いいね!を読みました。
◯ 本の内容
小学校低学年くらいの子どもたちが、日常で起こるちょっとネガティブな出来事を、ポジティブな切り口で捉えて終わるお話を集めた短編集だった。
内容は、著者の創作なのだけど、確かにこんな出来事は小学生には起こるだろうな、と感じられるお話が多い。
あとがきに、著者が自身の幼少期を振り返るくだりがある。その部分を読んでみても、「どんなおかしな出来事も、見方を変えれば "いいね!" と言いたくなる出来事に変わる」というのが、著者がこの本の根底に込めたメッセージだと思う。
表示や中の挿絵を、ヨシタケシンスケさんが描いている。
◯ 感想
ヨシタケさんが絵を描いていたので手に取った本なのだけど、著者のメッセージとヨシタケさんのものの見方がマッチしている気がして、家での隙間時間に何度も読み返したくなる本。何か教訓めいたことはあまり無いけど、特に子どもがいる人にとっては、子どもと一緒にクスッとできて良い本だと思う。
見開き2ページほどのお話ばかりなので、子どもと読むのにもちょうど良かった。ふりがなは少なめなので、大人が何度か音読していると、子どもも自然と読めるようになると思う。
我が家では、リビングの本棚に入れて、歯磨きの前とか、出かけるちょい前、ご飯のあと、気づいたら手に取って一緒に読んでいる。
大人も子どもも楽しめる本、もっと増やしたいな。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。