台湾留学日記 2週目(0906-0912)
9/6 (金) 9日目
オリエンテーションが終わり、授業登録などもさせていただいて、洗濯(寮の中にコインランドリーがある)とかをしていた昨日。授業が始まるまでまた暇になってしまった。このままあと3日間(私は授業が火曜日からなので4日間)暇なのも嫌だなと思い、かつ台中(正直何もねえ)のことをもう少し好きになりたいなと思っていたので、旅に出ることにした。授業始まったらどのくらい暇ができるのかもわからないし。
あと、1人になりたかった。4人部屋は楽しいけど、1人の時間が足りないとも感じる。1人でどこかに遠くに行きたかった。
晴れていたら日月潭、雨だったら美術館に行こうと思って寝ていたら、寝ている間にトイレにゴキブリが出てみんなで起きる。今のところ退治は私の役目で、目を擦りながらトイレら辺にいる黒い物体に殺虫剤をかけまくる。飲食店経験ゆえに慣れているので別にいいんだけど、日常茶飯事なのでちゃんと困っている。おかげで次の日は私も含めた全員朝起きなかった。
色々あって(バスを乗り違えて)日月潭に着いたらもう陽が落ちかかっていており、暗くなるとすることがなくなるため、宿で日記を書いた。これです
サオ族という原住民の料理を食べた(動画も撮ったからいつかアップする)。そういえば台湾に着いてからずっと暇がなかった。國分功一郎先生が私へのサインで書いてくださった「全ての人に暇を!」を実感する。生きるためにはパンだけでなくバラも必要で、バラが今回でいう旅だったのかもしれない。
長距離バスが好きだ。全く知らないところを走るとより良い。ヨーロッパ旅行に行った際、イギリス国内便が飛ばず1人でどっか辺鄙な空港からロンドンまでバスに5時間くらい揺られた時、窓から見える羊の大群や知らない街に住んでいる知らない人に思いを馳せたことを思い出す。あの時はsimカードがなくインターネットが繋がらず、ダウンロードしてあったくるりの「魂のゆくえ」とスピッツの「名前をつけてやる」の2枚だけを繰り返し聞いていた。ヨーロッパの乾燥した空気と日本の音楽はやけに相性が悪く、それにやけに安心した。遠いところにいても自分の好きな音楽によって自分のアイデンティティが守られているような感覚。
今回のバス長距離移動はあまりにも湿度がありアジアだったので日本の音楽との相性が悪いなんてこともなく、andymoriやくるりなど旅を応援してくれるような曲を聞いて自分を元気づけていた。誰かと一緒にいたい気持ちと1人になりたい気持ちのせめぎ合いがある。私って面倒臭いなと思う…。
知らない土地の知らない宿で急に不安に襲われて、一番仲良い女友達に電話したら救われた。私が日本にいなくて寂しいと言ってくれたので、台湾はすごく近いから沖縄にいるくらいの気持ちでいて、と言ったら笑ってくれた。実際に沖縄と気候が近いと思う。私は沖縄にいます!なんくるないさの気持ちでいたい。
9/7 (土) 10日目
引き続き日月潭。地球の歩き方に「夜明けごろの湖が綺麗。一度は見てみたいものだ」みたいに書かれていたので、鵜呑みにして6;30くらいに眠い目を無理やりこじ開けて湖を見たが、曇りの熱海という感じだった。曇りの熱海は曇りの熱海なんだよな。綺麗だったけど。写真だけ撮ってもう少し寝た。
観光客はだいたい乗ると言う水上バスチケットを買う。2箇所止まって好きに帰れるらしい。1箇所目は神社、2箇所目はサオ族の老街で有名な伊達邵と言うところ。思っていたよりも広く、意外と回るのが難しく(本当はここhttps://lade.jp/travel-diary/taiwan/64388/)とか行きたかったんだけどそれは自転車を借りてサイクリングコースを行かないといけなかったりする。
誰か友達と来てたらロープウェー乗ったりサイクリングしてたりしてただろうな、と思いつつも、水上バスから水を体感できてよかった。途中でもめっちゃ話しかけたり話しかけられたりして死ぬほど疲れた。その度に「国際交流!」と思う。
帰ってきて足が棒になっていたが、まだ今日朝ごはんしか食べてねえよと言うことで、台北に海を見に行ってきたらしいルームメイトたちと近くの日本式ラーメン屋に行く。豚骨ラーメンは普通にめちゃくちゃ美味しくて感動。店内で私の大好きなスネオヘアーが流れていて、思わず涙を流した。異国の地で聞く有線の力ってすごい。
日本式と台湾式でラーメンを選ぶことができて、何が違うのか聞いたらしょっぱさとのこと。台湾式はこれが入ってます、とかえし(?)みたいなやつを貰ったんだけどめちゃくちゃしょっぱかった。日本式で大丈夫です!
