見出し画像

この世界に色は存在しない

こんにちはshibataです。
皆さんの目には世界が何色に見えてますか?
え、バラ色?……すいません実は本当の世界の色は真っ黒なんです。
にわかに信じ難いかもしれませんが、詩的な表現ではなくしっかりとした根拠があるんです。

今回はそんな不思議な色の仕組みについて執筆させて頂きます、3分で読めるのでぜひ読んでみてください!!


見えてる色は人によって違う

「色盲」「色覚異常」「色弱」等の目の異常をご存じでしょうか。これらは私たちが赤色に見えている物が、青や緑等の別の色に見えたり、薄い色に見えたりする症状の事です。
しかし、別の色に見えても別の形に見える人はいません。誰が見ても四角は四角、球体は球体に見えます。

これは私達の目は色や形を見ているのではなく、正確には「物が放つ光」や「物が反射した光」を見ているからなんです。
丸いライトで照らした個所は丸の光が見え、四角いライトで照らした個所は四角に、レーザーポインターでは光が線に見える様に、光は基本的には直線で進むので色の見え方に違いがあっても、形は同じに見えます。

目は光を見る器官

夜中に部屋の電気を全て消して、この記事を読んで下っているデバイスの電源をOFFにすると、デバイス本体と画面が何色なのか分かりませんよね、しかし電源をONにすると画面は色に溢れ、デバイス本体の色は画面の光が壁や身体に反射して少し認識できると思います。

この状態で画面の明るさを最大にし、部屋の豆電球を点灯すると、画面の色にあまり変化はありませんが、本体の色はオレンジがかって見えるはずです。

デバイスの画面は強い光を放つので、それより強力な光が当たらないとそこまで色に変化はありませんが、デバイス本体は光を放っていないので、光源からの光を反射する事で私たちに姿や色を見せているという事です。

ここまでの説明を聞くと色は物に付いているのではなく、物が放っているあるいは反射している光であり、光源以外の物の色は、光を何色に反射できるかで決まるという事が分かるのではないでしょうか。

この世界の本当の色

記事の冒頭に書いた「世界の本当の色」、それを確かめるには太陽や照明などの光源を全てなくす必要があります……
なんで不可能なんですが、ここまで読んで下れば想像する事は容易かと思います。光源が無ければ、物は光を反射できないので「世界の本当の色は真っ黒」が正解なんです。

なので、アニメやSF等で描かれる「何もない空間」は映像では白色で描かれている事が多いですが、あれは間違いです。
※真っ暗の映像みせられても仕方ないんで、あの演出はしょうがなくはありますが……

余談

読んで下さりありがとうございました。
今回は色の仕組みと世界の本当の色について執筆しましたが、本文で書いた目に見える光は「可視光」と言い、「赤橙黄緑青藍紫」のグラデーションで構成された光なんです。
ですが、可視光のグラデーション以外にも光はあり、それが赤外線と紫外線なんです。
文字通り可視光の両端、赤と紫の外側に位置する光なので、赤外線・紫外線と呼ばれています。

光の仕組みや面白い話は余談で書けない程あるので、光について皆さんの興味があれば他も執筆してみようと思います!!

今回の内容が面白いと思っていただけたならスキとフォローお願いします、すごくモチベーションが上がります!!
また、良かったら他の記事↓も読んでみて下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?