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ローテカルテgetできてひと安心。そして言語について思うこと

こんにちは!しばです。

今日のサムネイル画像は、ベルリンテレビ塔とボーデ美術館、そして間を流れるシュプレー川の景色です。

今回は、ドイツの飲食店で働く前に取得する必要がある Rote Karte(ローテカルテ)についてシェアしたいと思います。

ネット上でローテカルテについての情報が少なすぎて、最近ではもう取らなくても良くなったのかなと都合よく解釈してしまうほどでした。私がうまく情報見つけられてないだけなのかな?

「ドイツ語ができない場合は通訳できる人を連れて行ってください」と書いているブログもあって不安だったのですが、ドイツ語ができなくても通訳なしで取得できた私の体験談を書き残しておくので、参考になれば幸いです。


ローテカルテとは?


ドイツでは飲食店で働く前に保健所が実施する衛生講習に参加して、その参加を証明する書類を取得する必要があるそうです。
正式にはGesundheitszeugnis(健康証明書)という名前のもので、証明書が赤いことから通称ローテカルテ(日本語にすると"赤いカード")と呼ばれているようです。
ちなみにサッカーのレッドカードも全く同じくローテカルテって名前らしい!

保健所の予約を取る

まずは保健所の予約を取ります。
ドイツの行政の予約ということで、今まで苦労してきたようにまた予約が全然取れないんじゃないか、と思いますよね、、、

ただサイトを見てみると、私が予約を取った時には直近1週間の枠は空いているようで、スムーズに取れました。思いがけず嬉しい!

予約サイトはこちら。

候補場所が3つあるので、好きな場所を選んでカレンダーに進みます。
私は家の方向的に Lichtenberg(リヒテンベルグ)地区を選びました。
Mitteはさすがに人気のようで空き枠が少なめでした。

予約当日

持ち物は、基本的にはパスポートと、すでにあれば滞在許可証と、20€(キャッシュでもカードでも)でOKだと思います。

予約完了時に送られてきた確認メールを翻訳したものを貼っておきます。

当日は自宅から自転車で50分くらい、サイクリングがてら景色を楽しみながら向かいました。
ベルリンは地理的に大きい都市だなと思うけど、私は基本的に自転車移動🚲特に夏の時期のサイクリングは最高〜。

保健所に到着すると「Rote Karte⇨」のような貼り紙があったので矢印の方向に進んで、人が集まっているスポットがありました。
ここでいいのか少し不安だったので、近くにいた優しそうな親子にローテカルテを待っていますか?と拙いドイツ語で聞いてみたら、そうよと優しく答えてもらえたので、時間になるまでそこで待ちました。

時間になると担当の方がドイツ語でアナウンスを始めました。
自分の番号がテレビ画面に表示されたら部屋に入ってきてくれという内容(だと推測)。
20人くらいいたと思うのですが、私の番号がまさかの一番初めに表示されて、ちょっと戸惑ってたらさっきの優しい親子がここに入るのよ、と教えれくれました。

部屋に入るとカウンターがあって、そこで担当者にパスポートを見せて、講習料の20€を支払います。私はカードで決済しました。

ドイツ語できない人はダメです、帰ってください!と言われるのがとにかく怖くて、ドイツ語できる風を装ってカタコトのドイツ語でやり過ごそうと思っていたら、英語とドイツ語どっちがいいですか?って聞いてくれて英語で対応してくれました!もうこの時点で安心して肩の荷が降りまくり。

そして私はワーホリビザ申請中の段階で行ったので、滞在許可証も労働許可証もまだない状態。
それでも、一応持って行った住民登録(Anmeldung)の紙を見せたり、学生ビザですか?と聞かれたのでワーホリビザです、と回答したら、あぁそれならOK!みたいな反応で、手続きを進めてれました。

このままパスポートをカウンターに預けて、ビデオ講習を隣の部屋で受けてくださいね、と言われ移動。

言語の壁は厚くとも

めっちゃいい担当者でほんとよかったー。あとはビデオ見るだけだし問題なくゲットできそう!と、この時心から安堵している自分に気付きました。

そんなに難しくもないローテカルテでこんなに緊張するものなのかと思ったけど、現地の言葉が分からない地で生活基盤を整えるって、知らず知らずのうちに緊張やらストレスやら心はいろいろ感じてるんだな、と思いました。

ドイツに来てからは、ドイツにいるんだからドイツ語喋りなさいオーラが、この国際都市ベルリンでさえ結構強いなと個人的には感じていて、特に滞在する上で一番大事なビザ関係でお世話になる外国人局や役所がそういうスタンスなのはすごくストレスフルでした。

こんな時に、誰でも瞬時に英語に切り替えてくれるデンマークが恋しいなぁと思ったり。

でもドイツの行政は本当に担当者による対応の差が顕著なので、快く英語で対応してくれる方もいると思います。
それに、普段の生活ではレストランやカフェなど、英語でスムーズにコミュニケーションが取れるのがベルリンの日常なので、快適に過ごしてます。

言語についてはまた別の記事に書こうかな〜と思ってます。

ビデオ講習


ビデオ講習が始まる前に、また担当者からのドイツ語でのアナウンス。これが想像以上に長くて、体感7-8分くらい何かを説明してました(内容は全く分からなかった)。そして質疑応答タイムに入り、目の前のイケてる女の子が何か質問してました。気怠そうに聞いてたと思ってたのにしっかり質問するギャップにきゅん。
ビデオ自体は10分くらいだったかな?と思います。

無事受け取り


ビデオ講習が終わったら、受け取り部屋に行ってローテカルテを受け取ります。
先ほどとは別の担当者でしたが、彼女も英語で対応してくれて無事ゲット!

受け取った証明書は全く赤くはなく、白に近いベージュ?みたい色でした笑
もはやローテカルテじゃないやん、と思ったけどこれが今の正式なローテカルテみたいです。

ちなみに私の他にも英語で対応してもらっている人がちらほらいました。

取得から3ヶ月以内に、勤務先の飲食店からサインをもらわないと無効になってしまうそうです。

おわりに

今回私は、ビザを待っている間にできることはやっちゃおうと思って取得しましたが、取得代の20€を勤務先のお店が補助してくれる場合もあるみたいなので、無理に焦って取得しなくてもいいかもしれませんね。

私の体験談が少しでもどなたかの参考になれば何よりです。
また前回書いたワーホリビザに関して、少し進展があったのでそれについても書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた。


all photo by Shiba

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