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【すべらない話】割れたグラス 書き起こしてパクってみた
【本家】すべらない話 割れたグラス
去年の末ぐらいに子供が産まれまして。で、1人目なんですけども、ちょっとあのー親父コンプレックスって言うんすかね?他のお父さんが立派に見えて、「僕なんか全然あかんな」って言う気持ちになるんですよ。
で、これはたまには親父らしいとこも見せんとかなあかん、と思って。
ある日嫁が、あのーお茶を台所に入れに行ったんですけど、電気つけたら良いものを、つけんとやってたんですよ。ほんなら、なんか「カンッ」と当たってグラスが「バリン」って割れた音がして。
「ここや!」と思って「そのままや!動くな!今から俺がそこ行って、電気つけて掃除機でやる!」言うて。ほんで「待っとけ!」で一歩目「バリッ」と踏んだんですよ。
で、「あああー!」言うて。コケて柱に「ドゥイン」と頭打った瞬間に、あげたことない悲鳴が「ダッ!」って。ほんで戦闘能力ゼロなって「はぁはぁはぁ」言うてたら、嫁が「どないしたん?」言うから、「踏んだ踏んだ」言うてたら、嫁が「待っとき!」って「タンタンタン!」来て、電気「バン!」つけて足の裏「バン!」見たら、おかきやったんですよ。
ホンマに痛かったのに、ガラス踏んだぐらい痛かったんすよ。明日の仕事のこととか考えてたのに。ほんで3日前から掃除しておかきなんて今までなかったのに。ホンマ痛かったんすよ。泣きそうなくらい痛かったのに。海苔みたいなのバー付いて、あれはビックリしました。
面白いと感じた点
最初の「親父コンプレックス」て言葉で既にニンマリ。「全然あかんなー」ていう悩める親父の気持ちにも共感した。
悩める親父、という下地があるだけに「ここや!」「動くな!」「待っとけ!」ていう勢いに笑えた。からの一歩目の「バリッ」で爆笑。
凹む → 奮起する → 大失敗
この時点で面白い。そこで笑わせた後、畳み掛けるようにズッコケ、擬音、誇張したワードを絡ませて重ねる事で、爆笑継続。
頼もしい嫁に救助されて、見てみたらおかき。情けない親父全開で、再び爆笑。
凹む → 奮起する → 大失敗 → より凹む
書き起こして気づいたのは、これだけ短い話なのに、キャップや対比があってめちゃめちゃ面白いていう点。
情けない親父は、なんだかんだ頑張るが、結局情けなかった。
嫁のピンチに駆けつけるも、結局嫁に助けられる親父。
やっぱり情けない親父とやっぱり頼もしい嫁。
こんな「どこにでもありそうな話」を、これだけ面白く話せるのはやっぱりプロだと感じる。
ということで、プロの構成をそのままパクって、自分の話に風にアレンジしてみた。
要因分析
親父コンプレックス(背景)
親父らしさ見せんといかん(フリ)
ここだ!俺がやる!(大フリ)
いきなり踏む(オチ)
おかきだった(大オチ)
【アレンジ】すべらない話 割れたグラス
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