカードをを組んだの
でしょうか?

この格闘技ブームの1つのきっかけは2001年の大
晦日TBSで放映した安田VSバンナ戦。大金星の
一本勝ちに親子愛と15%近い視聴率。翌年17%
とさらに上昇。こうなれば元々格闘技放送をして
いたフジテレビは勿論、民放各社も一斉にこの
路線に、カントくん曰く広告宣伝の会社にとって
も大事件だったそうです。
興業の主催側も、選手側も、放映会社、広告会社
スポンサー・・・争奪戦が利権が駆け引きが当然
行われるわけです。
その後反社会性勢力対策、コンプライアンス、
株主対策、ついにはフジテレビはPRIDEから
手を引きます。

今年成人する高校生には初めて知った仕事の進め
方だったようです。一見知らなくてもいいように
も思えますが歴史には知っておかなければならな
い部分ってあるんですね。
格闘技の大晦日イベントは今も行われています。
格闘技には社会元気するという力があるのに放映
されないのは残念ですね。

【告知】
次回作は1985年のKKドラフト 連載開始します


【パーソナリティ】原カントくん

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