女子大生が垢抜けた過程を知りたい
アイドルが垢抜ける過程を何度も目の当たりにしていると、
道行く女子大生を見たときにも
「この子、
垢抜ける前はどういう顔だったんだろう」と
勝手に想像を膨らませてしまう。
茶色でシースルーの前髪を重めの黒髪に。
可愛く見えるよう工夫されたメイクを
脳内フィルターですっぴんに。
今どきの服装を制服に。
ここまで来ると自分が変態のように思えてくる。
ただ、
容姿の面で非の打ち所のない「女子大生」は
もともとの素材のクオリティが高いのが普通。
正直あまり高校時代と大きな差は生まれない。
この妄想が効果的に働くのは、
実はちょっと可愛い女の子なのだ。
ただ、コロナの影響でこの趣味の悪い妄想を行うことが困難になってきた。
私の予想以上に、
女子大生のアイメイクの水準が高いことをマスク社会になってから実感したためだ。
アイメイクだけでは
彼女たちの元ある顔を想像することは困難であり、
不可能に近い。
ただ、本当に可愛い女の子は
アイメイクが簡素であるという説を私は提唱したい。
本当に可愛い女の子は、コロナの前と後どちらにせよ、ナチュラルメイクで事足りる。
逆にはっきりした目鼻、顔立ちをしっかりメイクすると、くどくどしくなってしまう人もいるだろう。
本当に可愛い女の子の目はだいたいパッチリ二重の大きい黒目で、吸い込まれそうになる視線が元来備わっているのだ。
視線で相手を落とすことも可能であろう。
アイメイクをきっちりする人は逆に、目元の印象だけでは心もとない人なのだろうと勝手に思う。
その点はマスク社会は残酷極まりないものであり、
いかに本当に可愛い子が一握りであるかが
実感させられる。
こうした可愛いかどうかの判別方法は
コロナ禍におけるマスク社会ならではと思う。
彼女たちにとって幸か不幸か。
私にとっては間違いなく不幸だ。