9/8 (日) 11日目
流石に疲れており何もできず、夕方になんとか起き上がる。カフェに行って作業(動画作ったり事務作業やったり)をするも17:30に閉店してしまい、行き場所を失う。寮にとりあえず戻ると日本人の正規生(4年通う子)たちがご飯を買いに行くところでついていくことに。芋圓(タロイモ、これですhttps://taiwan-ten.com/sweet-taiwan-time/2545)を買う。20歳の時に九份で食べてハマったやつ!と思い出し懐かしい気持ちに。正規生の子たちは明るくてすごかった。ここで4年やっていくんだもんな。ガチ尊敬しか出てこない。
9/9 (月) 12日目
今日から授業が開始なんですが私は月曜日何もないためゆっくり過ごさせていただきました。朝ルームメイトたちが授業に出かけていき、初めて部屋にひとりきりになった。睡眠の質が下がってたぽく結構寝た。夕方には起きて安ハンバーガー屋に行き作業。作業作業言ってるのは・tik tok/Instagram用の動画の編集、MV公開に向けてのやり取り、文章を書く、などのことを言っています。結構頑張ってるつもりだけど要領が悪すぎる。
ちょっとご飯にお金使いすぎてない?と言うことでコンビニでカップラーメンと茶蛋を買って食べてみることに。結論から言うとこれは美味しくも美味しくなくもなかったです。どこのコンビニにも売っている卵(https://motto.tw/taiwan/gourmet/chayedan.html)、私は普通に美味しかった。安いし。ただマジでどのくらいの衛生状況なのかがわからない。賭けだという気持ちで、食べてます。
9/10 (火) 13日目
授業始まりました!いきなり1限(9時)。台湾人の友達が「台湾人は授業に遅刻してでも朝ごはん屋さんに朝ごはんを食べにいく」と言ってたんですけど、そんなことできるわけなかった。私が通う管理学部は寮から一番遠く、池を渡った先にあって15分は絶対必要なため朝から走る羽目に。
そして始まった経済学の授業が…全部英語で…一瞬も何もわからず…私は…本当に困りました。同じ授業内容を同じ時間に英語・中国語・中国語の3つで展開しているらしく(日本にはないスタイル)、ギリギリ中国語ならわかると信じて取りたかったが抽選に落ちており、それで英語になっていたのだった。もう本当に1秒もわからなさすぎたのと、スマホで先生が喋ったのを即時変換してくれるアプリ使って見てたんだけど嘘すぎる翻訳が完成して爆笑したのでやめた。台湾人はマジで英語が喋れる。なんで?私はパッションで英語を喋ることはできるけど、センテンスは理解不可能だよ。来世はインターナショナルスクールに通いたい!
管理学科事務室に走って「I can't understand English!!!!!」と大きい声で叫んだら事務室の人が「直接 中国語の(授業の)方に行って 事情を話してください」と片言の日本語で言ってくれた。ちなみに私は結構ちゃんと大きい声で上記のことを言っています。人に迷惑をかけても、伝えたい、このkimochiを。
先生に直談判して無事に中国語の方の授業受け権利を獲得することができ、安心してカフェへ。中国語も分かんないですけど、でもなんか雰囲気で言いたいことはわかる、ような気がする。英語は心がなくない?てか英語でディスカッションさせられるところだったし。本当に逃げてよかった。
夕方からは中国語発音練習の授業へ。留学生向けと言うよりは台湾人で将来先生になりたい人とかが正しい発音を生徒に教えられるように、みたいな授業だったらしく結構難しかったが、私はワクワクした!先生の中国語がすごくクリアで、勉強してるぜと言う実感があるから楽しかった。大陸の先生が教えてくれる北京語(普通語とも呼ばれる)と台湾の中文は同じなんだけど発音や言い回しがちょっと違ったり、漢字が簡体字と繁体字で全然違ったりと戸惑うことが多く、慣れるまでは結構大変だなと思っている。北京語には存在しない台湾のひらがな(?)ボポモフォと言うものがあり、それも自分で勉強した。大変だった…。
疲れたがハイにもなっており、ルームメイトの子と以前から行きたいねと言っていた火鍋にいくことに。withの男(事情は割愛、台湾人のバディプログラムの人)に教えてもらってここに行ったんだけど、850円くらいでお腹いっぱいになりアイスもジュースも麺も食べ放題で最高だった。火鍋は大辛にしたけど大丈夫だった。四川的な辛さではないからだと思う。一緒に行った子も最高だった。
