スマホを通してみる世界
note165日目。
今日は、アートの展示会に行って感じたこと。
ここ数日PCとスマホ漬けの日々が続いたので、今日は久しぶりに子どもたちを連れて外出した。
息子がタクシーの中で広告をみて、行きたいと言っていた虻川実花さんの展示会。
普段はなかなかこういったアートの展示会に行くことはないのだが、息子が行きたいといっているし、まあいいかなというくらいの気持ちで足を運んだ。
会場は部屋ごとにテーマが異なり、各部屋では虻川さんの世界観が表現されていて、美しく、幻想的な空間だった。
展示会を見終わった帰り道、子どもたちがどれが一番好きだったかという話をはじめた。もちろん私も質問された。
息子は天井の高い部屋でのプロジェクションマッピング。
娘は花で埋め尽くされた部屋。
私も娘と同じで、花がたくさんの部屋が一番印象的だった。
通路を歩いていくと一面に広がる花。
誰もが「わあ!」と声をあげるだろうなと思った。
でも、どこか入り込めない感じがした。
全面撮影可能だったからではないかと思っているのだが、私を含めほぼ全ての人が撮影をしていた。
せっかく目の前に美しい景色があるのに、それをカメラに収めたいと思うがあまり、見るのは目の前のことではなくスマホの画面。
これは子どもの行事(運動会など)でもあることだが、記録に残そうとして、リアルを見逃す。
本当は記憶に残しておきたいはずなのに、記録をとることに必死になる。
後から見返せることはとても良いのだが、毎回やるたびになんだかなあ…と思ってしまう。
これは私の中で今年変えたいことの一つかもしれない。
スマホを通して世界をみるのではなく、世界を自分の目でみる。
きっと感じるものが全然違うはずだ。
これを意識していったら、どう変わるかが楽しみだ。