<シリーズ「バス停探訪の旅」アーカイブ編> 岩手県一関市弥栄(やさかえ) バス停『弥栄(やさかえ)小学校前』 運行事業者「岩手県交通」 <初訪>2007年3月<再訪>2018年7月 このシリーズのNOTEでの連載をスタートさせた。既に講談社「バスマガジン」誌面にて4年間連載しているシリーズの撮り下ろし&書き下ろしだ。つまり新規ってこと。ちなみにバスマガジンの方は、「バス停のある風景」ってタイトルだから、改題した。以下本文をどうぞ!

宮城県気仙沼市に宿泊して撮影した。その翌日の取材だった。気仙沼から一度北上して陸前高田市に入って撮影して、また気仙沼の北部に戻って(南下)から、内陸に向かって車を走らせた。新幹線で一関駅からその日のうちに帰れればよいと思っているから、たくさん撮影して駅に向かった。この日は天気が良くていわゆるピーカンだった。
この時は小屋の中に自転車が置いてあるのが、気になって撮影した。3月だから日が長くて明るい時間帯が多いのに、すでに暗くなっているから、かなり押している時間帯だったことがわかる。

再訪の今回は、前回と逆のコースで岩手県の一関駅から宮城県気仙沼を目指してレンタカーを走らせた。あいにくの曇りの天気だった。
川沿いにゆるやかな勾配を山のほうに延々と走っていると、11年前に取材した風景に見覚えある岩手県一関市弥栄(やさかえ)のバス停である。
今回、バス停の小屋がリニューアルしてあった。何もチラシなどが貼っていないことが気になった。「貼紙厳禁」の注意書きだ。以前は選挙ポスターが数枚貼ってあった。全国どこのバス停でよく見かける光景だ。まだ新しいからか?選挙シーズンじゃないのか?禁止が守られていた。この向かいの小学校があるが、二回とも児童がいる時間帯ではなかったから、見かけることがなかった。念のためネットで調べてみたら、現在も存続している小学校だった。

<余談>
自転車をバス停に置いて、外出できるシステムは良さそうでもある。ただ建物は狭いので、2台置かれたら、もう満杯だ。
初訪は日付にもあるように、2007年だったので、もちろん震災前だった。この地は目立った変化がないように見受けられた。

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