今更ながらに
はじめまして。皆様こんにちは。
京都盆地の最北端、まさに京都の市街地の端っこ、京都市左京区にある岩倉という閑静な地域で、しばのき文庫というこじんまりとした古本屋をやっています。
実店舗の開店から約1年半、今更ながらに、日々古本屋として生きていく中で感じたことや考えたことを書き記しておかないと何だかもったいない気がしてきたので、Noteをはじめてみました。
簡単に店主の経歴はと言いますと、京都生まれ、京都育ち。高校を卒業する際は、やりたいことがないからと、将来のアテもないのにセンター試験さえ受けずに浪人生活へ。
そうして人生の一般的なレールから外れて(勝手に途中下車したのだが)ふわふわ漂っているところに、縁あって古物業界に足を踏み入れることになりました。
それからは、古物市場のアルバイトや新刊書店のアルバイトをしながら、築何十年のボロ実家の6畳一間からネットで本を売ることをちょっとずつ覚えて、どんどんと自分の商売のテリトリーを増やしながら、また時には背中を押して頂きながら、2023年には実店舗の古本屋を構えるようになったと言った感じです。
なんだか、いつぞやのニュースで見た、アスファルトを突き破って生えてきた大根のような、お前どうやって生きてこれたんやと言った天然記念物な経歴になってきた気がします。
これまでも何度か、個人的に日記を書き残そうと書き始めては数日で諦めるといった、皆さんにも心覚えがあるだろう(あって欲しい)サイクルを繰り返しており、Noteも続くのかどうか、自分のことながら疑いの目を向けていますが、「古本屋」って身近にいそうで実はあまりいない珍しい職業ランキング上位に食い込む職業だと勝手に自負しているので、そんな古本屋として考えたり感じたりしたことを書き残せたらなと思います。
現在時点で28歳です。
1年先の自分が何をやっているかすら想像も及びませんが、細く長く、50年くらいこの仕事ができたら幸せかなとひそかな野望をかかえてます。
皆さまよろしくお願いいたします。