謎のタレつけて食べた。毎日発見ばかりの日々です。(https://aruku-taipei.com/台湾の鍋のタレの作り方/)
9/11 (水) 14日目
またも1限に。私、日芸でも1限出れたことなかったのにようやってんなという気持ちに。寮だと逃れられない、大学から。企業概論という授業受けさせてもろて、また何言ってるかマジでわからんくて、てか昨日のところで書き忘れたけど私1秒もマーケティング習ったこともやったこともないんで、てかマーケティングできてたらもう売れてるんで!(涙)、それを中国語でやってるわけで、そりゃ茨の道なのはわかってますけど、わかってますけど大変で、でもそもそも台湾に遊びに来たっちゃ遊びにきたし、ついでにマーケティングも学ぼうっていうか、いやそんな軽い気持ちじゃマーケティングは学べるわけないか、いやでも18歳と同じ授業受けてるわけで私お姉さんだし私も毎日中国語話してれば少しはわかったりしないかな…
とか考えるくらいには何言ってるかわからなかった。しかし隣に座っていた可愛い女の子が埼玉大学に半年留学していたらしい少し日本語が喋れる台湾人の子で仲良くなることに成功。私が日本語教える代わりに中国語教えてもらうことになり、授業内容も助けてくれるとのこと。本当にありがとうございます。
その子の日本語検定の本読ませてもらったんだけど、日本語って超難しいなと思いました。正直感覚すぎて説明が全くできず困った。だけど台湾の人で日本語喋れる人多くて、ほんますげーよと思う。刺激になりました!
午後は軽い気持ちで取ったバドミントンの授業の説明があったんですけど、まず体育館が35度で(許せない)汗だくになり先生を待つ。先生が見本みたいなのを見せてくださるんですけど、まず落ちてる羽をラケットで拾うところからスタート、羽つきみたいなのを続けてやるのが次の段階、テストでは体育館から上の観客席みたいなところまで飛ばさないと不合格らしい。マジ?俺お母さんと2人で公園でやったことしかないんだが。運動習慣をつけといた方がいいンゴね〜くらいに思っていたので顎が外れるかと思いました。どうしよう、半年後に私がバドミントンガチ勢になってたら。
9/12 (木) 15日目
えっと、どこから説明すればいいのかわからないんですけど、まず1限に出たんです。偉かった。そしたら中国語でマーケティングの授業だったんですけど、本当にわからなくて、そして先生が激怖で、5分遅刻したら授業受けさせないとかスマホ見たら減点みたいな感じで、いやちょっとわからんから翻訳調べたりするのに使いたいし、いやその前にちょっと難しすぎるこれは、となりまた事務室に走って逃げた。逃げちゃダメだとシンジくんは言うけれど、時と場合による。逃げでしか勝ち取れないこともある!
ほいで授業を変えさせてもろて、留学生向けの台湾文化を知るぜ!みたいなやつにしたら初めて理解のできるレベルの中国語が聞こえてきて心から安堵。本当に限界になってた。25歳が大学で泣いてたら普通に怖いから耐えた。
午後は留学生向けの中国語の授業が二つ。レベル1から4に分かれていて4が一番難しいんだけど、私は前にテストを受けた結果から3を勧められていた。3はちょっと考えれば理解できるレベル。いけるっしょと思って4も受けてみたら、なんか…そのまず雰囲気が日能研みたいな雰囲気で(行ったことないけど)、発言!加点!すぐ次の問題!はいこれ例題です解いて!答えわかる人手をあげて!みたいな漢字でして、ちょっとあの、目を血走らせたらギリギリ理解できるんですけど、なんていうか、負荷がすごくて…やめることにしました♪
言ってなかったけど基本的に台湾の大学の授業は1コマが3時間あります。なのでこの日は朝の9時から始まって、終わったら21;00だった。そして最後に日能研。なんかあまりにも限界になってしまい、また日本式のラーメン食べてしまった。今度はつけ麺。そんなに美味しくなかったし。なんだったんだ!
1週間を終えて
そんな感じで今週は授業選びをさせていただいてました。毎日精一杯です!
合計は21929円でした。旅行とか行ったししゃーない。あとタバコも本当は吸いたくないんですけど、1人になりたくて、1人になる方法が今の所タバコしか見当たりません。本当にすいません。でもどうしたらいいのかわからない!
日記誰が読んでるのか分からないけど意味があると信じ続けてみようと思っています。ただめっちゃ時間かかる!いつか本とかにしたいぜ