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読書の感想(わが投資術/清原達郎)

今日は、久しぶりにすっきりと晴れた休日でした。
朝から洗濯機を二度回して、シーツなどの大きい洗濯物を
さっさと干して、あとはのんびりすることに。

一昨日から読み始めている「わが投資術」(清原達郎)は、
分からない言葉がところどころに出てくるし、
確率の話などは高校の数学以来で、分かるような分からないような。
ただ、それでもどんどん読み進めていくのが僕の読み方で、
とりあえず最後まで読み切りました。

清原さんの文章を読んでいると、
元々の知識に加えて、実務経験とその時々の状況を理解して、
先を考える力、それに周囲の人達からもたらされる情報。
それらが自分の中で蓄積されていき、
何かを判断する時、または判断しようと思っていなくても、
ふと思い立った時に、その蓄積されたものが何かを教えてくれるのだなと。
それで上手くいく時もあるし、そうでない時もある。
やはり投資はギャンブルの要素は多いだろうなと思いました。

なぜ上手くいったのか、なぜ上手くいかなかったのか。
それを後になって自分で振り返ることができるのかどうか。
何かが起きた時に、これをできるだけ主観やバイアスを除いて考えることは、
なかなか難しいと思います。
ある程度時間が経ってから、少し冷静に振り返って言語化することは、
僕の仕事でも求められていることだけれども、
それでも出来事やその時も状況、考えをより適切に言語化するというのは、なかなかに難しいです。

なぜ清原さんが投資をなさろうと思ったのか。
実際にどのような仕事をなさってきたのか。
その時にどのようなことを考え、どうしてそのような判断をされたのか。
僕の知らないことがたくさんでてきて、それらがとても興味深くて、
分からないなりにどんどんページをめくっていました。

僕自身が想像もできないような大きな金額を仕事とはいえ動かすこと、
しかも自分のお金だけではなく他人のお金であるということ、
とても精神的にひりひりするような日々を過ごされていたのではないかと
想像しました。
でも、清原さんはそういうものをきっと楽しんでいた部分も多いのだろう、とも思いました。
きっと大きな達成感も、その逆もたくさん味わってこられたのでしょう。

それだけ刺激的な仕事をされていた清原さんが、
引退された後、これから何をされるのか、
個人的にはとても興味があります。

伝説の投資家と言われている清原さんの文章は、
とても読みやすく、内容もとても新鮮で刺激的なもので、
ところどころに笑うことができる内容も挟まれていて、
ご本人が目の前で話してくれているかのような文章のリズムもあって、
どんどん読み進めることができました。

きっと、清原さんは、冷静だけど情熱的で、
どちらかというと前向きで楽観的な方なのかなと、
文章を読んでいて感じました。

ただ、僕の頭では内容を理解できていない部分もたくさんあります。
それでも、読んでいる時間がとても楽しい本でしたので、
次は時間を少しかけて読み返してみたいと思っています。

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