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「Precious Days」竹内まりや/ 音

竹内まりやの10年ぶりのアルバム「Precious Days」。
先月発売だったので、ここのところずっと聴いていました。

先日、「カムフラージュ」のところでも書きましたが、
小学生の頃から彼女の歌を聴いています。
来年、竹内まりやは70歳になるとのこと。
それはそうで、小学生だった僕はもう55歳になっています。
それでも、声が変わらない、というのが
彼女のすごいところだと思います。
もともと低めの声なので、それほど変化がないのだと思います。
カレン・カーペンターのような、聴いていて落ち着く声だと思っています。

「TRAD」以来、10年ぶりの今作ですが、
やはり変わらない、という感じです。
個人的は前作が「・・・」という感じだったので、
今作はどうだろうか、と思っていました。
若い頃の作品よりも、ご自身の年齢からくる人生について思うところを
書かれているような歌詞が多く、個人的には聴きやすかったです。

収録曲のなかでは、「Watching Over You」という杏里とのデュエットで、
林哲司が作曲編曲の作品は、一番のお気に入りです。
林哲司が関わっていたオメガトライブは、
中学生~高校生の頃にどっぷりハマったので、
林哲司といえば、それだけで期待してしまうのに、
それを竹内まりやと杏里が歌うとなれば、外すことはないだろう、と
思っていましたが、本当にその通りでした。
低い声の竹内まりやに、高い声の杏里、という組み合わせは、
林哲司というメロディメーカーの紡ぐメロディに、
都会的な音が相まって、とても魅力的な曲になっています。

それ以外にも「Subject:さようなら」という松浦亜弥に提供した曲や、
ドラマの主題歌だった「歌を贈ろう」、
「Smiling Days」などなど全18曲、
いつもの竹内まりやの声が聴こえてきます。

同じような毎日を繰り返すことができるのは、
素晴らしいことなんだなあと、僕もここ最近思うようになっていたので、
そんな自分の気持ちに合致する曲が並んでいます。

高校生の頃から、アルバムが出るごとに、毎回購入してきましたが、
ここまでくると、「同じ」というのがとても落ち着くし、
「同じ」ように聴けることが本当に奇跡のように思えます。
だって竹内まりやは来年70歳です。
40年以上前の「September」「不思議なピーチパイ」などと
同じ声を、新しい作品で聴くことができるのですから。
感謝しかないです。
まだまだ歌い続けてほしいです。

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