【ポケカ】実況アナとしてPJCSを前に伝えたいこと

いよいよ国内最高峰のポケモンの大会、PJCS(ポケモンジャパンチャンピオンシップス2023)が明日に迫りました。

部門によっては、1年間この大会のために頑張ってきた選手もいると思います。全選手が悔いを残すことなく最後まで戦い抜いてくれることを心の底から願っております。

私は、昨年に引き続きカードゲーム部門の実況を担当させていただきます。この記事では、今回のPJCSカード部門の実況に向けた想いなどを記していきます。

より選手に寄り添える実況アナへ

今回のPJCSカード部門の実況をさせていただくにあたり、最大のテーマが"より選手に寄り添えるようになること"でした。

そのために選手としての経験が必要不可欠だと感じた僕は、毎日のようにどこかのジムバトルへ参加し、腕を磨いてきました。
(対戦していただいたみなさん、ありがとうございます。)

ただ、半端な気持ちで参加してもいけないとも思っていました。

自分の行動全てが見られるわけですから。
公式大会を実況させていただいている人間が、カードを雑に扱っていたり、態度が悪かったりしたらポケモンカード全体のイメージを落としかねない事態につながります...

それに、初めてジムバトルに参加した方もいるかもしれません。そういう方に自分と対戦していただくことで「ポケモンカードのプレイヤーはいい人が多いんだな」と思ってくれたらいいなと思っていました。

元々、カードを大切に扱う方だとは思います。
信念として、ポケモンカードに限らずゲームの大会において、ゲームや選手に対してリスペクトがない人間は実況などするべきではないと思い、アナウンサーとして実況と向き合っています。
ただいつも以上に、カードに対して、そして相手選手に対して、リスペクトを持って接していたつもりです。

試合を通してのコミュニケーション

前の記事にある通り、基本的にPJCSまでの期間は、フォレトスex/チオンジェンex/シェイミVSTARを主体としたデッキで戦っていました。

早いテンポで試合が終了するので、試合後、話が聞けそうであれば様々な話を聞いていました。

普段の仕事の話、応援してくれる人の話、一緒に練習してくれる仲間の話...

みなさんにそれぞれドラマがあって、そういった部分も配信で伝えられたらいいなとあらためて感じます。

何よりも選手とポケカのために

こちらも前の記事に書きましたが、基本的にポケカの大型大会においては、配信卓で試合をする選手に直接お話を聞けるタイミングがなかなかありません。

だけど、"選手"と"ともに戦うポケモンたち"を最大限に輝かせたいというのが本音です。

配信卓で戦う選手のみなさんが試合にのぞむ想いを配信で話すタイミングがない代わりに、参加している全選手がどんな想いで戦っているのか実況アナウンサーとして伝えたいと思っています。

PJCSに向けて、ポケモンカードと向き合い、本気で努力してきた選手のみなさんをジムバトルで目の当たりにしていました。配信を見ている多くの方へ、そんな選手の努力が伝わる実況ができたらいいなと思います。

プレッシャーについて

「みなさんを輝かせたい!」という想いと「みなさんの試合を輝かせなければいけない」という使命感の狭間で、自分もプレッシャーを感じることがあります。

特に配信開始の数秒前まで「今回はみなさんを輝かせられる言葉が何も出ないんじゃないか...」という不安で押しつぶされそうになることがあります。

しかし、試合が始まれば、真剣な表情で戦う選手たちを見て、自然と言葉が口から出てきます。

僕が実況できるのは"本気で戦う選手のみなさんがいてこそ"です。

あらためて、本気で戦う選手のみなさんには感謝を伝えたいですし、全力で大会を楽しみ、頑張ってほしいと思います。

去年のPJCS

去年のPJCSの思い出にも少し触れようと思います。

ここ数年、PJCSのカード部門においては、世界王者にも輝いたことがあるイトウシンタロウ選手の真剣度とその活躍に注目が集まります。

しかし、去年は惜しくも準決勝で敗退。

配信のコメント欄やSNSでも「決勝でイトウシンタロウ選手を見たかった」という声が上がっていたのを記憶しています。

1プレイヤーの柴田として、その気持ちは確かにわかります。イトウ選手がPJCS王者となる瞬間は自分も見たいです。

しかし、アナウンサーの柴田としては、その空気の中で決勝を始めるわけにはいかないと感じていました。

日本最高峰の大会の決勝。
「どちらの選手も頑張って欲しい」という空気の中で始まって欲しかったからです。

ですので、決勝進出を果たした2人の選手には全力で取材をしました。

PJCSは、大型大会で唯一、ジュニア、シニアの決勝配信があり、自分はシニア担当から外れていました。
その時間を使って、決勝を戦う2人を見つけ出し、全力で話を聞きました。

マスター部門の決勝の配信の喋り出しを聞いていただければわかりますが、2人にフォーカスした内容になっています。(アナウンサー的にはちょっと喋る量が多く、もっとコンパクトに伝えなければいけなかったかも...とは反省しました。。)

最後に伝えたいこと

ポケカを本気で楽しんでらっしゃる方の中で、今回参加される方、参加が叶わなかった方、いろいろな想いでPJCSを見られる方がいると思います。

全ての方に向けて、配信卓で試合をしていただいた選手が輝くよう、試合の熱さを実況アナウンサーとして届けられたらいいなと思っています。

出場された選手は「また来年も出たい」、出場が叶わなかった選手には「来年こそ優先権を得て出てやる!」
そんな想いになってくれるよう、微力ながら貢献できれば幸いです。

また、ポケカはやっていないけど仲間や家族を応援されるという方や、今、やってみようかなと興味を持っている方に対しても、選手の真剣度、ポケモンカードの楽しさを伝えられるよう頑張ります。

今回は、なんだかまとまりのない文章になってしまった気がしますが今の僕の頭の中ですかね...

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

明日からのPJCS、一緒に楽しみましょう!!

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