七五三着物の選び方
大切なお子様の七五三には、一番似合う着物を着せてあげたいですよね。
でも、似合う洋服は知っていても、着物となるとどう選んだらいいのかわからないというお声をよく伺います。
そこで、今回はお子様のタイプ別に似合う着物と、着物のデザインに込められた意味について詳しく解説しながらご紹介します。
お子様の好きな色や、おじいちゃんおばあちゃんの希望と意見が分かれてしまったときに、それぞれの希望を取り入れながら解決する方法もぜひ参考にしてみてくださいね!
七五三とは?
子供の健やかな成長を願うお祝い行事の1つ、七五三。
元々は各年齢で行われた、それぞれに別の儀式が存在することをご存知でしょうか?
ここでは、七五三について詳しく知らない・知りたい人に向けて、まずは七五三の本来の持つ意味や、時期、準備のタイミングについて紹介していきます。
七五三の起源・成り立ちについて
七五三の起源は諸説ありますが、広く一般に認知されるようになった時期は江戸時代と言われています。
元々平安時代の頃から子供の成長と健康を祝い・願う行事として、身分の高い貴族の間で行われてきたようです。
この行事が、江戸幕府第 5代将軍徳川綱吉が体の弱かった長男、徳松の健康を祈祷したことがきっかけで広まったという説があります。
元々は全く別の意味を持つ儀式ですが、子供の成長を祝う行事として、「七五三」とまとめて呼ばれるようになりました。
着物を選ぶ基準
似合う着物の色柄は、その子の「肌の色」「髪の色」「瞳の色」が主な判断材料になります。 また、性格から表れる全体の雰囲気もポイントです。
お子様は成長によって似合う色や雰囲気も変化していくので、「前に着物を着たときこうだったから」ということにとらわれず、今のお子様の状態から判断していきましょう。
三歳の女の子の場合、ピンクの着物で愛らしく着飾った姿をイメージする、祖父母やママ・パパが多いのではないでしょうか。
また、七歳の女の子の七五三となると、成人式の振袖と同じように多彩なデザインの着物があるため、何を着せたらいいか迷った結果、無難なピンクや赤を選んでしまいがち。
確かにピンクは定番人気の色ですが、実際にお子さんに似合う色かというと、それは別問題。三歳の女の子にも、七歳の女の子にも似合う色、似合わない色はあるのです。
例えば、似合う色の着物を着ると顔色が明るく、華やかに見えます。
反対に似合わない色の着物を着てしまうと、顔が暗く見えたり、濃い色に顔が負けてしまい、着物ばかりが目立つことになってしまいます。
明るくて華やかな着物
明るくて黄色みがかった澄んだ色が似合うのがこのタイプ。
〈肌〉明るくてツヤとハリのある質感
〈瞳〉ガラス玉のような軽やかな茶色の瞳
〈髪〉やわらかい髪質。明るいブラウンまたはダークブラウンの髪
〈雰囲気〉明るい性格で、可愛らしい雰囲気
コーラルピンクや朱赤、黄緑や萌黄色など、温かみのある色を選ぶことでキュートな印象に。
着物の柄も大きすぎない、繊細で可愛い柄がおすすめです。
スモーキーカラーの着物
〈肌〉白または青みがかった白いマットな肌、頬に赤みがある
〈髪〉黒くマットな質感の髪
〈瞳〉やわらかな黒い瞳
〈雰囲気〉おっとりとして品のある雰囲気
ピンク系ならローズピンクやダスティーピンク、グリーン系ならペパーミントグリーン、ブルー系ならパステルラベンダーや優しいグラデーションのものがおすすめです。
女の子は流れるようなエレガントな柄、男の子はブルー系が特によく似合います。日焼けをしても一時的に赤くなるだけの子が多く、直後でなければあまり影響はありません。
気になるようであれば、ライトベージュ、ライトグレー、ダスティーブルーを選ぶと安心です。
アースカラーの着物
〈肌〉象牙のようななめらかでマットな質感
〈瞳〉深くて穏やかな印象の目
〈髪〉しっかりした毛量。マットなダークブラウンで、深みのある髪色
〈雰囲気〉年齢よりも落ち着いた雰囲気
テラコッタなどのオレンジがかったブラウンや辛子色、オリーブ色、モスグリーンなどがオススメです。
一見、地味では?と思う落ち着いた色を華やかに着こなすタイプ。そのため、大胆な柄の着物も似合います。
彩度の強いビビッドな着物
〈肌〉赤みのない白い肌、頬はやや青みがかったピンク
〈髪〉黒くしっかりとした髪質
〈瞳〉はっきりとした黒
〈雰囲気〉個性的で凛とした印象
黒や白、有彩色では目が覚めるようなはっきりとした色が似合います。
主張の強い柄もしっかりと着こなすことができます。
日焼けをすると赤くなった後に黒くなるので、撮影時にそのような状態であれば明るいパープルやターコイズも似合います。
まとめ
数ある七五三の着物の中から似合う色を選ぶときには、お子さんの髪、瞳、肌の色がポイント。性格から来る全体の雰囲気も判断基準になります。
また、ひと口にピンクや赤といっても、ピンクにも赤にも種類があります。淡いピンクなのか、ワインレッドなのかなど、どんなピンク、どんな赤が似合うのかを探してあげましょう。
お子さんの場合、似合う色は成長とともに変化していくので、三歳は三歳の、七歳には七歳の似合う色を見つけることもお忘れなく。
着物選びに悩んだ際には衣装店数の多い呉服店に行くのがおすすめです。
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