【パーソナリティ】
柳瀬博一さん（東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授）
https://twitter.com/yanabo

【ゲスト】
渡辺由佳里さん（エッセイスト　洋書レビュアー　翻訳家）
https://twitter.com/YukariWatanabe

（Web会議システムを使用したリモート収録でお送りしました。）

今回は、昨年3月にもご出演いただいた、ボストン近郊在住のエッセイスト、洋書レビュアーで翻訳家の渡辺由佳里さんをゲストにお招きして、渡辺さんが最近翻訳された本『男性の繊細で気高くてやさしい「お気持ち」を傷つけずに女性がひっそりと成功する方法』（サラ・クーパー 著）について、お話ししていきました。

本書の著者のサラ・クーパー は、Yahoo!やGoogleといったIT企業で働きながら、スタンダップコメディアン（Stand-up comedian）として活動（その後独立）、というすごい経歴の持ち主。
そしてそのどちらもが、実は男性中心のミソジニーの世界なのだそう。
そんな彼女が書いたのは、男性社会で女性がサバイブする術を指南する本なのですが...

柳瀬さん「今の日本の経営者と人事は読んだ方がいい」
渡辺さん「社員教育に...」「原書をアメリカ人の姪と甥が大学に入るときにプレゼントした」

と、女性だけでなく、男性にもぜひ読んでいただきたい内容になっているようです。

日本よりはるかに男女の平等が達成できているように見えるアメリカでさえ、まだまだ男女間の格差がある、ということを、本書は皮肉たっぷりの笑いで包んで見せてくれていて、女性が読むと、我が身に置き換えて「これ、あるある」と散々笑った後で、胸がギュッと締め付けられるかも。（男性の場合は？ーー3つのタイプに分けられるそうです）

番組最後にはお二人から、本書をベースにしたある企画のご提案が。
実現したい、という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください（笑）。

📖 『男性の繊細で気高くてやさしい「お気持ち」を傷つけずに女性がひっそりと成功する方法』サラ・クーパー 著　渡辺 由佳里 訳　（亜紀書房　2023年11月13日発売）
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1142&st=4


--柳瀬さんの著書--
📖 『親父の納棺』（幻冬社）
（イラストは『ひぐらし日記』の日暮えむさんです）
https://www.gentosha.co.jp/book/b14497.html

📖『国道16号線：「日本」を創った道』（新潮社）
https://www.shinchosha.co.jp/book/353771/
↓大幅加筆＆三浦しをんさんの解説付き文庫版はこちら
https://www.shinchosha.co.jp/book/104561/

（note編集：清水）