見出し画像

絶望と言い訳と孤独。もう一段上がるしか、ない。

コンサル会社に転職してまもなく2年。
休みは月に1-2回、平日14時間勤務、週4日出張ホテル暮らし。
ただがむしゃらに”人の役に立ちたい” ”早く成長して認められたい”という想いで仕事に全力疾走してきた。

先日、弊社の役員の方が自分のお客様へ満足度調査へ伺った。
すると、思いの外お客様から辛口のコメントを頂いた。

「経験不足を感じる」
「業界や技術の知識が浅い」
「個人の見解ではなく会社としての見解も欲しい」
「こちらで設定したゴールや計画を疑って欲しい」 など

とはいえ、お褒めの言葉もたくさん頂いていたが、そんなことは全く頭に入って来なかった。率直にめちゃくちゃショックだった。

自分のこれまでの2年間が否定されているような感覚と同時に、お客様と初対面で自分の仕事ぶりを知らない役員から厳しく指摘を受けたことに、強い絶望感を感じた。

たった30分の断片的な情報で何を言っているんだろう。
そもそも3つもプロジェクトを掛け持ちしていて、全てのプロジェクトが満足に時間を掛けられる訳が無い。
コンサル30年目の先輩と2年目の自分を同じ指標で評価して、文句言われるのは納得いかない。
プロジェクトの状況次第で全然評価結果が変わるでしょ。
もう2年間も継続契約してもらっているんだから、ある程度は満足いただけている証ではないか。

自分が大嫌いな言い訳で頭の中がぐちゃぐちゃになった。

そして、異常なまでの孤独感に駆られた。

結局自分は一人だ。誰も守ってくれない。
毎日たった一人戦場で戦い続けて、安全な司令塔で見ている人たちが文句を言っているだけ。

入社して初めて自分がこの会社に居続ける未来を疑った。
この会社で人の役に立てない、認められないのであれば辞めてやろう。

役員からのフィードバックを受けてからの2週間は絶望感、言い訳、孤独感でぐちゃぐちゃだった。
階段を全力疾走で駆け上がっているつもりでいたが、実は一段も上がっていなかったような感覚。

そんなある日、職場の同僚や上司と飲みに行った。

ほんの少しだけ今の感情を話したり、たわいもない話をしていると孤独感が少しだけ薄まった。

落ち込んでいるのも、言い訳しているのも、時間の無駄だし、クソダサいなと思った。

忙しいことを言い訳にせずに毎日勉強する。
毎日学んだことは記録して何回も復習する。
もっとお客様のことを考えて行動する。
先輩の知恵を借りて、会社としてサービス価値を高めていく。

忙しい毎日を言い訳をして、当たり前のことの優先度を下げてしまっていたのかもしれない。

毎日少しずつ努力をして、俺はもう一段上がるしか、ない。

いいなと思ったら応援しよう!