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没後10年展

今日は曇り空の1日でした。

俳優の高倉健さんが83歳で無くなって、今日で10年が経ちました。
お若い方には馴染みがないかもしれませんが、
僕(55歳)よりも年上の方であれば、
一度はその名前を聞いたことがある方も多いと思います。

僕は出演している俳優が目当てで映画を映画館に
観に行ったことはありませんでした。
ただ、高倉健さんが2012(平成24)年に主演した
「あなたへ・・・」は、高倉健さん目当てで見に行きました。
後にも先にも、出演している俳優を目当てに見に行ったのは
この映画だけです。

この映画の公開前に、ネットでこの映画の宣伝を見たときに、
「あ、これは観に行かないと!」と強く思ったのです。
なぜかは分かりませんが、そう思ったのです。
映画が封切りされてすぐ渋谷の映画館に観に行きました。
たぶん80歳前後であろうスクリーンの中の健さんは、
格好良いのです。
高倉健としての生き方の格好良さが、
スクリーンからそのまま滲み出ている感じがしました。

それから、高倉健さんにまつわる本を少しずつ集めて、
健さんがどんな方なのかが、おぼろげながら分かってきました。
「幸せの黄色いハンカチ」「野性の証明」「南極物語」
「鉄道員(ぽっぽや)」は知っていたのですが、
実際に映画館で観たことはありませんでした。
俳優になったきっかけ、俳優を続けている中での気持ちの変化、
出演する映画を選ぶ時の基準などなど。

「あなたへ・・・」の次に出演する映画はどんな映画だろう、
健さんはどんな映画を選ぶのだろう、と思って時間が経っていました。
そこに突然の訃報が。
いやあ、驚きました。
亡くなられた後に、関係者が何冊も本を出版しました。
いくつか手に取りましたが、それぞれに健さんへの思いが溢れていて
高倉健という俳優のすごさを改めて感じることができました。
健さんは健さんで、いろいろと思うことがあったと思いますが、
「俳優 高倉健」という人生を生きたのかな、と
いろいろな本を読んで思いました。

先日、東京にある読売新聞ビルにある、よみうりギャラリーで
開催されている「没後10年展 高倉健に、なる。」を観てきました。
健さんが俳優としてデビューしてからの歴史が、
時系列でパネルやご本人の愛用品と共に飾られていました。
JRAの広告で、晩秋(たぶん)の夕暮れ時に馬と一緒に健さんが写っているポスターがあったのですが、渋いというかなんというか、
もう見入ってしまうくらい、格好良いのです。

改めて健さんの格好良さを感じるとともに、
亡くなってからもう10年が経ったのか・・・と思うと、
本当に時間の流れの早さを感じます。

仕事が落ち着いたら、購入してある健さんの映画のDVDを、
久しぶりに観ようと思いました。



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